- VPNを選ぶなら何を比較するべき?
- 2024年おすすめのVPNは?
- 有料と無料があるけど無料じゃダメなの?
現代ではインターネットの利用が必要不可欠となっています。国土交通省によると国内企業のテレワークの割合は約26%で、多くの企業はリモートワーク・安全な拠点間通信に必要なVPN通信を利用します。また、個人でも海外で日本のサイト・動画コンテンツを楽しむ為にVPNを利用する人が増えています。
VPNの利用を検討するうえで「有料VPNと無料VPNは何が違うの?」「わざわざ有料VPNを選ぶ必要あるの?」というような疑問を持つ方は多いことでしょう。
有料VPNと無料VPNにはそれぞれ特徴が異なりますが、安全なインターネット通信を求めるのであれば有料VPN一択といえます。
今回は、有料VPNサービスと無料VPNサービスの違いについて確認したうえで、有料VPNの選び方やメリット・デメリット、おすすめのVPNサービスなどについて紹介します。
上記のなかで自分に合ったVPNサービスを見つけるためには、下記の項目を重視して選ぶことが大切です。
- 目的別に自分に合うVPNサービスを紹介
- VPNの基本的な知識を初心者向けに解説
- 無料VPNと有料VPNそれぞれの違いについて
- VPNを利用する上で抑えておきたいポイント
- VPNは違法では無いが国によって規制法が異なる
利用する際の注意点も解説しますので、安全に利用できるVPNサービスを探している方は、ぜひ最後まで記事をご覧ください。
おすすめVPNサービス | |
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VPNはしたほうがいい?初心者向けに図解で分かりやすく解説
VPNとは「Virtual Private Network」の略であり、仮想専用線という意味を持ちます。フリーWi-Fiなどの公衆ネットワーク(Public Network)は情報を盗み見されたり改ざんされたりするリスクがあるため、安全とはいえません。
そこで、通信内容を暗号化して匿名でやり取りできるVPNを利用することで情報が保護され、安全な通信が可能になります。
VPNは専用線よりも低料金で専用線に近い通信が確保できるため、第三者にIPアドレスが漏れるリスクを減らせます。
物理的な専用線よりもコストパフォーマンスが高く、リモートワーカーなどが多く利用しています。
VPNを利用し暗号化をすればデータを解読されない
インターネット通信が暗号化されていないと、サイバー攻撃の対象となり、顧客が入力したクレジットカード情報などが第三者によって盗まれる可能性があります。
そこで、ユーザーが使用するブラウザとサーバー間の通信を「暗号化」することにより、データが第三者に解読されることのない、安全なインターネット環境を整備することが可能になります。
フリーWi-Fiはデータが暗号化されておらず危険
未暗号化の無料Wi-Fiは、プライバシーの侵害やスマートフォンのウイルス感染など、悪意あるユーザーによる危険が存在しているのは確かです。
業務に関わる重要な情報が漏洩した場合、大規模な損失を招く可能性があります。
しかし、VPNを用いることで、仮想的な専用ネットワークを介して常時暗号化された通信が可能となり、第三者による情報の窃取や傍受のリスクを大幅に低減できます。
また、マルウェアやウイルスを防ぐ機能を持つVPNも存在しますので、スマートフォンで無料Wi-Fiを使用する際には、VPNの活用を強く推奨します。
VPNサービスが必要なケース
地域限定サービスを利用したい(地域制限の解除)
動画ストリーミングや音楽配信サービスなどを利用する際、VPNが必要となるシチュエーションがあります。
特定の地域からのアクセスのみを許可し、それ以外の地域からのアクセスを制限することを、ジオブロック(地域制限)と呼びます。
サービスの提供元は、ユーザーのIPアドレスからアクセス地点を判断し、特定の地域外からのアクセスの場合、利用を制限するかブロックすることがあります。
VPNを利用すれば、ユーザーの実際のアクセス元は特定されず、代わりにVPNサーバーの場所がアクセス地点として認識されます。
例えば、海外から日本限定のサービスを利用したい場合、日本のVPNサーバーに接続することでジオブロックを避け、日本在住者として認識されることができます。
フリーWi-Fiを安全に利用したい
データが保護されていない公開Wi-Fiでは、個人情報が他人に盗み見られたり、スマートフォンがウイルスに感染する危険性をはらんだユーザーも存在します。
業務上の秘密情報が漏洩すると、深刻なダメージが発生することがあります。
こうした状況に対処するために、VPNを使用すれば、仮想の専用ネットワークを通じて情報は常に暗号化され、通信するため、第三者による情報の盗み見や盗聴のリスクを大幅に減らすことができます。
マルウェアやウイルスを防ぐVPNもありますので、スマートフォンで公開Wi-Fiを使用する際には、VPNの使用を強く推奨します。
政府機関の閲覧を回避したい
中国やロシアなど一部の国では、政府がインターネットの情報を常に監視し、検閲する場合があります。
この目的は、政府にとって好ましくない情報や国民から不満が生じる可能性のある情報を、国民が知らないようにすることです。
検閲が行われている国でインターネットを使用すると、サイトによってはアクセスが遮断されてしまうこともあります。
しかし、VPNの利用により、政府の検閲を回避し、サイトへのアクセスが可能となることが期待できます。特にネット規制が強い中国でのVPN需要は高いです。したがって、検閲が存在する国に旅行する際には、VPNは必須のツールと言えるでしょう。
有料VPNサービスと無料VPNサービスの違い
有料VPNと無料VPNの違いは、性能とセキュリティに差があります。
無料で利用できる無料VPNのほうがお得に感じるかもしれませんが、有料VPNのようなセキュリティ性能が保証されていない場合もあるため確認が必要です。
まず有料VPNの最大の特徴としては、セキュリティレベルの高い通信が行えることが挙げられます。
まとめると、次のような特徴があります。
有料VPNサービスの特徴
- 高いセキュリティレベル
- 安定した高速通信が可能
- サーバの拠点数が豊富
- 複数の端末で同時接続に対応
- 通信量や帯域幅が無制限
- アプリが提供されている
快適かつ安全にインターネットを利用したいのであれば、有料VPN一択でしょう。
反対に、無料VPNの特徴としては次のようなものがあります。
無料VPNサービスの特徴
- 無料でVPNが利用可能
- 通信の速度が遅く安全性は低い
- 通信量や接続台数に制限
- サーバの拠点数が少ない
- 複数の端末で同時接続できない
無料で利用できるとはいえ、安全性が保証されていないため情報漏えいのリスクもあることを押さえておきましょう。
特に仕事関連のパソコンを海外や出張先で利用する場合は注意してください
失敗しないVPNサービスの選び方
有料VPNを選ぶ際に失敗しないためには、次のような項目を見ると良いでしょう。
まずは、快適な通信速度かつ、セキュリティレベルの高い通信が可能なサービスを選ぶことがおすすめです。セキュリティについては、暗号化の規格や採用しているプロトコル、ノーログポリシーの有無などを確認してください。
また、サーバー数が多いVPNを選ぶことで、通信が不安定な時に別のサーバーへの切り替えが可能です。
そして、料金や同時接続台数については利用環境や目的に適したものを選ぶようにしましょう。万が一の際のサポート体制についても確認し、いざという時に迅速に対応できるようにしておくことがおすすめです。
① 通信速度
VPNの利用目的が動画視聴の場合は、特に速度に注意が必要です。
画質によりますが、動画をスムーズに視聴するためには一定の速度が求められ、その速度を下回ると動画が途切れたり、ローディングに時間がかかるなどの問題が生じます。
筆者が過去に使用した有料VPNの中には、動画の再生自体は問題ないものの、巻き戻しや早送りの際のローディング時間が長いというものがありました。
② セキュリティレベル
VPNプロバイダがどの程度プライバシー保護に取り組んでいるかは、非常に重要な点と言えます。
仮に、プロバイダが閲覧したサイトやダウンロードしたファイル、使用したIPアドレスなど、あなたを特定するための情報を記録しているとしたら? 個人情報が漏れるリスク、あるいは情報が転売される可能性があると思いませんか?
確認したいポイントとしては、VPNサービスが「ノーログポリシー」を実施しているかどうかです。しかし、運営上、特定の個人を識別できない最小限の情報を保有することは多いです。これは、なかなか避けられない事情でしょう。
VPNプロバイダは、情報を取得する能力を持っています。だからこそ、情報を記録しない「ノーログポリシー」を掲げているVPNを選択することが肝心です。
③ サーバー設置国
自分がアクセスしたい国にサーバーが存在するかどうかをチェックすることも重要です。
例えば、海外から日本のサイトに接続したい場合、日本にサーバーが無いとそれは不可能になります。
海外のVPNプロバイダは、日本のプロバイダと比較して、サーバーを設置している国の数や、サーバーの数自体が圧倒的に多いです。例えば、ExpressVPNは105カ国に3,000以上、NordVPNは111か国に6,400以上のサーバーを有しています。
さらに、いくつかの動画配信サービスでは、VPN経由の接続が制限されている(=視聴不可)場合もあるため、無料試用期間中に自分が利用したいサービスが使用可能であるかを確認することをおすすめします。
④ 料金
VPNサービスを選ぶ際には、提供プランや料金設定も重要な選択基準となります。VPNサービスは有料と無料の両方が存在し、その料金体系により提供する機能やパフォーマンスに違いが生じます。
そのため、自身の要求や予算に適したサービスを選択することが必要です。
⑤ 同時接続台数
VPNサービスは通常、一度に接続できるデバイス数に1~10台の制限があるものが多いです。
ビジネス規模に応じて多数のデバイスを必要とする場合は、使用可能なデバイス数を確認することが大切です。家庭内使用や個人利用のVPNであれば、特にデバイス数にこだわる必要はないかもしれません。
しかし、大量のデバイスを運用する企業の場合、デバイス数に制限がないプランを選択することを推奨します。
⑥ サポート体制
問題が生じたときや疑問点がある場合、迅速かつ適切なサポートを受けることができるかは、VPNサービス選びにおける重要なポイントです。例えば、接続問題や設定のトラブルなどが起こった場合、正確な助言や解決法を提供できるサポート体制があると、VPNの利用が円滑になります。
さらに、セキュリティに関する心配やプライバシーに関連する質問についても、充実したサポート体制があれば、専門的なアドバイスが受けられて安心です。
そのため、選択する際にはVPNサービスのサポートの種類と方法をしっかりと確認しましょう。年中無休24時間のサポートが提供されているか、またライブチャットや問い合わせフォームといった使いやすいコミュニケーション手段が用意されているかも確認すべきです。さらに、返答速度も重要な要素で、早く適切な答えを得るためには、返答が遅れないことも確認しておきましょう。
これらの観点を考慮し、VPNサービスのサポート体制がしっかりしているかを確認し、自分のニーズに最も適したサービスを選びましょう。
海外のVPNサービスだと対応が英語のみの場合があります。日本人スタッフのサポート対応を求める場合は、日本企業が運営するMillenVPNやセカイVPNは日本人が完全サポートしてくれるので安心です。
有料VPNサービスのメリット・デメリット
ここからは、有料VPNのメリット・デメリットについてそれぞれ紹介します。
メリットとデメリットの両面を理解したうえで利用を検討し、納得できるサービスを選んでいきましょう。
メリット
有料VPNを利用するメリットとしては、次のような項目が挙げられます。
- フリーWi-Fiを安全に利用できる
- 海外のサービスへアクセスできる
- 航空券やホテル、サブスクリプションサービスが安く利用できる
有料VPNは暗号化されたセキュリティレベルの高いインターネット通信が可能なため、カフェやファミレスなど公共施設のフリーWi-Fiを安全に利用できます。
フリーWi-Fiは情報を監視されたり抜き取られたりする可能性があるため、仕事などで利用する機会が多い方はVPNの導入がおすすめです。
また、VPNを使うことで日本にいながら海外のサービスやコンテンツにアクセスできるようになります。日本からは利用できないサービスやコンテンツを利用する場合、VPNが必要です。
さらに、海外のサーバーを利用することで航空券やホテル、サブスクリプションサービス(NetflixやYouTube Premiumなど)が安く使えるようになります。
詳しくはサブスクが安くなるおすすめVPN5選!お得に節約できるやり方を紹介をご覧ください。
デメリット
有料VPNは快適で安全な通信、また海外のサービスを利用するために役立ちますが、一方デメリットとしては以下のようなものが挙げられます。
- お金がかかる
- 通信速度が落ちる
- 必ずしも安全とは限らない
当たり前ですが有料サービスなので利用にはお金がかかります。
利用するサービスや環境、目的によって支払い料金は異なるため、ご自身に合わせたVPNサービス・プランの選択をすることがポイントです。
有料VPNのサービスのなかには長期間の利用で月あたりの料金が安くなるプランもあるため、事前に複数のサービスを比較検討してみると良いでしょう。
また、VPNを利用するとVPNサーバーを通して通信が行われるため、通信速度が落ちることがあります。できる限り快適な通信を行うためには、通信速度が認められている大手サービスを選ぶことがおすすめです。
有料VPNを利用しているからといって必ずしも安全とは限らないため、注意が必要です。有料VPNは基本的には高いセキュリティレベルが保証されているので安心ですが、絶対に情報漏えいが起こらないとは限りません。しかし、無料VPNに比べた時の安全度の違いは一目瞭然です。
このようなデメリットについても理解したうえで、自分に合ったVPNを選ぶようにしてみてください。
月額料金が安い有料VPNサービスを徹底比較!プランと契約年数によって月額料金が変化
有料VPNでどこが一番安くてお得なのか各サービスの料金を比較にして一覧表にしました。
調べた結果、最初に契約するプランと契約日数によって月額料金が大きく変わることが判明。どのプランでも用意されている1ヶ月プランと長期プラン(1年〜3年)で最安値が異なるので、2パターンで金額を比較しました。
長くVPNを利用するなら長期プランを選択すると割引が適用されるので1ヶ月当たりの費用を抑えることができる
長期プランのほとんどが2年まで用意されているがサービスによっては1年、3年が用意されています。
契約する期間が長ければ1ヶ月当たりの値段は安くなるので、おおよそ2年契約を目処に月額料金を計算するのがベストです
1ヶ月支払いで最安値はスイカVPNが一番お得!短期的で契約するなら月払いがマスト
サービス名 | 1ヶ月で契約した時の 料金(税込) |
---|---|
1,097円 | |
1,100円 | |
1,496円 | |
1,790円 | |
1,894円 (12.95ドル)※ | |
2,110円 | |
2,308円 |
1ヶ月プランだと、どのサービスも割引が適用されない通常価格で提供されています。その中でも最安値は国産VPNサービスのスイカVPNの1,097円になります。
有料VPNサービスを1ヶ月契約した場合、平均1,500円〜1,800円ほど費用が発生すると考えておくといいでしょう。
1ヶ月の利用だけでなく、長期プランで長く利用したいなら総合的にNordVPNが一番損をしません。
後述する長期プランであれば割引が適用され1ヶ月当たりの料金がグンと安くなりますが、海外旅行や出張先で短期的にVPNを利用するのであればスイカVPNが最もコスパ良いサービスというのが分かります。
長期契約で見るとSurfsharkが月額308円と一番安いがドル相場なので変動あり
サービス名 | 長期で契約した時の 月額料金(税込) |
---|---|
2年プラン | 308円 |
2年プラン | 320円 |
2年プラン | 396円 |
2年プラン | 500円 |
2年プラン | 878円 |
1ヶ月単体の利用だと割引なしの料金ばかりでしたが、長期利用すればどのサービスが割引適用されます。
ほとんどのサービスが24ヶ月(2年契約)プランの契約で約60〜80%の割引が適用されるため、安いサービスなら1ヶ月当たり約300円前後で利用できます。
1ヶ月の支払いならスイカVPNが一番安い金額でしたが、長期の支払いになると他サービスの方が月単位で見ると安くなり、長く続ければ続けるほどトータル額では損してしまいます。
つまりご自身が利用する期間によってVPNサービスも異なるので注意が必要で、長期的にVPNを利用するのであれば12ヶ月や24ヶ月の長期プランで契約するのが絶対にお得だと覚えておきましょう。
ただし、海外VPNサービスは料金がドル表記となっており、日々価格が変動するので円高になれば比較表の順位は大きく入れ替わります。
月額料金の安さだけにスポットを当てればCyberGhostやSurfsharkで間違いありませんが、VPNの通信速度や繋がる国の数などサービスの総合的な評価で比較するとNordVPNやSurfsharkが利用者も多く支持されています。
【2024年】VPNサービスの比較一覧表 | 日本でよく使うVPNは?
有料VPNは、各サービスによって料金や特徴が異なります。
今回は以下の13つの有料VPNサービスについて、月額料金・同時接続可能なデバイス数・設置しているサーバー数を比較しました。
以下の表にて、おすすめVPNの各サービスの特徴をご覧ください。
NordVPN | ExpressVPN | Surfshark | MillenVPN | CyberGhost | ProtonVPN | スイカVPN | セカイVPN | IPVanish | PureVPN | VyprVPN | Google One VPN | RAKULINK VPN | |
月額料金 | 500円〜 | 1,894円〜 | 308円〜 | 396円〜 | 320円〜 | 814円〜 | 878円〜 | 1,100円〜 | 449円〜 | 294円〜 | 751円〜 | 380円〜 | 1,202円〜 |
サーバー数 | 6,000台以上 | 3,000台以上 | 3,200台以上 | 1,300台以上 | 9,260台以上 | 1200台以上 | 世界45都市 | 10ヶ国 | 2,000台以上 | 6,500台以上 | 700台以上 | 1,625台以上 | 不明 |
通信速度 | 高速 | 高速 | 通常 | 遅い | 通常 | 通常 | 遅い | 通常 | 高速 | 高速 | 通常 | 通常 | 遅い |
同時接続台数 | 最大6台 | 最大5台 | 無制限 | 最大10台 | 7台 | 47台 | 3台 | 無制限 | 最大10台 | 最大10台 | 最大10台 | 最大5台 | |
保証内容 | 30日間の返金保証 | 30日間の返金保証 | 30日間の返金保証 | 30日間の返金保証 | 45日間の返金保証 | 30日間の返金保証 | 30日間無料 | 30日間の返金保証 | 30日間の返金保証 | 31日間の返金保証 | 31日間の返金保証 | 返金保証なし | 1週間無料体験 |
料金については、NordVPNやMillenVPNが安く利用できます。ただし、1年プランや2年プランの場合は月当たりの料金が異なるため、後述する各VPNサービスの紹介をご覧ください。
また、IPVanishとSurfsharkは同時接続可能なデバイス数が無制限のため、通信環境を気にすることなくVPN接続を行えるでしょう。さらに、NordVPNが最もサーバー数が多く、ExpressVPNは最も多くの国にサーバーを設置しています。
全てのVPNサービスでは30日間の返金保証期間を設けているため、契約後の解約も可能です。ご自身のインターネット環境に合わせて有料VPNサービスを試し、適したものを選ぶようにしてください。
【2024年】有料VPNサービスおすすめ13選!安くて安全なサービスを紹介
ここからは、おすすめの有料VPNについて、それぞれの特徴やおすすめポイントなどを紹介していきます。
※各サービスで紹介している料金は、2024年11月現在の価格・為替ルートを元に記載しています。
VPNによって特色が異なりますので、VPN選びの参考としてご覧ください。それでは、一つずつ解説していきます。
NordVPN
料金 スタンダードプラン | 1ヶ月:2,070円 1年:730円/月 2年:480円/月 |
主な特徴 | 安定した高速通信とセキュリティ 日本語の問い合わせ対応可(24時間) 60カ国の地域のサーバーが利用できる |
通信速度 | AV-TEST GmbH(独立研究機関)によると、 史上最速のVPN |
セキュリティ | 最新のセキュリティテクノロジーを活用 |
保証内容 | 30日間の返金保証 |
対応OS | 全てのOSに対応 |
NordVPNは、高いセキュリティレベルと快適な速度を保った通信が可能な、コストパフォーマンスに優れた有料VPNサービスです。世界最強サーバーとも呼ばれており信頼度は高く、初めて有料VPNを利用する方にもおすすめです。
NordVPNの特徴として、次のようなものがあります。
- 帯域無制限で快適な通信が可能
- 世界111か国に6,400台以上のサーバーが完備
- 高度なセキュリティ対策(脅威対策やダークウェブモニタリング)
- 1つのアカウントで最大6台まで接続可能
- 専用アプリの操作が簡単
NordVPNは帯域が無制限のため、通信量を気にすることなく快適な通信が行えます。世界111か国に6,400台以上のサーバーが設置されていることで、自分の居場所や環境に合わせたサーバーが選択可能。
他社VPNに比べてやや料金は高めですが、通信速度や回線の安定さ、サポート体制・セキュリティ強度で考えると料金以上の価値がありおすすめです。
圧倒的なセキュリティ対策が魅力的で安心
NordVPNは脅威対策機能やダークウェブモニタリングも備えており、マルウェアやトラッカーなど、日常的なオンラインのサイバー脅威・情報漏洩から守ってくれます。
また、暗号化システムは軍事レベルであるAESの256ビット、プロトコルは信頼度の高いIKEv2/IPsecおよびOpenVPNプロトコルを採用しているため、セキュリティレベルの高い通信が行えます。
そのほか、1つのNordVPNアカウントで最大6台まで同時接続が可能です。仕事で複数の端末を扱ったり、家族間でアカウントを共有したりしたい場合に向いているでしょう。誰でも簡単に専用アプリを使い、VPNサーバー接続が簡単に行えます。
ExpressVPN
料金 | 1ヶ月:12.95ドル/月 6ヶ月:9.99ドル円/月 12ヶ月年:8.32ドル/月 |
主な特徴 | 通信速度に特化している |
通信速度 | VPNネットワークにおいて速度を重視 |
セキュリティ | AESと256ビット鍵(アメリカ政府と同じ暗号規格) |
保証内容 | 30日間の返金保証 |
対応OS | Android、iOS、Windows、Mac、 Linux、Amazon fire TV、Apple TVなど |
ExpressVPNは、帯域無制限の高速通信が可能なことが特徴の有料VPNサービスです。VPNサービスを選ぶうえで、高速通信を求める方におすすめです。
ExpressVPNの主な特徴は、以下の通りです。
- 独自のLightwayプロトコルを採用し高速通信に対応
- 105か国に3,000台以上のサーバーを設置
- 日本サーバーにも対応し海外からのアクセスが可能
- 帯域幅は無制限で安定した通信が可能
- 最大5台のデバイスで同時接続に対応
独自のLightwayプロトコルを採用したことにより、高速で安定した通信が可能です。VPNを利用すると通信速度が落ちる傾向にありますが、ExpressVPNは比較的速度を落とさずにインターネットを利用できます。
また、105か国に3,000台以上のサーバーを設置しており、環境や目的に合わせて最適なサーバーを選べます。日本サーバーは3つあるため、海外から日本のコンテンツを試聴することも可能です。さらに、帯域幅は無制限のため通信量を気にすることなく通信できます。
最大5台のデバイスでの同時接続に対応し、アプリをダウンロードしてすぐにサーバーに接続できる手軽さも特徴です。
Surfshark
Surfsharkは安全な通信が低価格で利用できる有料VPNサービスです。長期間の利用で安くVPN通信が行えるため、コストパフォーマンスを求める方におすすめです。
Surfsharkの主な特徴として、次のようなものがあります。
- 1年プランや2年プランで格安に利用可能
- ログなしポリシーの徹底
- MultiHopやキルスイッチによる強いセキュリティ対策
- 台数無制限で同時接続が可能
- サポートは24時間365日対応
Surfsharkは1年プランや2年プランなどの長期利用で安くなるため、VPNを継続的に利用する予定のある方はお得に利用できます。
セキュリティ面においては、ログなしポリシーを徹底しているほか、複数の国を介して通信を行うMultiHopやVPN接続の切断と同時に通信が切断されるキルスイッチを採用しています。データの不正利用や漏えいを防止する取り組みにより、安全な通信が可能です。
また、同時接続台数は無制限、サポートは24時間体制のため、安心してVPN接続が行えるでしょう。
\80%以上割引お買い得セール/
MillenVPN
MillenVPNは2016年に設立された日本のインターネット会社のアズポケット株式会社が運営している国産VPNサービスです。
月額396円から使える手軽さでありながら、日本の憲法及び法令を遵守し、総務省への届出も実施している(届出電気通信事業者 E-28-03926)合法的に運営されているサービスであり、運営元が海外や素性が知れない怪しいVPN業者とは根本的に信頼や安心感が違います。
料金 | 30日:1,738円/30日 1年:594円/月 2年:396円/月 さらに料金プランを詳しく見る |
主な特徴 | ・日本語対応で使えるサーバーが数が多い ・料金が安く同時接続台数は10台 ・日本企業が運営している安心と信頼性 |
通信速度 | 普通 |
セキュリティ | 256ビットAES暗号化/DNSリークの対策 |
保証内容 | 30日間の返金保証 |
対応OS | 全てのOSに対応 |
VPNは海外サービスが多い中で、MillenVPNは日本企業が運営している安心と信頼感が違います。日本を含む50カ国に設置されている1,300台以上ものと使えるサーバーが多く、同時接続数は10台まで。何より日本企業が運営しているので、サポートやマニュアルなどは全て日本語で対応してくれます。
初めて利用する場合、使い方に迷う初心者も多いので、日本語で対応してくれるならいざという時の安心感は海外VPNとの大きな差別ポイントになります。
\安心して試せる30日間返金保証/
CyberGhost
CyberGhostは、Netflix(ネトフリ)でジブリが視聴可能な国は少ないですが、そのほかにAmazonプライムやDisney+などのストリーミング専用のサーバーがあるため、海外のさまざまなコンテンツを楽しみたい方におすすめです。
サーバーがストリーミング一覧から簡単に探せたり、日本語でのサーバー検索に対応していたりするため、VPN初心者でも安心して使えるでしょう。
\45日間の返金保証付き/
ProtonVPN
料金 | 1ヶ月:9.99 €/月 12ヶ月:5.99 €/月 24ヶ月:4.99 €/月 |
主な特徴 | 高いセキュリティでプライバシー保護に特化 |
通信速度 | 他のVPNに比べてやや劣るが、VPN Acceleratorを使うことで改善される |
セキュリティ | 業界標準のAES-256ビット暗号化OpenVPNを採用 ログなし方針の徹底 |
保証内容 | 30日間の返金保証 |
対応OS | 全てのOSに対応 |
ProtonVPNは、中立国であるスイスを本拠地とした、セキュリティレベルの高い通信が可能な有料VPNサービスです。データ管理に徹底しており、フリーWi-Fi環境下のデータ通信や海外コンテンツへのアクセスを安全に行えます。
ProtonVPNの特徴としては、以下のようなものが挙げられます。
- 軍事レベルのAES-256ビット暗号化に対応
- プロトコルは最新のOpenVPNを採用
- ログなしポリシーの厳しい情報管理を徹底
- 無料版もあるためお試し通信が可能
ProtonVPNの最大の特徴は高いセキュリティレベルの通信が行えることであり、暗号化はAES-256ビット、プロトコルはOpenVPNを採用しています。
また、本拠地であるスイスはデータ管理の法律が厳しく、ログなしポリシーの徹底により政府はデータの開示をすることができません。そのため、より安全なインターネット通信が可能です。
ProtonVPNには無料版もあるため、まずは無料版で通信の安定性や利便性を試してみると良いでしょう。
\30日間の返金保証あり/
スイカVPN
料金 | 998円/月(1カ月プラン) 953円/月(3ヶ月プラン) 899円/月(6カ月プラン) 853円/月(1年プラン) 799円/月(2年プラン) |
主な特徴 | ・中国でも評価が高いVPN ・サポートが日本語対応 |
接続デバイス数 | 47台 |
サーバー設置数 | 世界45都市 |
保証内容 | 30日間無料 |
おすすめな人 | 中国で日本のサービスにアクセスしたい人 短期的にVPNサービスを利用したい人 |
スイカVPNは、株式会社MAJ Techが提供する国内産のVPNサービスで、中国でのVPN利用に特化しているのがその特徴です。
通常、中国からはアクセス不可能なサービスへも利用できるという特長を持っており、中国内で日本と同様のインターネット環境を希望するユーザーには非常に便利なサービスと言えます。
ただし、ノーログポリシーについての言及がないため、セキュリティ面では高評価を得られません。また、アプリはAndroid専用であり、iPhoneからは利用できないという欠点もあります。
\海外から動画サイトが見れる/
セカイVPN
料金 | 1,100円/月 |
接続デバイス数 | 3台 |
サーバー設置数 | 不明 |
セキュリティ | 最新の暗号化技術で安全なセキュリティ対策を実現 |
保証内容 | 最大2か月無料 |
対応OS | Windows/macOS/ iOS(iPhone、iPad)/Android |
おすすめな人 | 日本語での丁寧がサポートを求めている方 |
セカイVPNは、株式会社インターリンクが提供する国産のVPNサービスです。
セカイVPNの一番の魅力は、その無料試用期間の長さです。他のVPNサービスが30日間の返金保証や2週間の無料試用期間を設けているのに対し、セカイVPNでは2ヶ月間無料でサービスを試すことができます。日本語によるサポートが充実しているため、初めてVPNを利用する方でも安心してトライすることが可能です。
しかし、長期利用に向いたプランが用意されていないため、長期間利用を考えているユーザーにとっては費用が高くなる可能性があります。さらに、同時に接続できるデバイス数が3台に制限されているため、多数のデバイスでVPNを使いたい方には不向きかもしれません。また、「セカイVPN」ではノーログポリシーが明記されていないため、企業での利用は控えたほうが良さそうです。
料金は月額1,000円(税抜)で、長期契約による割引は提供されていません。
「セカイVPN」は、海外から日本国内のサービスを使いたい方や、海外限定のサービスを利用したい方に特におすすめのサービスと言えます。
\安心して試せる30日間返金保証/
IPVanish
料金 | 1ヶ月:7.99ドル 1年:3.59ドル/月 2年:2.99ドル/月 |
主な特徴 | 通信速度と強力な暗号化で安定した通信が可能 |
通信速度 | VPNプロバイダの中では高速 |
セキュリティ | AES-256による暗号化(軍事レベル) |
保証内容 | 30日間の返金保証 |
対応OS | Mac, Windows, Android, iOS, Linux, Fire TV, Windows phone, Chromebook, Router(DD-WRT, Tomato)など |
IPVanishはセキュリティレベルの高い通信が行えることが特徴の有料VPNサービスです。豊富なサーバー数と高いセキュリティ性能により、VPN初心者でも安心してインターネット通信が行えるでしょう。
IPVanishの特徴として、以下のようなものがあります。
- 世界75か国で2,000以上のサーバー・40,000以上のIPアドレスが利用可能
- 軍事レベルの256ビット暗号化に対応
- OpenVPNをはじめとするさまざまなプロトコルを採用
- P2P通信・SOCKS5プロキシに対応
- ログなしポリシーの徹底
世界75か国で2,000以上のサーバーを持ち、40,000以上のIPアドレスが利用できるため、ご自身の環境に合わせて安定した通信が行えます。
IPVanishは暗号化システムを軍事レベルの256ビット暗号化、プロトコルをOpenVPNをはじめとした最新のものを採用しており、高いセキュリティレベルの通信が可能です。
また、匿名性を高めるP2P通信やSOCKS5プロキシに対応しており、プライバシー保護に特化しています。
さらに、ログなしポリシーを徹底しているため、外部に通信データが公開されることはありません。
\高度なセキュリティ、高速接続/
PureVPN
料金 | 1ヶ月:10.95ドル 1年:3.74ドル/月 2年:1.96ドル/月 |
主な特徴 | 1年・2年プランが業界最安値レベル セキュリティレベルの高い通信 |
通信速度 | 通常の回線より速度は低下するため、利用する国に合わせて検討が必要 |
セキュリティ | 最新のセキュリティテクノロジーを活用 |
保証内容 | 31日間の返金保証 |
対応OS | 20種類以上のあらゆるOS・デバイスに対応 |
PureVPNは香港を拠点とするVPNサービスであり、7日間100円のお試し価格が用意されていたりと比較的低価格で利用できることが特徴です。また、同時接続台数は10台までとなっており、無制限で利用できるSurfsharkまでとはいかないものの、同サービスのなかでも比較的多くの複数接続が可能です。
PureVPNは、VPNの使用規制が厳しい中国のサーバーも利用できます。しかし、規制が厳しく常に安定した通信が行えるわけではないため、お試し利用で通信状況を確認すると良いでしょう。
そのほか、PureVPNは過去にログをFBIに渡したことで人が逮捕される事件を起こしたことがあります。現在ウェブサイトではノーログを謳っており、動画ストリーミングをメインとした使用であればセキュリティ面においてさほど心配する必要はないといえますが、プライバシーの面において不安がある方は別のVPNを使うと良いでしょう。
\信頼できるVPNを使用する/
vyprvpn
料金 | 1ヶ月:10ドル 1年:5ドル/月 |
主な特徴 | 使用料が安い 中国でも利用できる |
通信速度 | 高速で安定したVPNサービスを提供(公式サイトより) |
セキュリティ | 中国のグレートファイアウォールの回避に注力 |
保証内容 | 31日間の返金保証 |
対応OS | Windows・Android・Mac・iPhone iPad・Linux・Chrome・Firefoxなど |
おすすめな人 | 低価格でNetflixを利用したい方 中国のサーバーも利用したい方 |
vyprvpnは、カメレオンプロトコルという中国のインターネット規制のために開発した独自のプロトコルを採用しており、高いセキュリティを保ちつつ高速通信を実現しています。
vyprvpnはサーバーを選ぶ時にフィルタリング機能が使えるほか、国ごとに通信速度が表示されるため、効率よくサーバーを探しやすいでしょう。
\50%OFFのセール中/
Google One VPN
料金 | スタンダード200GB:380円/月 プレミアム2TB:1,300円/月 プレミアム5TB:3,250円/月 プレミアム10TB:6,500円/月 プレミアム20TB:13,000円/月 プレミアム30TB:30,000円/月 |
主な特徴 | 安全性の高いセキュリティ 家族とシェアを含み最大6台の同時接続が可能 |
通信速度 | 動画ストリーミングには適さない接続速度 |
セキュリティ | Advanced Encryption Standard (AES)という暗号化技術を採用 |
保証内容 | Google One プレミアムプラン2TBユーザーなら無料で使える |
対応OS | Windows、macOS、iOS、Android |
おすすめな人 | 月にGoogleストレージの容量を2TB使用していて、VPNをセキュリティ強化のためだけに必要な人 |
Google One VPNは、Google Driveの拡張サービスであるGoogle Oneに搭載されたVPNサービスのことです。
Google Oneに加入することで、Googleが提供するサービス全体で利用できるストレージ容量が増えます。具体的には、Google Drive、Gmail、Googleフォトなどが対象です。
また、Google Oneでは最大5人までの家族とストレージを共有することができるため、家族での利用も便利です。
Google Oneには、4つのプランがあり、2TB以上のプランに加入するとVPNを利用できます。
VPN by Google Oneを利用するには、利用者が日本やアメリカなど22の国や地域のいずれかに居住している必要があります。旅行などで居住地以外のエリアへ出向く際は、現地がVPN by Google Oneの提供地域であれば誰でもサービスを利用できます。
\オンライン セキュリティを強化/
RAKULINK VPN
料金 | 1ヶ月:13ドル/月 3ヶ月:10.33ドル/月 1年:8ドル/月 |
主な特徴 | ・日本IPとローカルIPの自動切換 ・誰にでも分かるワンタッチ接続 |
通信速度 | 世界中において安定した通信が可能 |
セキュリティ | 最新の暗号化技術で安全なセキュリティ対策を実現 |
保証内容 | 1週間無料体験 |
対応OS | Android、iOS、Windows、Mac、Linux、 Chrome、Firefox、Amazon fire TV、Apple TVなど |
おすすめな人 | 海外でも日本の動画配信サービスを視聴したい方 |
RAKULINKは海外から日本のIP制限動画・テレビを観るためのVPNサービスです。
大画面テレビ視聴を重視した多端末対応で、設定は一切必要ありません。ワンタッチ接続で分かりやすい操作性など、独自技術搭載で一般的なVPNサービスと一線を画しています。機会が苦手な方でも簡単操作で利用可能です。
\1週間無料体験/
【2024年】無料VPNサービスおすすめ3選!個人利用なら無料プランで十分なスペック
短期間など、まずはお試しでPNサービスから利用したいという方は無料VPNの利用を検討しましょう。
この記事で紹介するおすすめの無料VPNサービスは有料プランもありますが、無料プランでも十分なサービスです。また、VPN Gateは筑波大学が提供している完全無料のVPNとなっています。
無料VPNのメリット、デメリットを理解しつつまずはお試しとしてVPNサービスを利用することをお勧めします。
TunnelBearは無料プランで利用できる国が多く毎月500MBまでタダで利用可能
無料期間 | 無制限 |
データ容量制限 | ~500MB/月 |
同時接続台数 | 1台 |
運営会社 | TunnelBear.inc (McAfeeの子会社) |
公式サイト | https://www.tunnelbear.com/ |
TunnelBear(トンネルベアー)は北米、カナダに本拠地を置くVPNサービス会社です。全世界で500万人以上のユーザーが利用しており、無料版では毎月500MBまでデータ通信を行えます。
TunnelBearは軍事レベルの安全性があるAES256ビット暗号化により、個人情報を強力に保護しています。
また、GhostBearといったプライバシー保護の技術で、暗号化されたデータは外部に検出されることはありません。ログを記録しないログなし通信も徹底しており、政府や警察に対しても情報を開示されないようになっています。
無料版は毎月500MBまで利用でき、同時接続台数は1台までとなっています。このほかに有料版との違いはないため、通信量が少ない方は無料でも十分なインターネット通信が可能です。
有料版の場合も料金は1ヶ月あたり1,300円程度からとなっているため、VPNサービスのなかでは比較的低料金でVPNが利用できます。
ProtonVPNは一部機能の制限があるが完全無料で利用できるサービス
無料期間 | 無制限 |
データ容量制限 | 10GB/月 |
同時接続台数 | 無制限 |
運営会社 | peakstar_technologies,inc. |
対応OS | Windows /MacOS/Linux/Android...他 |
公式サイト | https://atlasvpn.com/ |
ProtonVPNは有料プランを提供していますが、一部機能に制限があるものの、完全無料で利用できるVPNサービスです。
有料プランと比較すると「選択できるサーバーが限定される」「通信速度が出ない」「デバイス接続台数が1台」と各種機能に制限がかけられています。
無料プランは3ヵ国にしかサーバーの設置がなく、通信速度も遅めなため、地域制限の解除や動画のストリーミングサービスの利用には向いていませんが、快適性にさえ目をつむれば十分選択肢になりえます。
しばらく無料プランで使用してみて、ProtonVPNを気に入ったり、機能制限に不満を覚えたら、有料プランでアップグレードするといった使い方がおすすめです。
VPN Gateは筑波大学が提供している最高の無料VPN
無料期間 | 無制限 |
データ容量制限 | 無制限 |
同時接続台数 | 5台 |
運営会社 | 筑波大学 |
公式サイト | https://www.vpngate.net/ja/about.aspx |
VPN Gateは筑波大学が公開している無料のVPNサービスであり、研究・実験を目的として提供されています。
筑波大学と聞くと安心できそうに感じるかもしれませんが、VPNは誰でも公開できるうえ、有志のサービスであるため必ずしも安全とは限らないということを押さえておきましょう。
- 永続的に無料でVPNが利用可能
- 世界各国に7,000台以上のサーバーを設置
- 同時に5台まで同時接続可能
- サポート・公式ページが日本語対応
- 通信速度が安定しない傾向にある
- モバイルアプリが存在しない
VPN Gate公式が「将来的に有償サービスになることはない」と謳っており、サービスがある限りは永続的に無料でVPNを利用できます。
また、世界各国にサーバーが設置されており、7,000以上のサーバーのなかから接続したいサーバーを選ぶことが可能です。そのため、海外のコンテンツにアクセスしたい場合や通信の不安定さを感じた場合でも、他の国や地域のサーバーに切り替えられます。さらに、同時接続台数は5台までとなっているため、同時にさまざまなデバイスからVPN接続が利用できます。
運営元が筑波大学であるため、サポートや公式ページが日本語対応済みです。ほかのVPNサービスはサポートが全て英語のものも多いため、英語が苦手な方にとっては便利なサービスといえます。
ただし、通信速度が安定せず平均的にやや遅い傾向にあること、モバイルアプリが存在せず接続が複雑であることから、VPNを利用し続けたい場合は別の有料サービスに切り替えることがおすすめです。
VPNサービスを使用する際の注意点
ここでは、有料VPNを利用する際の注意点についてまとめました。「有料のVPNなら絶対に安全とは限らない」ため、次から紹介する注意点を参考に有料VPNを選んでみてください。
大手企業が提供するサービスを選ぶ
VPNのなかにはセキュリティレベルの低いサービスも存在するため、データ漏えいやウイルス感染のリスクがあります。
そこで、セキュリティレベルの高い通信を利用するためには、大手企業が提供するサービスを選ぶことがおすすめです。多くのユーザーの利用実績や信頼があるサービスであれば、基本的には安全な通信が行えるでしょう。
さらに、通信において暗号化の方式や採用しているプロトコルを確認し、セキュリティ品質の高いサービスを選ぶことが大切です。
ノーログポリシーの有無を確認する
暗号化やプロトコルの確認のほか、セキュリティ面の対策としてはノーログポシリーの有無を確認することも欠かせません。
ノーログポリシーとは利用者の通信データやIPアドレスを記録しないポリシーのことであり、プライバシー保護において信頼できる一つの基準といえます。
昨今では多くの有料VPNサービスがノーログポリシーを徹底していますが、契約前には改めて確認しておくと安心です。
利用環境に合わせたプランを選ぶ
有料VPNにはさまざまな種類があり、そのサービスのなかでもプランが分かれているため、利用環境に合わせたプランを選びましょう。
料金の安さや通信速度、セキュリティレベルの高さなど、どれを求めるかによって選ぶべき有料VPNのサービスが異なります。また、同時接続可能な台数や帯域幅の制限についても確認しておき、ご自身の環境に合わせたものを選ぶことが大切です。
さらに、長期間の利用で料金が安くなる有料VPNサービスも多いため、各社を比較検討したうえでプランを選んでいきましょう。
国によってVPNの規制が変わる!特に中国でVPNを使うリスクは知っておくべき
中国ではインターネットの利用は政府によって厳しく制限されており、特に外国のウェブサイトやサービスへのアクセスがブロックされていることが多いです。この制限を回避するためにVPNを使用する人もいますが、中国の法律では未承認のVPNの使用が禁止されています。
したがって、中国で未承認のVPNを使用すると、以下のようなリスクがあります。
- 法的なリスク
- セキュリティのリスク
- アクセス制限のリスク
法的なリスク
中国では2017年より「中国インターネット安全法」が施行され、未承認のVPNの使用が禁止されており、違反した場合には罰金を科せられる可能性があります。具体的な罰則はケースバイケースで異なりますが、極端な場合には拘留される可能性もあります。
セキュリティのリスク
未承認のVPNサービスは中国政府による監視の対象となり、通信が傍受される可能性があります。また、すべてのVPNサービスが信頼できるわけではなく、中にはユーザーのデータを不適切に取り扱うものもあります。
アクセス制限のリスク
中国政府はVPNを通じた通信をブロックするための「グレート・ファイアウォール」を強化しており、未承認のVPNを通じてインターネットに接続しようとしても、その接続が遮断される可能性があります。
これらのリスクを避けるためには、中国政府から許可を得ているVPNを利用するか、中国のインターネット規制に従うことが必要です。ただし、許可を得ているVPNでも通信内容が政府に監視される可能性があるため、どのような情報を共有するかには十分注意が必要です。
VPNサービスに関するよくある質問
最後に、有料VPNについてよくある質問をまとめました。VPN選びで悩んだ際の参考としてご覧ください。
VPNサービスの利用は違法?日本では合法?
VPN(Virtual Private Network)が合法かどうかは国によって異なります。
しかし、VPNを使用して違法行為を行うことはもちろん、法律に違反します。例えば、著作権侵害(違法にコンテンツをダウンロードしたり、ストリーミングしたりすること)、不正アクセス、その他の違法行為などです。
また、企業がビジネスでVPNを使用する際は、個人情報の保護や、内部情報の漏洩防止のための適切な管理が求められます。個人情報保護法や改正されたサイバーセキュリティ基本法など、適用される法律や規制に従う必要があります。
一部の国では、政府がインターネットへのアクセスを厳しく制限しており、VPNの使用が禁止されているか制限されている場合があります。そのような国に旅行や出張などで訪れる際は、その国の法律や規制を事前に確認し、適切に行動することが重要です。
VPNサービスを利用して海外コンテンツを見るのは違法?
ほとんどの国ではVPNの使用は認められているが、一部の国ではVPNが完全または一部禁止となっています。
北朝鮮 | 違法 |
ロシア | 違法 |
オマーン | 違法 |
ベラルーシ | 違法 |
トルクメニスタン | 違法 |
中国 | 認可VPN以外は違法 |
イラン | 認可VPN以外は違法 |
エジプト | 制限付きで合法 |
トルコ | 制限付きで合法 |
ウガンダ | 合法だが利用を規制 |
シリア | 合法だが利用を規制 |
有料VPNサービスと無料VPNサービスの違いは?
有料VPNと無料VPNでは、性能が異なります。無料VPNは無料で利用できる反面、セキュリティレベルや通信速度、インターネットを利用するうえでの機能が有料VPNに比べて劣ります。
一方、有料VPNは料金が発生するものの、軍事レベルの暗号化システムや最新のプロトコルを採用したデータ通信が可能であり、セキュリティレベルの高さが特徴です。また、無制限の帯域幅が利用できるサービスも多く、データ量を気にせず快適な通信が行えるでしょう。
セキュリティレベルの高い通信を求める方、安定した高速通信を求める方は、有料VPNの利用がおすすめです。
VPNサービスを日本で利用するならどれがおすすめ?
有料VPNを日本で利用する場合、通信速度やセキュリティ、機能などにおいて総合的におすすめなのがNordVPNです。
また、独自のLightwayプロトコルを採用したExpressVPNでは、より高速なVPN通信が行えます。
そのほか、ProtonVPNは1ヶ月プランの料金が安く、無料プランもあるためVPNを利用したインターネット接続を試してみたい方におすすめです。
有料VPNで安いのはどれ?
有料VPNは利用期間によって料金が異なりますが、1ヶ月プランの場合、本記事で紹介しているサービスの中で最も安いのはスイカVPNです。
また、1年や2年など長期間VPNを利用する場合、安く利用できるサービスはNordVPNやSurfsharkなどが該当します。
最長の2年プランで契約すれば1ヶ月あたり約300円〜500円以下で利用できるため、継続的にVPNを利用する予定の方におすすめです。
有料VPNサービスのおすすめまとめ
今回は、有料VPNと無料VPNの違いや有料VPNのメリット・デメリット、選び方などを紹介しました。
セキュリティレベルが高く快適な通信を行えるおすすめの有料VPNについても紹介しましたので、VPN選びの参考にしてみてください。
有料VPNを利用することで、暗号化された安全な通信が行えるようになります。
費用はかかってしまいますが、高いレベルのセキュリティ対策とプライバシー保護を徹底したインターネット通信を求める方は利用を検討してみてはいかがでしょうか。