「日本で利用できるVPNサービスを知りたい」「何を基準に選んだら良いのか分からない」というように、VPNサービスの利用を検討していても、種類や選び方について詳しく知らない方は多いのではないでしょうか。
VPNを使うことで日本にいながら海外のサービスを利用できるため、海外のサイトへアクセスできたり海外で配信されている動画を視聴できたりします。また、VPNは通信を暗号化する役割も持っているため、より安全にインターネットを楽しめるでしょう。
今回は、VPNサービスについて特徴やメリット・デメリット、選び方などについて解説したのち、おすすめのVPNサービスについて紹介します。VPNの導入を考えている方や、VPNの選び方を知って上手く活用していきたいという方は、ぜひ最後まで記事をご覧ください。
▼ おすすめVPN3選▼
サービス名 | ![]() | ![]() | ![]() |
タイプ | 低価格&国産VPN | 安くて通信速度も安定 | 高性能・動画視聴向け |
月額(税込) | 396円〜 | 約300円〜 | 約400円〜 |
評価 | |||
タイトル | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
VPNサービスとは?
VPNサービスとは「Virtual Private Network(バーチャルプライベートネットワーク)サービス」のことであり、日本では「仮想専用線」とも呼ばれます。VPNはインターネット上に仮想的な専用のネットワークを構築して、通信を保護する階層を追加できる技術のことをいいます。
まずは、VPNサービスの概要について確認していきましょう。
VPNサービスの仕組み
インターネットVPNは「トンネリング」「カプセル化」「暗号化」の3つの仕組みで構成されています。
まず「トンネリング」とは、インターネットの回線上に仮想の専用通信経路を構築し、2点間を接続できる状態にすることです。トンネリングを行うことで、外部から遮断されたネットワーク上の仮想回線ができます。
続いて「カプセル化」とは、トンネリングで通信するデータをPPTPやL2TPなどのプロトコルで包むことをいいます。カプセル化されることでセキュリティが向上し、外部からデータが見えないようになるのです。しかし、カプセル化されることで暗号化されるわけではないため、カプセルが外れると同時にデータ内容が見えてしまいます。
そして「暗号化」するためには、データをカプセル化するときに、IPsecやL2TP/IPsecなどの暗号化できるプロトコルを使用することで実現可能です。暗号化できればセキュリティの高いVPN通信が行えます。
フリーWi-Fiを使用する危険性
「VPNじゃなくても、フリーWi-Fiを使えばタダでインターネットが使えるからいいじゃん!」「外にいるときはフリーWi-Fiがたくさんあるから困らない」と考えるかもしれませんが、フリーWi-Fiは必ずしも安全とはいえません。
フリーWi-Fiを使用しても、ウェブサイトのURLが「https」になっているから大丈夫だと思いがちです。しかし、メールやアプリの通信に関しては安全とは限らないため注意が必要です。
また、暗号化有料Wi-Fiであっても複数人で共有しているため、いつどこで情報が漏れるかは分からないのがデメリットとして挙げられます。
フリーWi-Fiでウェブサイトしか見ないというのであれば、あまり心配する必要はありませんが、もしメールやアプリなどを使用する場合はセキュリティに気をつけなければなりません。
VPNが必要なのはどんな人?
VPNが必要だったり、使用をおすすめするのは以下のような方です。
- インターネット規制がある国でインターネットを利用したい
- サーチエンジンに情報を提供したくない
- 無料Wi-Fiを使用する頻度の高い学生や社会人
- 通話の内容を暗号化して盗難や録音を防ぎたい
- 安全に、そして自由に旅行をしたい
- よりセキュリティの高いデータ通信を行いたい
- 世界中のオンラインゲームを楽しみたい
このように、プライベートネットワークで安心した通信を行いたい方や、アクセス・プレイできるサイトやゲームの幅を広げたい方におすすめです。VPNはサービスによって特徴が異なりますが、ぜひ自分にあったものを探してみてください。
VPNのメリット・デメリット
ここからは、VPNのメリット・デメリットについて紹介します。まず、メリットとして以下の3点が挙げられます。
- 無料Wi-Fiでも通信内容が暗号化される
- 低コストかつ安心の高速通信が行える
- さまざまなデバイスからインターネットにアクセスできる
そして、デメリットとして次の2つも押さえておきましょう。
- 通信速度が遅くなることがある
- 情報漏えいのリスクはゼロではない
それでは、一つずつ解説していきます。
メリット1:無料Wi-Fiでも通信内容が暗号化される
昨今はカフェや駅、商業施設、空港などさまざまな場所で無料Wi-Fiが利用できますが、安全性に欠けるのが現実です。先述のように、無料Wi-Fiは簡単に情報が盗み見されてしまうため、メールやアプリなどのデータ通信で使用することはおすすめできません。
そこで、VPNを活用することで仮想の専用線を構築して通信をプライベート化できるため、無料Wi-Fiでも安心して通信が行えます。普段から無料Wi-Fiを使用して仕事やメールなどのやり取りをする機会が多い方におすすめです。
メリット2:低コストかつ安心の高速通信が行える
VPNを導入することで、低コストで仮想の専用線を使った通信が可能になるため、高いセキュリティで安心の高速通信が行えます。
会社に出勤して社内のネットワークを使えるのであれば、安心してネットワークを利用できます。しかし、出張やリモートワーク、遠隔地でのやり取りにおいて、一般的なネットワークを使うことは情報漏えいのリスクが非常に高くなってしまうでしょう。
そこで通信のための専用線を設けるとなると、莫大なコストが発生しかません。そのような時に、VPNを活用することで仮想の専用線を使った通信が可能になり、安心して通信が行えるようになるでしょう。
メリット3:さまざまなデバイスからインターネットにアクセスできる
VPNは複数のデバイスからインターネットにアクセスできるため、自宅や外出先などさまざまな場所で仕事をする方やテレワークをしている方に最適です。
無料Wi-FiのあるエリアにおいてもVPNを導入していれば安全な通信が可能なため、場所を選ばずに仕事や作業ができます。日本だけでなく海外で使えるVPNも多くあるため、出張や旅行などで海外へ訪問する予定のある方は、国ごとに使用可能かどうかを確認しておくと良いでしょう。
デメリット1:通信速度が遅くなることがある
メリットが多く魅力的なVPNですが、インターネット環境によっては通信速度が遅くなることがあります。
通信が混雑する時間帯やアクセスの多い地域では、特に通信が遅くなる可能性が高くなりますが、実際の通信速度に関してはVPNを利用してみなければ分かりません。
そのため、VPNを選ぶ際には通常時の通信速度のほか、通信速度が遅くなる可能性などについても確認することが大切です。
デメリット2:情報漏えいのリスクはゼロではない
VPNはセキュリティの高い通信が可能ですが、情報漏えいのリスクはゼロではないため、注意しなければなりません。
どれほどセキュリティレベルの高いVPNであっても、ツールによっては情報が漏れてしまうことがあります。このようなトラブルを防ぐために、VPNの契約前にセキュリティの体制やサポート内容についてしっかりと確認しておきましょう。
VPNサービスを選ぶ際のポイント
ここでは、VPNサービスを選ぶ際のポイントについて、以下の5つの項目に分けて紹介します。
- 接続できるサーバー数
- 同時接続できるデバイスの数
- 通信速度
- データ容量
- セキュリティの高さ
それぞれのポイントについて確認し、VPNの利用における失敗を防げるようにしましょう。
接続できるサーバー数
まずは、接続できるサーバー数について確認しておきましょう。サーバーによって通信速度が異なるうえ、その日の環境によって通信の状況が異なります。
そのため、一つのサーバーにしか接続できないVPNだと、通信が安定しない時に別のサーバーへ切り替えられずストレスを感じてしまうでしょう。そこで、接続できるサーバー数が多いVPNサービスを選ぶことで、通信状況に合わせて適切なサーバーを利用でき、安定した通信が可能になります。
地域別のサーバー数にくわえ、国ごとに接続できるサーバー数が多いものを選ぶことがおすすめです。なかにはサーバーごとの通信速度が確認できるVPNもあるため、安定した通信環境が選べるものを探しましょう。
同時接続できるデバイスの数
次に、同時接続できるデバイスの数についても、あらかじめ確認しておくことがおすすめです。有料のVPNは複数のデバイスで利用できますが、同時接続できるデバイスの数が多ければ便利になるのと同時に、複数人で使えるため通信料金の節約にもなります。
同時接続できるデバイスの数については、インターネットの利用スタイルや使用人数などによって異なりますが、最低でも3つのデバイス(スマホ・パソコン・タブレットなど)で接続可能なVPNを選ぶと安心でしょう。
通信速度
VPNサービスを選ぶうえで、通信速度をチェックしておくことも欠かせません。有料のVPNサービスのなかでも通信速度は異なるため、無料版や試用版で試したり利用者の実際の声を聞いたりして、通信の安定性を確かめましょう。
特に、VPNを使用してオンラインゲームや動画視聴、SNSなどで大きなデータを扱う場合は、通信速度にこだわるべきといえます。適当にVPNサービスを選ぶと普段よりも通信速度が遅く感じてしまうこともあるため、利用目的に合わせて適したものを探してみてください。
データ容量
VPNの通信速度だけでなく、利用可能なデータ容量についても確認しておきましょう。おすすめは、データ無制限の有料VPNを利用することです。
無料版だとデータ容量が決まっていることが多いため、事前に自分の利用量に適しているかを把握しておくようにしてください。また、レビューを書いたりすることで通信可能な容量が増えるサービスもあるため、さまざまなVPNサービスを見てみると良いでしょう。
セキュリティの高さ
セキュリティの高さについても、VPNサービスを利用するうえでしっかりと確認しておかなければなりません。ここでは、「プロトコルを確認すること」と「VPNの所在地を確認すること」の2つに分けて紹介します。
プロトコルを確認
プロトコルは接続方式のことをいいますが、通信の状況や内容に合わせてプロトコルを変更できるものがおすすめです。
通信速度重視でテキストをダウンロードするのであればPPTP、通信速度とセキュリティの両方を求めるならOpenVPNなど、通信内容によって最適なものを選ぶことがポイントです。
その時の通信の状況に合わせて最適な通信をするために、プロトコルはL2TP以上が揃っているものをおすすめします。
VPNの所在地を確認
国によってVPNのセキュリティの強度が異なるため、所在地を確認することも大切です。特に、仕事などで重要なデータを扱う場合はセキュリティ面を重視して選ぶと良いでしょう。
国ごとのセキュリティについては、EUのサーバーデータ保持法などによる影響が出ない国や、中立国などを選ぶことで個人情報が開示されるリスクが減ります。その国の治安や法整備によって異なるため、注意して選びましょう。
【2023年】日本でおすすめなVPNサービス6選
ここでは、日本でおすすめなVPNサービスについて以下の6つを紹介します。
- MillenVPN
- Surfshark
- NordVPN
- ExpressVPN
- ProtonVPN
- IPVanish
それぞれについて特徴を詳しく解説しますので、ご自身の環境や目的に合ったサービスを探してみてください。それでは、一つずつ見ていきましょう。
※紹介しているVPNの料金は、2023年1月現在の価格・為替ルートをもとに記載しています。
MillenVPN

MillenVPNは2016年に設立された日本のインターネット会社のアズポケット株式会社が運営している国産VPNサービスです。
月額396円から使える手軽さでありながら、日本の憲法及び法令を遵守し、総務省への届出も実施している(届出電気通信事業者 E-28-03926)合法的に運営されているサービスであり、運営元が海外や素性が知れない怪しいVPN業者とは根本的に信頼や安心感が違います。
料金 | 1ヶ月:1,496円/月 1年:594円/月 2年:396円/月 |
主な特徴 | ・日本語対応で使えるサーバーが数が多い ・料金が安く同時接続台数は10台 ・日本企業が運営している安心と信頼性 |
通信速度 | 普通 |
セキュリティ | 256ビットAES暗号化/DNSリークの対策 |
保証内容 | 30日間の返金保証 |
対応アプリ | 全てのOSに対応 |
おすすめな人 | ・安くて安心して使えるVPNを求めている人 ・海外から日本のWEBサービスや動画配信サービスを見たい人 |
VPNは海外サービスが多い中で、MillenVPNは日本企業が運営している安心と信頼感が違います。日本を含む50カ国に設置されている1,300台以上ものと使えるサーバーが多く、同時接続数は10台まで。何より日本企業が運営しているので、サポートやマニュアルなどは全て日本語で対応してくれます。
初めて利用する場合、使い方に迷う初心者も多いので、日本語で対応してくれるならいざという時の安心感は海外VPNとの大きな差別ポイントになります。
30日間の返金保証あり
Surfshark

料金 | 1ヶ月:約1,700円/月 1年:約600円/月 2年:約300円/月 |
主な特徴 | 1年・2年プランが業界最安値 1年で世界トップ5のVPNブランド |
通信速度 | 広告の読み込みをCleanWebで停止すると速度が上がる |
セキュリティ | 接続履歴が世界中のどこにいても残らないようにアクセス可能 |
保証内容 | 30日間の返金保証 |
対応アプリ | Android、iOS、Windows、Mac、Linux、 Chrome、Firefox、Amazon fire TV、Apple TVなど |
Surfsharkは同時接続台数が無制限でありながら、利用料金が安く人気のVPNサービスです。Surfsharkはサポートも充実しているため、初めてVPNを利用する方におすすめです。
Surfsharkの主な特徴は、以下の通りです。
- 1年プランと2年プランが格安
- 同時接続台数は無制限
- MultiHopやキルスイッチによる強いセキュリティ
- 24時間年中無休のサポートに対応
Surfsharkは長期間の利用で特にお得になり、1年プランと2年プランであればVPNサービスのなかでかなり費用を抑えてインターネットが利用できます。
ログなしポリシーはもちろん、MultiHopと呼ばれる機能では複数の国を介してネットワークに接続し、個人情報の保護に努めています。また、キルスイッチという機能ではVPN接続が切断された場合は同時にインターネット接続を切断されるようになっており、不正にデータが扱われないための対策が完備されています。
そのほか、24時間年中無休のカスタマーサポートに対応しているため、接続時に分からないことがあった場合やトラブル時に迅速に対処できるでしょう。ただし、サポートページは英語表記のため、日本語対応を求める方は別のVPNを探すと良いかもしれません。
80%OFFのお買い得セール
NordVPN

料金 | 1ヶ月:約1,800円/月 1年:約900円/月 2年:約800円/月(コンプリートプランの場合) |
主な特徴 | 安定した高速通信が可能 日本語の問い合わせ対応可・機能性が高い |
通信速度 | AV-TEST GmbH(独立研究機関)によると、史上最速のVPN |
セキュリティ | 最新のセキュリティテクノロジーを活用 |
保証内容 | 30日間の返金保証 |
対応アプリ | 全てのOSに対応 |
NordVPNは、比較的費用を抑えて安定した通信が行えるVPNサービスとして有名です。世界最速サーバーとも呼ばれるため、VPN初心者でまずは安心して使えるものを選びたい方におすすめです。
NordVPNの主な特徴は、以下の通りです。
- 帯域無制限の通信が可能
- 世界60か国に5,300台以上のサーバーを設置
- 1アカウントで最大6台のデバイスで接続可能
- アプリの操作性に優れている
まずは、帯域無制限の通信が可能なため安定した高速通信が期待できます。また、世界60か国に5,300台以上のサーバーがあることで、それぞれの環境や状況に合った通信が可能です。
NordVPNは業界初のログなしポリシーが保証されたVPNであるため、データが盗まれたり改ざんされるリスクは低いといえます。
そのほか、同時接続台数は6台までとなっているため、家族間で同じアカウントを使用したり複数のデバイスで作業を行ったりすることも可能です。NordVPNはアプリの操作性に優れており、サーバーの検索や変更が容易に行えます。また、一度接続したサーバーがお気に入り登録できることも特徴の一つです。
3か月無料になるキャンペーン中
ExpressVPN

料金 | 1ヶ月:約1,800円/月 6ヶ月:約1,400円/月 1年:約1,200円/月 |
主な特徴 | 通信速度に特化している |
通信速度 | VPNネットワークにおいて速度を重視 |
セキュリティ | AESと256ビット鍵(アメリカ政府と同じ暗号規格) |
保証内容 | 30日間の返金保証 |
対応アプリ | Android、iOS、Windows、Mac、Linux、 Amazon fire TV、Apple TVなど |
ExpressVPNは、高速で安心できる通信が特徴であり、無制限の帯域でネットワークが使用できます。ExpressVPNは速度重視でVPNを利用したい方におすすめです。
ExpressVPNの特徴は、以下の通りです。
- 独自のLightwayプロトコルで超高速通信に対応
- 無制限の帯域で安定した通信が可能
- デバイスの接続は最大5台まで可能
- 日本サーバーが3個あり、海外でも日本のコンテンツが観れる
独自のLightwayプロトコルを使用しており、VPNサービスの中でも群を抜いて通信速度が高速であるといえます。また、プロトコルはOpenVPN、L2TP/IPSec、IKEv2も選べます。VPN接続前と比較しても速度を落とさずにデータをダウンロードでき、遠く離れた地域のサーバーでもサクサク通信できます。
ExpressVPNは94か国に3,000台以上のサーバーを備えているため、さまざまな国や地域のコンテンツを楽しむことも可能です。また、サーバーが多く環境に合わせて適切なサーバーを選べるため、安定した通信が行えるでしょう。
VPNアプリをインストールしたらワンクリックでサーバーに接続できるため、簡単に暗号化された高速通信が利用できます。
デメリットとして、ExpressVPNは他のVPNよりも料金が高いことが挙げられます。安定した高速通信が特徴ですが、その分費用が発生するため、他のVPNサービスと比較しつつ検討してみてください。
【特別割引】3ヶ月無料キャンペーン
※ 30日間返金保証付で安心
※ 30日間返金保証付で安心
ProtonVPN

料金 | 1ヶ月:約1,383円/月 1年:約829円/月 2年:約691円/月 |
主な特徴 | 高いセキュリティでプライバシー保護に特化 |
通信速度 | 他のVPNに比べてやや劣るが、 VPN Acceleratorを使うことで改善される |
セキュリティ | 業界標準のAES-256ビット暗号化 OpenVPNを採用・ログなし方針の徹底 |
保証内容 | 30日間の返金保証 |
対応アプリ | Android、iOS、Windows、Mac Linux、Chrome、Firefox、Amazon fire TV、Apple TVなど |
ProtonVPNは、スイスを本拠地としたログなし方針の厳しいデータ管理を徹底しており、安心して利用できるVPNサービスの一つといえます。ProtonVPNは、データを暗号化してくれる安定したサービスを求めている方におすすめです。
ProtonVPNの主な特徴は、以下の通りです。
- 業界標準のAES-256ビット暗号化、OpenVPNを採用
- ログなしの厳しい情報管理が徹底されている
- Disney+やESPNは視聴できない
- 無料版でお試し通信が可能
PhotonVPNは、セキュリティ面において業界標準である業界標準のAES-256ビット暗号化とOpenVPNを採用しているため、信頼して使えるVPNサービスです。閲覧したサイトや政府などに個人情報をみられる心配なく、ネットワークが利用できるでしょう。
また、ログなしの厳しい情報管理が徹底されているため、個人情報を一切保持していないことが特徴です。本拠地であるスイスはデータ保護の法律が厳しいため、政府はデータ開示を行えません。
VPNで海外の動画を視聴したい場合、Disney+やESPNは視聴できないため注意が必要です。ProtonVPNは無料版で帯域を使い放題で試せるため、利用したいサービスがある場合は事前に確認しておくと良いでしょう。
IPVanish

料金 | 1ヶ月:約1,600円/月 3ヶ月:約800円/月 1年:約600円/月 |
主な特徴 | 通信速度と強力な暗号化で安定した通信が可能 |
通信速度 | VPNプロバイダの中では高速 |
セキュリティ | AES-256による暗号化(軍事レベル) |
保証内容 | 30日間の返金保証 |
対応アプリ | Mac, Windows, Android, iOS, Linux, Fire TV, Windows phone, Chromebook, Router(DD-WRT, Tomato)など |
IPVanishは75箇所の地域で2,000個以上のサーバーを持ち、40,000以上のIPアドレスが利用可能な通信の安定したVPNサービスです。安定した高速通信とともに高いセキュリティを求める人におすすめといえます。
IPVanishの主な特徴は、以下の通りです。
- セキュリティと通信速度の両方において優れている
- 256ビット暗号化とOpenVPNなどのさまざまなプロトコルを採用
- P2P接続とSOCKS5プロキシに対応
- ログなしのデータ管理が徹底されている
IPVanishはセキュリティと通信速度の両面において安定した性能が特徴であり、256ビット暗号化とOpenVPNなどのプロトコルに対応しています。距離が離れた地域のサーバーだと普通の通信よりも速度が落ちるのは他のVPNでもいえることですが、ストリーミング再生においてストレスなく利用できる通信速度でしょう。
また、本拠地はアメリカのためアメリカの著作権保護法によってリクエストされる対象となるのが一般的ですが、ログなしの方針によってセキュリティの高さがうかがえます。
そのほか、同時接続台数は無制限であるため、1つのアカウントで複数のデバイスを使用する予定がある方にもおすすめです。
注意点として、カスタマーサポートへの問い合わせに対する返答が最大48時間かかるため、迅速なカスタマーサポートを求めている方は他のVPNを検討すると良いかもしれません。
高度なセキュリティ、高速接続
日本でおすすめなVPNサービスの種類を比較表で確認
今回紹介した日本でおすすめな5種類のVPNサービスについて、簡単に月額料金・デバイス数・サーバー数を比較し、表にまとめました。
サービス名 | 月額料金 | デバイス数 | サーバー数 |
---|---|---|---|
MillenVPN | 396円〜 | 最大10台 | 50か国に1,300台以上 |
NordVPN | 1,620円 | 最大6台 | 60か国に5,300台以上 |
ExpressVPN | 約1,793円 | 最大5台 | 94か国に3,000台以上 |
Surfshark | 1,679円 | 無制限 | 65カ国に3,200台以上 |
PhotonVPN | 約1,383円 | 最大10台 | 63カ国に1,625台以上 |
IPVanish | 約1,522円 | 無制限 | 75か国に2,000台以上 |
料金に関しては、MillenVPNが月396円(24ヶ月契約)と最も安く利用できるため、初心者ユーザーに適しているでしょう。
また、デバイス数に関してはSurfsharkとIPVanishが無制限となっています。サーバー数についてはExpressVPNが最も多くの国にサーバーを持っており、設置台数はNordVPNが一番多いことが分かります。
保証内容については全てのVPNサービスで30日間の返金保証があるため、ご自身に合ったサービスを選んでみてください。
VPNに関するよくある質問
最後に、VPNに関してよくある質問をまとめました。
VPNは安全なの?違法ではない?
VPNは違法ではなく、安全にネットワークを利用する方法として、リモートワークやオフィスワークを中心に広まっています。
仮想的な専用線を構築してネットワークを繋げられるため、暗号化された通信が可能です。公共のフリーWi-Fiとは異なりプライベートな通信が行えることで、個人情報や企業の重要なデータなどを安全にやり取りできます。
VPNの利用にかかる料金はどのくらい?
利用する目的や契約プラン、各VPNサービスによって料金は異なりますが、1ヶ月プランであれば月額1,000円から2,000円ほどで利用できるものがほとんどです。
利用期間が長くなると毎月あたりの料金はやすくなる傾向にあり、月額3ドル(約419円)で利用できるものもあります。
無料のVPNを使っても平気?
「無料で使えるVPNがあるならそっちを使いたい!」と思うかもしれませんが、無料のVPNはセキュリティ面においてリスクが高く、個人情報やアクセスデータなどを不正利用される可能性もあります。
無料VPNは通信が暗号化されていないケースが多いため、トラブルが発生するリスクを考えるとおすすめできません。
また、通信速度が遅いことも特徴として挙げられるため、できる限り有料の安心して使えるVPNサービスを利用しましょう。安いものであれば月数百円で利用できるため、自分に合ったVPNサービスを探してみてください。
そもそもVPNって必要?
日本にいて普通にネットサーフィンをしたり動画を見たりする場合には、VPNは特別必要ないと感じるかもしれませんが、以下のような方はVPNを活用することがおすすめです。
- カフェや駅など公共施設で無料Wi-Fiを利用することが多い
- 海外のサイトやコンテンツ、ゲームを楽しみたい
- 海外旅行で安全にインターネットを使用したい
- 通信内容を暗号化してデータをしっかりと守りたい
VPNはセキュリティに優れているほか、サーバーを変更することで、日本から海外のサイトへアクセスしたり海外から日本のサイトへアクセスしたりできます。
おすすめのVPNサービスまとめ
今回は、おすすめのVPNサービスについて紹介しました。VPNを利用することでセキュリティの高い通信が可能になるため、リモートワークやテレワークなどでインターネットを使う機会が多い方は、導入を検討してみてはいかがでしょうか。
また、海外のサーバーに接続することで日本では観られないコンテンツを楽しむこともできるため、ストリーミングサービスでより多くの作品を観たい方にもおすすめです。
本記事で紹介した内容を参考にし、安全な通信を行うためのVPNの導入を検討してみてください。