WordPressの機能を使いこなすためには、レンタルサーバーは切っても切れない縁のツールです。
レンタルサーバーは様々なサービスがあり、料金や容量、特徴など異なってきて、WordPressの導入を検討しているなら、WordPress機能に対応したレンタルサーバーを選ぶ必要があります。
本記事では、WordPressに適しているおすすめのレンタルサーバーを紹介、比較。また、レンタルサーバーの基礎知識などにも触れていきます。
気になるところへ読み飛ばす
慶應義塾大学 環境情報学部 卒業。ベンチャー企業でSE(システムエンジニア)として1年間インターン。人材会社に新卒入社。求人サイトのWebエンジニアと新規事業開発を経験。人材事業を経験した後、マーケティング会社に転職。現在は独立しWordPressやアプリの開発案件をメインにエンジニアの知識を深め、メディア制作を行っている。ブログ歴は6年でこれまで10社以上のレンタルサーバー会社を利用経験がある。詳しいプロフィールはこちら
レンタルサーバーとは

WordPressに適したレンタルサーバーを選ぶには、まずは「そもそもレンタルサーバーとは何か?」を知る必要があります。
すでに知っている人は本章を飛ばしてもらっても問題ありませんが、復習の意味も込めて一読いただけると幸いです。
レンタルサーバーの役割と種類
レンタルサーバーの役割は、言葉の通りで「サーバー機能を貸し出すこと」です。似た様な言葉にホスティングサービスがありますが、ほとんど同義と捉えて良いでしょう。
ネットワーク上で情報やサービスを提供するコンピュータのこと。
出典:国民のための情報セキュリティサイト
逆に、サーバに対して、情報やサービスを要求するコンピュータをクライアントと言います。
そもそもサーバーとは?ですが、端的に言うと、利用者側の要求に対して、それに対応したデータなどを返す機能を有しているコンピュータやプログラムのことを指します。
ホスティングサービスにはいくつかの種類もあるので、以下に簡単にまとめます。
- 共用サーバー:複数の利用者で同じサーバーを利用できるサービスのこと
- 専用サーバー:利用者一人で専有できるサーバーのこと
- VPS(仮想専用サーバー):1台のサーバーで利用者ごとに領域を割り当てて専用サーバーとして扱えるようにしたサービスのこと
- クラウドサーバー:VPSに、さらに利用者の要求に細かく応えられるようにしたサービスのこと
レンタルサーバー代はいくら?
レンタルサーバー代は「1,000円を切るぐらいを見ておけば問題なし」といえます。
ただし、ピンキリであることは念頭に置いておきましょう。
というのも、無料で利用できるレンタルサーバーもあれば、月額5,000円を超えるようなケースもあるからです。
この額の差は、サーバー機能(セキュリティ、処理速度、転送速度など)が高いか、低いかで決まります。
速度を求めないような一般的なサイトを製作する予定であれば、高機能なサーバーは不要なため、1,000円程度で収まるようなレンタルサーバーで問題はありません。
レンタルサーバーのメリット
レンタルサーバーを利用するメリットは以下です。
- 専門知識がなくても問題なく利用できる
- 保守運用をしなくてもよい
サーバーは、知識さえ持っていれば誰でも設置することは可能ですが、その知識というものが、高度な専門知識となるため、サーバー設置までの道のりは非常に長いです。
また、サーバーは日々メンテナンスをする必要がありますが、これも日頃からとなると、なかなかの時間を要する作業になります。
なので、このような面倒を端折るためにレンタルサーバーを利用するわけです。
レンタルサーバーに設置するWordPressとは
そもそもWordPressとは、あくまでも「プログラム」です。
プログラムなので、実行できる場所を提供してあげないといけません。
そこで登場するのがレンタルサーバーというわけです。
レンタルサーバーを用意して、そのレンタルサーバー内にWordPressというプログラムを設置して、ブラウザなどからアクセスできるようにするイメージです。
言い方を少し変えると、WordPressとは、サイトやブログを簡単に作ることができる手段であり、実際に実行するのが、レンタルサーバーという関係性です。
これが「レンタルサーバーに設置するWordPressとは」の回答です。
WordPressに適したレンタルサーバー選びの重要ポイント

実際にレンタルサーバーを選ぶとき、どのようなポイントを押さえておけばよいのか?を迷うところです。以下に、そのポイントを紹介していきます。
①:安すぎず高すぎず適正な価格か?
レンタルサーバー代はいくら?でも解説した通り、レンタルサーバー代は月1,000円を切るぐらいが目安となっています。
これは、WordPressで普通に使う分であれば、これくらいを目安にすると良いというお話です。
沢山のサイトを管理する場合や法人向けのサーバーだと月額5,000円以上するケースもあり、これを高いと感じるのか?安いと感じるのか?はレンタルサーバーのサービス内容次第といったところでしょう。
伝えたい事としては、機能によっては相応の価格になり、それが適正な価格なのか?を確認しましょうということです。
同スペックのレンタルサーバー、同じぐらいのサービス内容で比較をして相場が分かってこれば、視野が広くなり、適切な判断の元、レンタルサーバーの比較が行えるようになるはずです。
また、場合によっては、安すぎるという怪しいレンタルサーバーも見つけるかもしれません。
相場と大きくかけ離れている適正ではない価格の場合は、細心の注意を払って選ぶことを強くおすすめします。
②:WordPress簡単インストールができるか?
WordPressを始めるとき、立ち上げまで楽にいきたいものです。
レンタルサーバーを活用するとなっても楽に導入したいのは、誰しも思うものです。
エックスサーバーやConoHaなどはレンタルサーバーの中には「WordPress簡単インストール」という機能が搭載されているものがあります。
くわえて、WordPressの日々のメンテナンスも簡単にできる機能もあり、非常に楽ができます。
これらの要素もレンタルサーバーを選ぶ上では重要ポイントです(※特に長く続けるのであれば、なおさらです)。
③:MySQL(データベース)が利用できるか?
WordPressはMySQLと呼ばれるデータベースを活用して、さまざまなデータの管理をしていきます。
したがって、レンタルサーバーにMySQLが利用できないと導入することができません。
基本的には、ほとんどのレンタルサーバーは利用できるようになっていますが、稀にできないケースもあります。
また、自分自身でレンタルサーバーへMySQLを使えるように設定などをする必要が出てしまうこともあります。
であれば、最初から利用できるレンタルサーバーを中心に比較をしていくと効率よくサイトの立ち上げができるはずです。
WordPressに適したレンタルサーバーおすすめ5選

WordPressに適したレンタルサーバーを5つ厳選したので、以下に紹介します。
ランキングの算定基準
各カードのイメージ調査と公式サイトの情報に基づき編集部が独自にランク付けしています → ランキングの根拠についてはこちら
エックスサーバー

初期費用 | 無料 |
評価 | |
月額料金(税込) | 990円〜 |
無料お試し期間 | あり |
特徴 | ・国内シェアNo.1 ・高速化技術「KUSANAGI」導入 ・サーバー稼働率99.99%以上 ・直感的に操作しやすい管理画面 |
まずは10日間無料お試し期間を利用
国内シェアMo.01、サーバー速度Mo.1
WordPressに適した(相性のよい)レンタルサーバーは何か?と質問を受けたら、真っ先に頭に思い浮かぶのが、このエックスサーバーです。
理由は単純なもので、WordPress簡単インストール機能を搭載しているからです。
そもそも「どれだけ簡単にWordPressを開始することができるか?」に重きを置いたサービスを提供しているため、相性がよくて当然の話です。
また、サーバー機能としても「速い」「安全」「大容量」と三拍子揃っているため、ストレスフリーでサービスを活用することができます。
当然、費用面でも安い部類(1,000円以下で利用可能)でもあるため、コストパフォーマンスも最高レベルといったところです。
実際、利用しているサイト運営者からの評価も高いので、「レンタルサーバーを比較することが面倒」「別になんでもよい」など、こだわりがないのであれば、エックスサーバーを活用しておけば失敗はないです。
- 「超速サーバー環境」:1台あたり1千万円を超える最新の商用サーバー機器を採用。高速環境《KUSANAGI》技術を導入している
- 「便利機能が充実」:WordPress簡単インストール、WordPress簡単移行、自動バックアップ機能など多彩な機能が使える
- 「安全対策が抜群」:無料独自SSLを始めセコムセキュリティ診断などもできる
- 「実績が半端なくすごい」:18年間のサーバー運用実績でノウハウを持っている。220万以上のサイト運用実績もある。
さらにエックスサーバーの口コミ評判を見たい人は「エックスサーバーの評判・口コミ | メリット・デメリット・料金・感想や比較まで解説」の記事をご覧ください。
ConoHa WING

初期費用 | 無料 |
評価 | |
月額料金(税込) | 687円〜 |
特徴 | ・高速のサイト表示スピード ・初心者でも使いやすい ・独自ドメイン永久無料 |
最大50%オフのキャンペーン中
国内最速のレンタルサーバー
ConohaWING(コノハウィング)は2018年9月からサービスを開始したレンタルサーバーです。
2022年3月現在、非常に勢いのあるレンタルサーバーで利用者を続々と増やしている最中です。
その数、もう40万アカウントを突破しているようで、勢いの凄さを実感できる数字といえるでしょう。
何がそんなにすごいのか?と気になるところなので、以下に簡単に特徴をまとめさせてもらいました。
- 「とにかく速い」:高性能サーバーにより、Web表示の高速化を実現。またPHP8にも対応している。
- 「安定性が抜群」:同時大量アクセスに強い「Nginx」を採用。CPU・メモリなどのリソース保証有。
- 「安全性対策◎」:無料独自SSL、WAF、迷惑メール対策などセキュリティ対策も万全で安心利用可。
- 「多機能で使いやすい」:WordPress関連のプラグインも多く用意したり、とにかく多機能でいろいろできる。
さらにエックスサーバーの口コミ評判を見たい人は「ConohaWING(コノハウィング)の評判・口コミ | メリット・デメリット・料金・感想や比較まで解説」の記事をご覧ください。
シン・エックスサーバー

初期費用 | 920円 |
評価 | |
月額料金(税込) | 770円〜 |
無料お試し期間 | あり |
特徴 | ・高速化技術「KUSANAGI」導入 ・直感的に操作しやすい管理画面 ・厳格なリソース管理 |
今なら月額料金が値下げ中
従来のオールSSDよりも14倍高速
先ほど紹介した「エックスサーバー」が、新たなレンタルサーバーとして、2021年5月31日から提供を開始したサービスです。
革新性と低価格(コスパの高さ)がウリ。ベースのシステムはほぼエックスサーバーと同様のものを使用しており、最新技術が新機能などが迅速に採用される。
管理画面はエックスサーバーと同じで使いやすくなっているので、これからサイト運営をする方だけでなくエックスサーバーを既存で使っていた人の乗り換えなどにもおすすめ。
さらにエックスサーバーの口コミ評判を見たい人は「シン・レンタルサーバーの評判・口コミ | メリット・デメリット・料金・感想や比較まで解説」の記事をご覧ください。
ロリポップ!レンタルサーバー

初期費用 | 920円 |
評価 | |
月額料金(税込) | 220 円〜〜 |
無料お試し期間 | あり(10日間) |
特徴 | ・格安料金が売り ・WordPressを6t0秒で簡単設置 |
まずは無料体験から
ワードプレス利用者満足度No.1
エックスサーバーと双璧をなしていると言っても過言ではない知名度を誇っているレンタルサーバーです。
WordPressにも力を入れており、WordPress利用者満足度No.1を獲得しています(日本マーケティングリサーチ機構調べ)。
最大の特徴はやはりサーバーの安定性でレンタルサーバー稼働率が99.9%という驚異の数字を叩き出しています。
教育機関でも多く活用されていることからも、サーバーの安定性があるという何よりの証明といったところでしょうか。
- 「安定性が抜群」:ロリポップ!アクセラレータと呼ばれるオリジナルの機能を搭載し、アクセス集中時にもサイト表示を安定させてくれる
- 「費用がやすい」:99円から利用できるサービスを用意している。お手頃スペックでも220円程度で利用できる。
- 「サポート体制が◎」:365日24時間のサポート体制でサービスを提供しており、利用者の満足度が90%以上と高い水準となっている。
さらにエックスサーバーの口コミ評判を見たい人は「ロリポップ!レンタルサーバーの評判・口コミ | メリット・デメリット・料金・感想や比較まで解説」の記事をご覧ください。
mixhost

初期費用 | 920円 |
評価 | |
月額料金(税込) | 770円〜 |
無料お試し期間 | あり |
特徴 | ・高速化技術「KUSANAGI」導入 ・直感的に操作しやすい管理画面 ・厳格なリソース管理 |
今すぐ申し込む!
30日間返金保証&長期割あり
表示速度の速さをセールスポイントにしているレンタルサーバーです。
また、WordPressで使われることも想定して、初期設定など簡単にできるようにユーザーインターフェースが工夫されています。
初心者でも簡単にWordPressを開始でき、当然、レンタルサーバーの設定、導入も直ぐにできるようになっています。
最短で90秒で始めることができると謳っているだけのことはある分かりやすさです。
- 「表示速度が速い」:LiteSpeed Webサーバーと呼ばれるサービスで、従来よりも84倍高速になっている。
- 「安定性が抜群」:サーバー端末のスペックが高く多重アクセスがあっても処理速度が落ちない。
- 「セキュリティ対策◎」:DDoS攻撃保護やWAF、IDS、IPSなどセキュリティ機能が標準搭載している。
さらにエックスサーバーの口コミ評判を見たい人は「ミックスホストの評判・口コミ | メリット・デメリット・料金・感想や比較まで解説」の記事をご覧ください。
WordPressに適したレンタルサーバーを一覧表で比較

さまざまなレンタルサーバーがあるため、重要視するポイントを絞って比較表を作成してみました。
目的別にWordPressに適したレンタルサーバーを紹介するため、参考にしてください。
WordPress初心者におすすめのレンタルサーバーはwpx from Xserver
WordPress初心者におすすめのレンタルサーバーは「wpx from Xserver」です。
やはり、WordPressに特化したレンタルサーバーだけのことあって、多機能さでは他の追随を許さないといったところです。
初心者でも扱いやすい機能が多く用意されていること、さらには慣れてきたころにも使える便利機能も多く用意されていること、この2つが要因でおすすめさせていただきました。
エックスサーバー | ConoHa WING | wpX from Xserver | ロリポップ! | mixhost | |
WordPressクイックスタート | ○ | ○ | ○ | △ (ドメイン取得のみ可能) | ○ |
使いやすさ | ○ | ◎ | ○ | ◎ | ◎ |
多機能さ | 豊富 | 豊富 | スゴく豊富 | 豊富 | 豊富 |
費用が安いおすすめのレンタルサーバーはロリポップ!
費用に関しては、圧倒的に「ロリポップ!」です。
もともと安さがセールスポイントのレンタルサーバーのため、当然の結果と言ってもよいかもしれません。
ただし、費用が安い分、ある程度の機能制限があることは理解しておきたいところです。
運営するサイトの性質をよく検討した上で、ロリポップ!の最安値プランでも問題ないときは、迷うことなく一択となるといったところでしょう。
エックスサーバー | ConoHa WING | wpX from Xserver | ロリポップ! | mixhost | |
最安値 | 990円~ | 1,320円~ | 770円~ | 220円~ | 968円~ |
おすすめプラン(1年間) | 13,200円 | 11,172円 | 10,560円 | 9,900円 | 13,068円 |
おすすめプラン(3年間) | 35,640円 | 29,808円 | 27,720円 | 19,800円 | 35,244円 |
最安値プラン(1年間) | 13,200円 | 11,172円 | 10,560円 | 3,960円 | 12,936円 |
最安値プラン(3年間) | 35,640円 | 29,808円 | 27,720円 | 7,920円 | 34,848円 |
WordPressが使える無料レンタルサーバーはXFREE
見出しには「XFREE」と記載させてもらいましたが、XREAでも問題ありません。
非常に甲乙つけがたいところです。
その中でも、強いて差をつけるとしたら転送量です。
XREAは1日1GBという制限があるため、少し気になるところです。
ただ、セキュリティ性能を重要視するのであれば、SSL機能を搭載するXREAにはなります。
このように、どちらに重きをおくのか?を決めた上で、選択するとよいでしょう。
XFREE | スターサーバーフリー | XREA | WordPress.com | |
プラン名 | WordPress機能 | フリー PHP+MySQL | XREA Free | 無料 |
ディスク容量 | 2GB | 2GB | 1GB | 3GB |
マルチドメイン | ○ | ○ | ○ | × |
MySQL | 5個 | 1個 | 1個 | - |
PHP | PHP5,PHP7 | PHP5,PHP7 | PHP5,PHP7,PHP8 | ○ |
データーベース容量 | 100MB | 50MB | 1GB | - |
独自ドメイン | ○ | ○ | ○ | × |
自動広告の有無 | あり | あり(スマホのみ) | あり | あり |
転送量 | - | - | 1GB/日 | - |
SSL機能 | × | × | ○ | ○ |
レンタルサーバーの導入方法

実際にWordPressでレンタルサーバーを導入する方法を、手順を踏んで説明していきます。
ここでは、エックスサーバーを参考に紹介しますが、他のレンタルサーバーでも「やること」は似たり寄ったりです。
したがって、目的のレンタルサーバーの名称に読み替えて、参考にしてもらえれば幸いです。
手順①:[WordPress簡単インストール]を実行
エックスサーバーでアカウントを作成(ユーザー登録)すると、サーバーパネルと呼ばれるメニュー画面が使えるようになります。
そのサーバーパネル上に[WordPress簡単インストール]というメニューがあるためクリックして実行します。
手順②:[WordPressインストール]タブをクリック
手順①を実行すると「WordPress簡単インストール」画面へ移動します。
そこには[インストール済みWordPress一覧]と[WordPressインストール]というタブがあるので、後者を選択。
そうすると、WordPressのユーザー名などを設定できる項目が表示ます。
手順③:WordPressへのインストール設定を行う
以下の内容を設定していきます。
- サイトURL(*1):ドメイン名を選択して末尾にwpと入力(http://ドメイン名/wp)
- ブログ名:ブログ名を入力
- ユーザー名:WordPress管理画面のログインユーザー名
- パスワード:WordPress管理画面のログインパスワード
- メールアドレス:利用者のメールアドレス
- キャッシュ自動削除(*2):WordPressのキャッシュを一定間隔で自動的に削除する機能のON/OFF
- データベース(*3):使用するデータベースを入力する
- (*1):「http://ドメイン名」で利用者のWordPressアクセスを望む場合に末尾の[wp]は空欄にする
- (*2):キャッシュ自動削除機能はサーバーパネル上にある「Corn設定」にて再設定が可能です
- (*3):新たにデータベースを作成する場合は「自動でデータベースを生成する」を選択します
手順④:[確認画面へ進む]⇒[インストールする]をクリック
手順③で入力した内容に問題がないことを確認したら[確認画面へ進む]をクリックします。
そこでは設定した内容が表示されるので、問題ないことを最終確認します。
最後に[インストールする]をクリックして完了です。
手順⑤:完了画面が表示される
インストール完了後、完了画面が表示されることを確認します。
この画面では、手順③で入力した内容を踏まえ、レンタルサーバーにインストールしたWordPressの情報が表示されます。
その表示内容の中で[管理画面URL]のリンクが貼ってあるのでクリックしログイン画面へ移動。
手順⑥:インストールされたことを確認する
手順⑤で移動したログイン画面からユーザー名、およびパスワードを入力して実際にログインをします。
ダッシュボード画面へ移動した後、ブログタイトルが表示されているのでクリックします。
インストール時に設定したブログが確認できたら完了です。
レンタルサーバーに関するよくある質問

レンタルサーバーについて、よくある質問としてまとめたので参考にしてください。
Q.WordPressへアクセスすると文字化けする
PHPのバージョンの関係で文字化けしている可能性があるため、したがって、使用しているバージョンを切り替えてみてください。
切替方法は、各レンタルサーバーで手順が異なるため、各々で確認しましょう。
Q.WordPress管理画面へのアクセスが拒否されます
単純に、ユーザ名とパスワードが変更された可能性があるため、改めて確認しましょう。
変更していない場合は、WordPressのセキュリティ設定によってアクセス制限がかけられている可能性があります。
エックスサーバーの場合は、サーバーパネルにある「WordPressセキュリティ設定メニュー」から確認、変更することが可能です。
Q.ダッシュボードへログインすることができない
レンタルサーバーにWordPressをインストールするときに決定したユーザ名とパスワードを入力する必要があります。
もし忘れてしまった場合は、WordPressのダッシュボード(管理画面)のログインができるページへ移動しましょう。
そこに《パスワードをお忘れですか?》というメニューがあるので、ここで再発行するとよいでしょう。
Q.PHPバージョンを切り替えたら運営サイトが表示されなくなった
利用しているWordPressのプラグインやテーマが、切り替えたPHPのバージョンに対応していない可能性があります。
まずは、改めてPHPを戻してみて表示されるか?確認しましょう。
表示された場合は、プラグインやテーマが対応していない可能性が非常に高くなります。
したがって、利用している機能がPHPのどのバージョンまで対応をしているのか?を確認してください。
対応をしていない場合は、製作した業者などに問い合わせて対応してもらう必要があります(状況によって「サポート外です」と断られるケースもあります)。
Q.テーマやプラグインを更新したらサイト表示されなくなった
更新したテーマやプラグインが、使っているPHPのバージョンに対応していない可能性があります。
テーマやプラグインには、動作保証されているPHPのバージョンが指定されているため、これに合わせる必要があります。
どうしても使用したい場合は、レンタルサーバー側のPHPバージョンを切り替えることが対処法です。
切り替えが難しい場合は、テーマを製作した業者や、プラグインを制作した業者へ問い合わせて、PHPバージョンに対応してもらうようにお願いするしかありません(状況によっては対応してくれないケースもあります)。
レンタルサーバーに出てくる専門用語

レンタルサーバーに限らずですが、この手のIT系の言葉は、とにかく小難しくイメージが湧きにくいケースが多いです。
したがって、ここでレンタルサーバーの話の中で、よく出てくる専門用語の説明を簡単にするので、ご活用ください。
サーバー
ネットワーク上にあるコンピューターの中で、他のコンピューターから要求があった場合、その要求に応じて情報や処理結果を返すコンピューターだったり、ソフトウェアのことをいいます。
要求のことを「リクエスト」、返すことを「レスポンス」と呼称されています。
ネームサーバー
インターネット通信をするときにドメイン名をIPアドレスに変換して名前解決をしてくれるサーバーのことを言います。DNSサーバーと言われることもあります。
データベース
データ自体を整理したり、統合したりして、多種多様なアプリケーションに対して、ユーザから共有や検索、抽出など、再利用をできるようにデータ自体を格納したものです。
WordPressの場合、画像データだったり、動画データだったりを整理して格納しておくモノと理解してもらえれば結構です。
ちなみに、MySQLはデータベースの1つの種類となっています。
SSL
アメリカのネットスケープ・コミュニケーションズ社が開発したセキュリティ機能のことです。
ネット上にある情報を暗号化して安全に送受信することが可能になります。
2022年現在の技術では、暗号化を破ることができないと言われており、非常に強固なセキュリティ機能です。
ドメイン
いわゆるインターネット上の住所です。
例えば、https://www.google.co.jpというURLがありますが、「google.co.jp」がドメインになります。
他にも「https://www.yahoo.co.jp/」は「yahoo.cp.jp」がドメインです。
独自ドメインを用意しておくとSEO対策(検索エンジンに探しやすくする対策のこと)で有利に働く大きなメリットがあります。
PHP
Webアプリーケーションを開発することができるプログラミング言語のことです。
Web上でさまざまなことができることため、高い人気を誇っています。
WordPress上で動作するテーマだったり、プラグインもPHPを用いて開発されていることがほとんどです。
したがって、レンタルサーバーがどのPHPに対応しているのか?くわえて使うテーマやプラグインがどのPHPに対応をしているのか?を確かめながら利用していく必要があります。
PHPには多くのバージョンがあり、基本的には「最新を使っておけばよい」です。
WordPressに適したレンタルサーバーまとめ

WordPressに適したレンタルサーバーはいくつもあります。
したがって、どのような目的に重きをおくのか?を決めてから比較していくとよいでしょう。
分かりやすいところでいけば「費用」です。
ただ、安すぎて欲しい機能が搭載されていなかったということもあるでしょう。
その場合、昨今のレンタルサーバーはデータの引っ越し作業が簡単にできる機能も提供されているので、さほど大きな問題になりません。
とはいえ、完璧にデータ移行ができるか?と問われるとケース・バイ・ケースなので、なんともいえない部分もあるのも事実です。
このようにいろいろと悩んでしまうようであれば、記事中にも記載しましたが、エックスサーバーを使っておけば間違いはありません。
ともあれ、どのレンタルサーバーも素晴らしいので悩んでしまいますが、どれを選んでも大きな失敗はしないため、力を抜いて比較をしてみてください。
また、無料体験サービスを用意しているレンタルサーバーもあるので、こちらもうまく活用していくとよいかと思います。
レンタルサーバーでWordPressを導入した後はテーマも必要になってきます。WordPressのおすすめテーマも紹介しているので参考にして下さい。
コメント