NetflixやAppple Musicなどの動画・音楽配信をはじめとした各種サブスクリプションサービスは、多くの人々が当たり前のように登録・利用しています。
これらのサブスクの料金は単体で見た場合はおおよそ1,000円前後と、そこまで大きな金額ではありませんが、2つ、3つと利用するサービスが増えてくると負担に感じる人も多いでしょう。
本記事では、VPNを利用して各種サブスクを安く契約する方法や、おすすめのVPNサービス5選を紹介していますので、少しでも月々の金銭的な負担を軽減したい方はぜひ参考にして下さい。
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VPNを使ってサブスクが安くなる理由
VPNを使ってサブスクが安くなる理由や、そもそもVPNとは何なのかについて仕組みを解説します。
VPNとは
VPNとは、Virtual Private Networkの略で、言葉の通り、仮想的なプライベートなネットワークを構築する技術です。
VPNはトンネリングという技術により通信内容を暗号化し、外部からの不正アクセスや改ざんを防ぐことができ、中継サーバーを経由することで本来のIPアドレスを隠しながら通信が行えます。
つまり、VPNはインターネット接続を行う上で、プライバシーの保護やセキュリティの強化に役立つ、非常に有用なサービスと言えます。
国ごとにサブスクの料金が異なるため
サブスクの料金に限らずあらゆる物やサービスは販売、提供されている国によって料金が異なります。
例えば、ペットボトルのコーラひとつとっても、日本では1本150円程度で購入できますが、販売されている国によっては2倍以上の価格差があります。
したがって、サブスクを契約する時に、VPNを利用して一番安い料金でサービスが提供されている国からの接続に見せかけることで、安く利用することが可能になるのです。
VPNで安くなるサブスクを一覧で紹介
VPN経由で契約することで、安く利用できる主要なサブスクリプションサービスには以下の7つがあります。
サービス名 | 日本の価格 | 最安値価格 | 年間に得する金額 |
---|---|---|---|
YouTube Premium | 月額1,180円 | インド:月額210円(12.99ルピー) | 11,640円 |
Netflix | 月額990円~1,980円 | トルコ:月額444円~909円(63.99~130.99トルコリラ) | 6,552円~12,852円 |
Apple Music | 月額1,080円 | トルコ:月額139円(19.99トルコリラ) | 11,292円 |
Spotify Premium | 月額980円~1,580円 | ブラジル:月額 約507円~約935円(19.00~34.90レアル) | 5,676円~7,740円 |
Google One | 月額250円~1,300円 | トルコ:月額 約40円~約201円(5.79~28.99トルコリラ) | 2,520円~13,188円 |
Canva Pro | 月額1,500円 | トルコ:月額 約381円(54.99トルコリラ) | 13,428円 |
Microsoft365 | 年額12,984円~18,400円 | インド:月額 約7,978円~約10,095円(4,899~6,199ルピー) | 5,006円~8,305円 |
サービスごとに最安値で提供されている国は異なりますが、インドやトルコで契約することで最安値で利用できるものが多いです。
中には、日本の価格より8割以上安い価格で契約できるサービスもあり、特に長期利用を考えている方は、支払総額が年間で1万円以上もの差が出るため、VPN経由での契約をおすすめします。
YouTube Premium
YouTube Premiumは、わずらわしい広告を非表示にしたり、スマホで利用している時ならバックグラウンドで音楽を流すことができるなど、YouTubeをより便利に利用できる有料サービスです。
日本の価格 | 一番安い国の価格 | 割引率 | 年間に得する金額 |
---|---|---|---|
月額1,180円 | インド:月額210円(12.99ルピー) | 約82.2% | 11,640円 |
YouTube Premiumはインドの価格が最安値で、日本の価格と比較すると970円もの差があります。
年間で1万円以上もの差が出るため、日本の価格で契約して使い続けるのは非常に勿体ないと言えるでしょう。
Netflix(ネットフリックス)
Netflixは世界的に有名な動画配信サービスで、映画やテレビ番組、ドキュメンタリーなど幅広いジャンルを提供しています。
日本の価格 | 一番安い国の価格 | 割引率 | 年間に得する金額 |
---|---|---|---|
月額990円~1,980円 | トルコ:月額 約444円~約909円(63.99~130.99トルコリラ) | 約54%~約55.1% | 6,552円~12,852円 |
Netflixはトルコの価格が最安値で、日本と比較するとプランによりますが、約546円~1070円ほどの差があり、おおよそ半額で契約することができます。
Apple Music
Apple Musicは、米Appleが提供する定額制の音楽ストリーミングサービスです。
全世界に6,000万人を超えるユーザーがおり、洋楽・邦楽・様々なジャンルで、1億曲以上の音楽が配信されています。
膨大な配信数だけでなく、iTune Storeで購入した音楽をApple Musicで管理できる点も魅力のひとつです。
日本の価格 | 一番安い国の価格 | 割引率 | 年間に得する金額 |
---|---|---|---|
月額1,080円 | トルコ:月額 139円(19.99トルコリラ) | 約87.1% | 11,292円 |
Apple Musicは日本の価格で契約すると、月額1,000円を超えてきますが、VPNを利用してトルコの価格で契約することで約87%安く利用できます。
年間を通して計算すると、実に11,000円ほどの価格差が出るため、Apple Musicはトルコで契約するのが最もおすすめです。
Spotify Premium
Spotify Premiumとは、音楽配信サービスSpotifyの有料サービスであり、広告や制限なしで音楽やポッドキャストを聴くことができます。
また、ダウンロード機能、高音質での再生や、スキップ機能の回数制限がないなどの多くの特典があるため、無料版と比べると利用しやすく快適に音楽を楽しむことができます。
日本の価格 | 一番安い国の価格 | 割引率 | 年間に得する金額 |
---|---|---|---|
月額980円~1,580円 | ブラジル:月額 約507円~約935円(19.00~34.90レアル) | 約48.4%~約40.8% | 5,676円~7,740円 |
Spotify Premiumを一番安く契約できるのはブラジルです。
日本の価格はプランにもよりますが、月額980円~1,580円になっているところ、ブラジルの価格では概ね40%~48%の割引率で契約ができます。
Neflixなどのように8割引きの大幅な節約できるわけではありませんが、日本の価格より約半額で利用できることを考えると、十分にVPNを利用する価値はあるでしょう。
Google One
Google Oneとは、Google社が提供するクラウドストレージサービスのひとつです。
Google Oneは契約ごとに異なるストレージ容量(100GB~2TB)がGoogle Driveの容量に追加され、大きなデータのバックアップや写真・動画の保存が容易になります。
また、家族でストレージ容量を共有することもできるため、多めの容量を契約したけどあまり使っていないといった状況になりにくかったり、契約者向けにGoogle製品の優先サポートなどを行っています。
日本の価格 | 一番安い国の価格 | 割引率 | 年間に得する金額 |
---|---|---|---|
月額250円~1,300円 | トルコ:月額 約40円~約201円(5.79~28.99トルコリラ) | 約84.0%~約84.5% | 2,520円~13,188円 |
Google Oneはトルコで契約することで、日本の価格のより84%ほど安い金額で利用することが可能です。
VPNを利用してトルコ経由で契約した時の割引率が非常に高いため、仮にプレミアムプラン(2TB)を契約した場合、年間で約13,000円ほどお得に利用できる計算になります。
また、トルコリラは他の通貨と違って短期間に大幅な価格変動が起こりにくいため、「先月は格安だったのに、今月は日本の価格より高い」ということがほぼ起きないことも強みと言えます。
Canva Pro
Canva Proは、Canvaの有料プランのひとつで、より多機能なデザインツールを利用できます。
そして、Canva Proでは、より高度なデザイン機能や、膨大なストック画像やテンプレート、フォントなどの素材を利用することができるほか、無料プランでは5GBだったストレージが1TBに大幅に増量されるなど、多くの人にとって価格以上の価値のあるプランです。
日本の価格 | 一番安い国の価格 | 割引率 | 年間に得する金額 |
---|---|---|---|
月額1,500円 | トルコ:月額 約381円(54.99トルコリラ) | 約75.9% | 13,428円 |
年額12,000円 | トルコ:年額 約3,256円(469.99トルコリラ) | 約72.0% | 8,744円 |
Canva Proはトルコで契約することで月々約381円で利用することができます。
なお、Canva Proには年額プランもあり、初めから9カ月以上利用することが分かっているなら、支払総額的に年額プランで契約した方がお得になります。
月額、年額いずれのプランを利用するにせよ、Canva Proはサブスクとしてはやや高めの金額になるため、VPNを利用して少しでもお得に利用したいサービスであると言えます。
Microsoft365
Microsoft 365は、Microsoft社が提供するクラウドベースのサービスであり、メール、ドキュメント作成、スプレッドシート、プレゼンテーション作成、ビデオ会議などの業務に必要な様々なアプリケーションやサービスを提供しています。
かつてはOffice365と呼ばれていましたが、現在は「Microsoft 365」という名称に変更されています。
Microsoft365には、個人利用向けのPersonalと、2~6ユーザーに最適なFamilyの2つのプランが提供されており、ニーズに応じて選択が可能です。
日本の価格 | 一番安い国の価格 | 割引率 | 年間に得する金額 |
---|---|---|---|
年額12,984円~18,400円 | インド:月額 約7,978円~約10,095円(4,899~6,199ルピー) | 約38.5%~約45.1% | 5,006円~8,305円 |
Microsoft365は、ほとんどの国では月額払いと年額払いが選択できますが、インドにおいては価格そのものは安いものの年額払いしか選択できません。
しかし、日本を始めとした他の国の価格で契約するよりは圧倒的にお得に利用できるため、Microsoft365を1年以上利用する予定なら、インドで契約しましょう。
サブスクが安くなるおすすめVPN5選
VPNを利用することでサブスクを安く契約できることは分かったけど、VPN自体多すぎてどれを選んだらいいのか分からない人は多いでしょう。
この項目では、数あるVPNサービスの中から、サブスクを安く利用したい人におすすめのVPNを紹介しますので、ぜひ参考にして下さい。
NordVPN
NordVPNは「VPN」と検索すると大体上位に表示される、代表的かつ人気のある海外VPNサービスの代名詞とも言える存在です。
2012年に設立されて以来、約10年で全世界で1,400万人以上のユーザーを獲得していることから、単純にネームバリューだけではないことが伺える実力派のVPNサービスです。
NordVPNをおすすめするポイントは以下のとおりです。
- 2012年に設立され10年以上の運営実績
- 世界中でもトップクラスの人気を誇る
- 60ヵ国に5,600台以上のサーバーを持つ
NordVPNは世界中に存在するVPNサービスの中でも老舗の部類になり、しっかりとした運営実績があります。
単に長く運営しているだけではなく、1,400万人以上のユーザーを抱え、通信速度・セキュリティ・対応している動画サービスの多さなど、どれをとってもトップクラスです。
また、全世界60ヵ国に設置されている中継サーバーは5,000台を超え、サブスクを安く契約するために最適な国を選択する目的に非常にマッチしている点も評価できます。
価格に関しては、決して業界最安クラスではありませんが、十分安価な部類なので、サブスクの費用と合わせても負担になることはないでしょう。
期間限定キャンペーン実施中
ExpressVPN
運営会社 | Express Technologies Ltd. |
国 | イギリス領バージン諸島 |
対応 | Windows/Mac/iOS/Android/Linux |
同時接続台数 | 5台 |
最安価格 | 1ヶ月:12.95ドル/月 6ヶ月:9.99ドル円/月 12ヶ月年:6.67ドル/月 |
ExpressVPNはその名前が示す通り、VPN業界の中でも最速と言われるほど通信速度に定評があります。
VPNはその技術や仕組みの関係で、どうしても通常の通信より速度が落ちるのが定説なので、少しでも速度の低下を避けたい人にとって特におすすめのVPNサービスです。
ExpressVPNをおすすめするポイントは以下のとおりです。
- 業界最速クラスの通信速度
- 94ヵ国にサーバーを設置している
- 規制の強い中国でも利用可能
前述したように、ExpressVPNは数あるVPNサービスの中でも最速クラスの通信速度を提供しています。
VPNの導入目的として動画視聴に関係するものが多いため、ストリーミング再生に影響の出ない通信速度が出せることはほぼ必須です。
その点ではExpressVPNは通信速度の問題はクリアしており、サーバー設置国数も94ヵ国と充実しているため、サブスクを安く契約しつつ、快適に動画の視聴が行えます。
ただし、高品質なサービスと引き換えに、他のサービスより若干価格が高めなので、安さを取るか、通信品質を取るかの選択になるでしょう。
安心して試せる30日間返金保証
Surfshark
Surfsharkは2018年に運営を開始したオランダのVPNサービス会社です。
VPN業界全体としては比較的若い会社ではあるものの、他社とは異なるサービスを提供し、確実にユーザー数を増やしている印象を受けます。
Surfsharkをおすすめするポイントは以下のとおりです。
- 業界最安値クラスの価格
- 同時接続台数無制限
- セキュリティパックのSurfshark Oneによる高度なセキュリティ
Surfsharkは他社にはない様々なメリットを持ち、後発のサービスながらも多くのユーザーを獲得しようという姿勢が伺えます。
まず、最も大きなメリットはデバイスの同時接続台数が無制限である点です。
そのため、家族でパソコンやスマホ・タブレットを使ったり、企業内で利用場合など、10台以上のデバイスにVPN接続を行うことが想定されるシーンが多い方には選択肢のひとつになるでしょう。
さらに、VPNの暗号化通信によってもたらされるセキュリティ強化だけでは不安という方には、アンチウイルスなどの機能がひとつとなった「Surfshark One」という付帯サービスも提供しています。
Surfsharkは元々のセキュリティ面に関しては他のVPNサービスに引けを取りませんが、Surfshark Oneと合わせて利用することで、さらに強固なものとなります。
80%OFFのお買い得セール
MillenVPN
運営会社 | アズポケット株式会社 |
国 | 日本 |
対応OS | Windows/Mac/iOS/Android |
同時接続台数 | 10台 |
最安価格 | 1年:594円/月 2年:396円/月 |
MillenVPNは日本の企業であるアズポケット株式会社が運営している純国産のVPNサービスです。
有名芸能人をイメージキャラクターに起用するなど、精力的に広報活動を行っており、最も注目されているVPNサービスのひとつと言えるでしょう。
MillenVPNをおすすめするポイントは以下のとおりです。
- 日本企業が運営している安心感
- 完全日本語対応なので英語が苦手でも安心
- 高水準のコストパフォーマンス
MillenVPNを採用する人の多くは、「日本企業による運営の安心感」だったり「完全日本語対応」の2点に魅力を感じるからでしょう。
VPNに関して検索すると、ほとんどは海外VPNサービスが候補に挙がり、中には怪しいものもあるので、しっかりとした日本の企業が運営している点は利用する側としては非常に安心できます。
もちろん、通信速度やセキュリティ面についても高水準で、256ビットAES暗号化を採用するなど、スペック面も申し分ありません。
そして、気になる価格面に関しても、2年契約時は月396円で利用できるため、サブスク代にプラスしたとしても十分プラスになるコストパフォーマンスの高さも魅力です。
30日間の返金保証あり
CyberGhostVPN
CyberGhostVPNは2011年に設立されたルーマニアに拠点を置くVPNサービスです。
VPNサービスとしては老舗の部類になり、低価格・7台同時接続が可能・45日返金保証があるなど、全体的に高水準のサービス内容が支持されています。
CyberGhostVPNをおすすめするポイントは以下のとおりです。
- サービス内容と価格のバランスが良い
- 91ヵ国9,000台以上の中継サーバーを持つ
- クレジットカード不要のトライアルと45日間返金保証がある
CyberGhostVPNは目立って特出したセールスポイントはないものの、全てにおいて平均以上のパフォーマンスを持つVPNサービスです。
中継サーバーに関しては、91ヵ国に9,000台以上設置されているため、契約する国の選択肢が非常に多く、サブスクを格安で利用したい人にかなりおすすめです。
また、価格面では、比較的安価な部類でありながら、メールアドレスのみで利用できる無料トライアルや、45日間返金保証を実施しているため、初めてVPNを利用する人に優しい印象です。
45日間の返金保証付き
VPNを使っても安くならないサブスク
以下のサブスクリプションサービスは、VPNを使用しても安くならない契約できません。
Hulu
Huluは、アメリカのオンデマンド動画配信サービスで、映画やテレビ番組、ドキュメンタリーなどを提供しており、アメリカ国内で利用されているほか、日本でもサービスを提供しています。
Huluは、システムやアカウントが国ごとに独立しているためで、VPNを使っても価格を安くすることができません。
U-NEXT
U-NEXTは、日本の動画配信サービスで、U-NEXT株式会社が運営しており、映画、ドラマ、アニメ、雑誌などの様々なコンテンツを提供しています。
U-NEXTは海外からの接続が行えないため、日本料金しか存在せず、そもそも格安で契約するという概念がありません。
したがって、U-NEXTに対してVPN接続を行ってアクセスするケースは、海外にいながら利用したい場合が想定されます。
Disney+
Disney+(ディズニープラス)はVPNの使用によって安くなりません。
理由としては、日本の料金が最も安く契約できるため、わざわざVPNサービスを利用する必要がないからです。
ただし、利用する国によって視聴できる作品が異なるため、価格以外に価値を見出す方はVPNを採用しても良いでしょう。
Adobe Creative Cloud
厳密に言えば、Adobe Creative CloudはVPNを利用することで、日本とは異なる価格で契約することが可能です。
ただし、Adobe Creative CloudはVPN接続を行って日本以外の国として契約した場合、現地のクレジットカードでないと決済ができません。
したがって、多くの方はVPNを使ってAdobe Creative Cloudを安く契約することができないでしょう。
また、一般的に日本よりインドはサブスクの料金が安いですが、Adobe Creative Cloudは例外となり、月額5,000円以上かかるので、日本以外の国で契約する場合は価格に注意しましょう。
サブスクで利用する前に確認!VPNのデメリット
サブスクを安く契約する目的でVPNサービスを利用すると、以下のデメリットがあります。
- 通信速度が低下する場合がある
- VPNサービスの利用料金が発生する
- 各種サブスクの利用規約に抵触する場合がある
通信速度が低下する場合がある
VPNサービスを利用することで行われる通信は、その仕組み上どうしても通常のインターネット通信より速度が低下してしまいます。
特に、インドなどサブスクの料金が安い国に設置されている中継サーバーを利用すると、アジア圏に設置されているサーバーより物理的に距離が遠いため、ほぼ間違いなく通信速度が低下します。
VPNサービスの利用料金が発生する
当然ながらVPNサービスを契約すると毎月の利用料金が発生します。
無料のVPNサービスも存在しますが、セキュリティ面に不安があり、個人情報の漏えいや不正アクセスされるリスクがあるためおすすめできません。
そして、無料のVPNサービスの場合は、インドやトルコなどのサブスクが格安で契約できる国の中継サーバーが選択できないことがほとんどです。
一部のサブスクの利用規約に抵触する場合がある
VPNサービスを利用して自国以外からの接続に見せかけて、契約・利用することは一部のサブスクの利用規約に抵触する場合があります。
例えばNetflixの利用規約には以下の文があります。
4.3. Netflixコンテンツにアクセスできるのは、主としてお客様がアカウントを開設した国内、および当社がメンバーシッププランを提供し当該コンテンツのライセンスを付与した地理的場所に限るものとします。利用可能なコンテンツは地理的場所によって異なり、随時変更されます。広告つきメンバーシッププランでは一部のNetflixコンテンツがご利用いただけない場合があります。お客様が同時に視聴することのできるデバイス数はご登録のメンバーシッププランによって異なり、[アカウント]ページに明記されます。
https://help.netflix.com/ja/legal/termsofuse
上記の規約部分には、明確にルール違反だったり、違法であるとは明記されていませんが、VPNサービスなどを用いて自国以外から接続することに対して好意的ではないことが読み取れます。
VPNサービスを利用してNetflixを格安で契約した結果、アカウントが停止になったり、Netflixから訴えられたというケースは見つけられませんでした。
したがって、規約では禁じているものの、VPNサービスの利用は見逃されているように思われますが、万が一を考えると手放しでおすすめはできません。
VPNとサブスクに関するよくある質問
VPNとサブスクに関するよくある質問をまとめました。
VPNでサブスクを利用するのは違法?
VPNを使用して、サブスクリプションサービスにアクセスすることは違法ではありません。
ただし、一部のサブスクリプションサービスの利用規約に違反することになる場合がありますので、必ず事前に目を通しておくことをおすすめします。
無料VPNでも問題ない?
無料のVPNを使用することで、サブスクリプションサービスにアクセスすることは自体は可能ですが、無料VPNは通信速度が遅く、個人情報が保護されないなどセキュリティ面においていくつもの問題を抱えています。
また、無料VPNは接続できる中継サーバーが限られるため、格安で契約できる国のサーバーを選択することができません。
したがって、サブスクを安く契約したい目的でVPNを利用するなら有料VPN一択です。
有料のVPNが安全だと言われる理由は?
無料VPNと比較すると有料のVPNのセキュリティは以下の点において優れています。
- AES-256による高度な暗号化通信
- ノーログポリシー
まずAES-256とは、標準的な暗号方式であるAESの256bitの暗号鍵を用いる方式で、AESの中で最も暗号鍵長が長く、安全性が高いと言われています。
また、有料のVPNのほとんどはノーログポリシーを掲げており、ユーザーのオンラインアクティビティ(IPアドレス、接続時間などの行動履歴)を残しません。
上記は無料のVPNには備わっていないことが多く、セキュリティの観点からVPNは有料一択と言われる理由になっています。
VPNサービスの選び方には何を重視すれば良いのか?
VPNサービスは非常に数が多いため、初心者にとってどれを選んだらいいか分からないことが多いです。
VPNサービスを選ぶ場合は以下の点を重視しましょう。
- セキュリティの高さ
- コストパフォーマンス
- 通信品質
まず、VPNサービスを利用する上で最も重要なのはセキュリティの高さでしょう。
多くの有料VPNサービスはAES-256の暗号技術やノーログポリシーなどによる高いセキュリティとプライバシー保護を実現していますが、中にはこれらを備えていないところもあります。
そして、サブスクを安く契約することが主な目的なら、コストパフォーマンスも重視しなければなりません。
なぜなら、極端な例になりますが、せっかくサブスクを安く契約できたとしても、VPNサービスの価格が節約できた金額以上では意味がないからです。
通信品質に関しては、VPNサービスの性質上、どうしても若干の速度低下は免れないため、快適にストリーミングサービスを利用したい場合は少しでも高速な回線を提供するところを選ぶ必要があります。
サブスクが安くなるVPNまとめ
最後に、本記事に関してまとめます。
- VPNサービスを利用してサブスクを安く契約することは違法ではないが、規約違反になるサービスがある
- 国ごとにサブスクの価格が違うため、VPNを使って他国からの接続に見せかけて安く利用できる
- セキュリティの観点からVPNは有料一択である
- U-NEXTのように自国の料金プランしかないサービスは安く利用することはできない
基本的にVPNサービスを利用してサブスクを安く利用することは違法ではなく、このことが原因でアカウントが停止されたなどという事例はありません。
しかし、Netflixのように、サービス提供国以外からのアクセスを良しとしていないところもあるため、VPNを使って安く契約しようとする場合は、しっかりと規約に目を通すようにしましょう。
そして、VPNには無料と有料の2種類がありますが、無料のVPNはセキュリティ対策が甘く、個人情報の漏えいや不正アクセスの原因にもなるため、有料のVPNの利用が推奨されます。
VPNはサブスクを安く契約して金銭的な負担を軽減するだけでなく、日常のインターネット通信に安心と安全を与えてくれるため、日々需要が高まっていますので、ぜひ本記事を参考にVPNの導入を検討して下さい。