「フリーランスライターってどうやったらなれるの?」
「フリーランスライターって未経験からでも始められる?」
「フリーランスライターの収入が気になる」
好きな時に好きな場所で働けるフリーランスライターに憧れている方が多い半面、「食えない」などの悪い口コミも多いため、ライター業を始められない方は少なくありません。
また、「フリーランスライターになる方法は?」など、不安や疑問をたくさん抱えている方も多いでしょう。
結論からいうと、フリーランスライターになるのに特別な資格や経験は必要ないので、未経験からでも始めることは可能です。
本記事では「フリーランスライターになる方法」や「フリーランスライターの収入」を解説します。
合わせて「フリーランスライターの案件獲得方法」も紹介しているので、この記事を最後まで読めば、今日からフリーランスライターになるための準備を始めることができます。
フリーランスライターに興味のある方は、ぜひ参考にしてみてください。
フリーランスライターの月収・年収 | ぶっちゃけいくら稼げる?
フリーランス協会によると、フリーランスライターの平均年収は約400万円(月収33万円)です。
副業などのすきまワーカーを含む全体的な傾向で見ると、フリーランスの年収は 200~400 万円がボ リュームゾーン(26.6%)となっている。200 万円未満が 23.1%で、Q1 の月平均勤務時間におけるすきまワーカーの割合と近似する。
引用:一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会「フリーランス白書 2019」
しかし、上記の金額には副業ライターの平均年収も含まれているため、専業ライターの平均年収はもう少し高い印象です。
また専業フリーランスの場合、スキルや知識、努力量によって収入は大きく変わってきます。
そのため、800万円〜1,000万円以上稼ぐフリーランスライターも存在します。
フリーランスライターを目指している方は、参考にしてみてください。
フリーランスライターの仕事・案件・求人情報
次に、フリーランスライターの仕事や案件、求人情報について解説していきます。
- ライターの主な仕事内容・案件
- ライターの主な求人情報
1つずつ解説していくので、フリーランスライターに興味のある方は参考にしてみてください。
ライターの主な仕事内容・案件
ライターの主な仕事内容や案件は以下のようになります。
- Webライティング
- コピーライター
- LPライター
- コラム執筆
- 編集業務
上記で最も案件が多いのがWebライティングで、多くのフリーランスライターがWebライターとして活動しています。
Webライターは主に、Webメディアの文章を執筆していくライターのことで、今読んでいるこの記事もWebライターが執筆しています。
紙媒体のライターとは異なり、Webライターはスキルや知識がなくても始められるため、ライター初心者に人気のある仕事です。
またコピーライターやLPライターなど、メディアの売上に直結する仕事も取れるようになれば、収入もグッと上がっていきます。
そのため、フリーランスライターに興味がある方は、Webライターの仕事から始めていくのがおすすめです。
ライターの主な求人情報
次に、ライターの主な求人情報を紹介していきます。
よくあるライター求人の一例は、以下の通りです。
- ダイエットメディアでサプリメントに関する記事を書いてください(5,000文字以内)
- 就活に関するコラム記事を書いてください(8,000文字以内)
- 東京都内にあるカフェへ取材に行き特集記事を書いてください(3,000文字以内)
上記のように、仕事内容と想定文字数が記載されているのが一般的です。
また、報酬に関しては以下の2種類に分かれています。
- 文字単価:1文字2.0円など(3,000文字の場合だと×2で6,000円が報酬に)
- 記事単価:1記事10,000円など
基本的には文字単価が一般的ですが、稀に記事単価で報酬が支払われることもあります。
フリーランスライターに興味のある方は、求人に応募する際の参考にしてみてください。
未経験ではフリーランスライターになるのは厳しい?
未経験からフリーランスのライターになることは可能ですが、簡単ではありません。
なぜなら、フリーランスは自分でスキルを身につけ、自分で営業して仕事を取ってこなくてはいけないからです。
企業に勤めているライターの場合、スキルさえ身につけてしまえば会社の名前を使って仕事ができる上、営業部の人たちが仕事を取ってきてくれます。
しかし、フリーランスの場合は自分で企業に交渉し、仕事を取ってこなくてはいけません。
また、継続して仕事がもらえるようになるにはスキルアップが必須になるため、常に勉強していかなくてはいけません。
そのため、未経験からフリーランスライターになることは可能ですが、継続して仕事をもらえるようになるには努力が必要です。
ただし、フリーランスライターになる方法をしっかり理解して努力を継続していけば、フリーランスライターとして稼げるようになるでしょう。
次の見出しでフリーランスライターのなり方を解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。
フリーランスライターのなり方を解説
ここからは、フリーランスライターのなり方を5つの段階に分けて解説します。
- 独学or有料コンテンツを活用してスキルを身に着ける
- ポートフォリオ用のブログを立ち上げる
- 副業ライターとして案件を受注していく
- ライターの仕事に慣れてきたら高単価の案件を受注する
- 本業の収入以上に稼げるようになったら独立する
1つずつ解説していくので、フリーランスライターに興味のある方は参考にしてみてください。
独学or有料コンテンツを活用してスキルを身に着ける
まずは、独学or有料コンテンツを活用してライターのスキルを身に着けていきましょう。
独学の場合だと、お金をかけずにライターの知識やスキルを学べますが、その分スキルを身につけるのに時間がかかります。
一方、ライタースクールやオンラインサロンなどの有料コンテンツはお金がかかりますが、ライターとして独立するための知識がまとめられているため、効率よく学ぶことができるでしょう。
さらに、有料コンテンツには以下のようなメリットもあります。
- プロのライターからフィードバックをもらえる
- フリーランスになるためのスキルや知識も習得できる
正直、フリーランスのライターになるなら有料コンテンツを活用した方が効率がいいです。
自分のお財布と相談して、まずは独学or有料コンテンツのどちらで学んでいくかを決めていきましょう。
ポートフォリオ用のブログを立ち上げる
ライターのスキルを身につけたら、次にポートフォリオ用のブログを立ち上げていきましょう。
そもそもポートフォリオとは、自分の実績を示すものです。
初心者ライターの場合、最初は何も実績がないため中々仕事をもらうことができません。
しかし、ポートフォリオ用としてブログを立ち上げて、何記事か書いていけば立派な実績になります。
また、ライティングの練習にもなるので、ライター初心者はブログを立ち上げていきましょう。
ブログはWordPress(有料ブログ)がおすすめですが、お金をかけたくない方は、はてなブログなどの無料ブログから始めてもいいでしょう。
有料ブログにしろ無料ブログにしろ、記事の質が高ければきちんと評価してもらえるので、フリーランスライターを目指すならブログの立ち上げは必須です。
副業ライターとして案件を受注していく
ポートフォリオ用のブログを作ったら、次に副業ライターとして案件を受注していきましょう。
初心者ライターの場合、まずは「未経験者歓迎」と記載のある案件に応募していきましょう。
未経験者歓迎の案件は初心者ライターでも、受注しやすいのでおすすめです。
ただし、未経験者歓迎の案件に応募していく場合、以下のような悪質な地雷クライアントに注意してください。
- 1文字0.1円など単価が極端に低い
- 1文字5円など単価が極端に高い
- 業務内容の記載がほとんどない
基本的に、文字単価が極端に低いor高い案件は、地雷クライアントの確率が高いです。
また、業務内容がまったく記載されておらず、曖昧な場合も要注意です。
最悪のケースだと、報酬が振り込まれないこともあるので注意しましょう。
具体的な案件の探し方は、後ほど詳しく解説していきます。
ライターの仕事に慣れてきたら高単価の案件を受注する
ある程度ライターの仕事に慣れてきたら、次に高単価の案件に挑戦していきましょう。
低単価の案件だけだと、独立できるレベルまで稼ぐのが難しいからです。
ライターの高単価案件は、以下のような案件を指します。
- 専門分野に特化した案件
- 取材やコピーライティングなど+αのスキルが必要な案件
特に医療系や金融系など資格を有するジャンルは文字単価が高く、1文字3円以上が平均なのでおすすめです。
また、取材スキルやコピーライティングのスキルなど、+αのスキルを必要とする案件も報酬が高いです。
取材案件に関しては、写真も撮影できるとさらに単価が上がっていきます。
初心者の案件に慣れてきたら、高単価の案件にも挑戦していきましょう。
本業の収入以上に稼げるようになったら独立する
ライターとしてのスキルや知識を身につけ、実際に稼げるようになったら独立を視野に行動していきましょう。
独立するのに妥当な金額は、本業の収入に+10万円〜20万円くらいです。
なぜなら、フリーランスになると固定費が増えてしまうからです。
フリーランスは会社員と違って社会保険が適用されないため、すべての税金を自分で払わなくてはいけません。
また、家賃補助や交通費などの福利厚生もなくなるので、毎月の固定費は一気に上がっていきます。
そのため、会社員時代の収入を基準にしてしまうと手取りが一気に減ってしまうため、生活が厳しくなってしまいます。
フリーランスとして独立するときは、最低でも会社員時代の収入+10万円〜20万円ほど稼げるようになってから、検討していきましょう。
フリーランスライターが案件を獲得する方法
ここでは、フリーランスライターが案件を獲得する方法を3つ紹介していきます。
- クラウドソーシングサイトを活用して応募する
- SNSを活用して応募する
- 気になるメディアに直接応募する
上記の内容は、初心者ライターでも実践できます。
1つずつ解説していくので、参考にしてみてください。
クラウドソーシングサイトを活用して応募する
クラウドソーシングサイトとは、仕事を頼みたい人(発注者)と仕事を探している人(受注者)をマッチングさせるサービスです。
多くのフリーランスライターはクラウドソーシングサイトから仕事を探しており、「未経験者歓迎」の案件も多いので初心者ライターにもおすすめです。
クラウドソーシングサイトの具体例は以下のようになります。
- クラウドワークス
- ランサーズ
上記の2つのサービスは、業界最大手のクラウドソーシングサイトのため、サービスやサポートが充実しています。
また、上記の2つのサービスは食べログのように、発注者の評価や口コミを確認できるため、悪質な地雷クライアントを避けることができます。
どちらのサービスも案件数が多くサービスも充実していますが、初心者ライターの場合はクラウドワークスの登録から始めていきましょう。
ライティング案件だけでも11万件を超えており、未経験者歓迎の案件も多いです。
ライターの案件を探している方は、参考にしてみてください。
SNSを活用して応募する
TwitterやInstagramなどのSNSでも、ライターの案件を探すことはできます。
特にTwitterはライターの案件案件が多く、以下のようにエゴサすると募集ツイートがたくさん出てきます。
- ライター 募集
- Webライター 募集
SNSで仕事を受注すれば、クラウドソーシングのように手数料を取られないため、報酬がそっくりそのまま振り込まれるというメリットがあります。
ただし、SNSの場合だと発注者の素性や評価を確認し辛く、悪質な地雷クライアントを見分けるのも難しいです。
そのため、SNSから応募する際は以下のように、発注者のアカウントをしっかり確認していきましょう。
- フォロワーが極端に少なくないか
- フォローが極端に多くないか
- ツイート内容がおかしくないか
- 普段からしっかりツイートしているか
- プロフやURLがしっかり設定されているか
SNSから契約する場合は「直契約」になるため、クラウドソーシングのようにサポートしてくれる人がいません。
そのため、報酬未払いなどのトラブルに遭遇した場合、自分で解決しなくてはいけません。
中には悪質なクライアントもいるので、SNSで案件を探す際は注意しましょう。
気になるメディアに直接応募する
クラウドソーシングやSNSで仕事を受注して、ある程度実績ができたら気になるメディアに直接応募していきましょう。
クラウドソーシングやSNSで仕事を募集していなくても、実はこっそりライターを募集しているメディアは少なくありません。
昔から記事を読んでいた好きなメディアに応募するのはもちろん、以下のように自分が挑戦したいジャンルのメディアをGoogleで探してみてもいいでしょう。
- トラベルライター 募集
- 英会話ライター 募集
- 美容ライター 募集
上記のように「気になるジャンル+ライター」で検索すると、ライターを募集しているメディアがたくさん出てきます。
ただし、直接応募はクラウドソーシングやSNSと比べるとハードルが高く、実績がないと採用されません。
そのため、まずはクラウドソーシングなどである程度実績を作ってから、気になるメディアに応募していきましょう。
フリーランスライターになるメリット
ここでは、フリーランスライターになるメリットを3つ紹介していきます。
- 場所や時間に囚われず自由に働ける
- 自分の頑張り次第で収入が決まる
- 満員電車に乗る生活から解放される
1つずつ解説していくので、参考にしてみてください。
場所や時間に囚われず自由に働ける
一般的に、フリーランスのライターは出社義務がないので場所や時間に囚われず自由に働くことができます。
実際、以下のような生活を送っているフリーランスは多いです。
- 毎日好きな時間に起きて好きな時間に作業する
- 気分転換にお気に入りのカフェで仕事する
- 平日を休みにして旅行を楽しむ
上記のように、働く時間や休日を自由に設定できるのが、フリーランスの最大のメリットです。
また、制作した記事を提出する「納品日」さえきっちり守ることができれば、週3日〜4日休むことも難しくありません。
場所や時間に囚われず自由に働きたいと思っている方は、フリーランスライターを参考にしてみてください。
自分の頑張り次第で収入が決まる
フリーランスライターは、自分の頑張り次第で収入が決まっていきます。
スキルアップと営業を頑張れば頑張るほど、仕事が舞い込んでくるからです。
本来、一般的な会社員の場合だと、いくら会社に貢献しても年に1回の昇給額は数万円が限界でしょう。
しかし、フリーランスになれば、仕事をこなせばこなすほど収入が上がっていくため、半年で数十万円以上の報酬UPを狙うことも可能です。
実際、数年前は普通の会社員だったのに、未経験からライター業を始めて今では年収1,000万円以上を稼ぐフリーランスライターも実在します。
ただし、稼げるフリーランスライターになるには、文章を書く以外のスキルも必要になってきます。
- 取材スキル
- コピーライティングスキル
- 専門分野の知識やスキル
フリーランスライターになってたくさん稼ぎたい方は、参考にしてみてください。
初期投資が少ないからリスクがほとんどない
フリーランスライターは初期投資がゼロに近いので、失敗してもリスクがほとんどありません。
実際、フリーランスライターに必要な初期投資は以下のものだけです。
- パソコン:ライターなら数万円でOK
- ネット環境:月に数千円
ライターの場合だと文章を書くのが仕事のため、数万円で買えるパソコンもしくは中古品のパソコンのみで十分です。
本来、独立して事業を始めるとなると賃貸料や人件費がかかってくるため、失敗したときのリスクが大きいです。
しかし、フリーランスライターの場合はパソコンとネット環境さえあれば、未経験からでも始められるためリスクがゼロに等しいと言えます。
フリーランスライターを目指している方は、ここで紹介したメリットを参考にしてみてください。
フリーランスライターになるデメリット
フリーランスライターになるデメリットは、以下の2つです。
- 収入が不安定
- 孤独を感じることが多い
フリーランスのデメリットは、会社員と比べると安定性がない点です。
1つずつ解説していくので、フリーランスに挑戦してみたい方は参考にしてみてください。
収入が不安定
フリーランスライターは収入が不安定です。
なぜなら、いきなり契約を切られる可能性が高いからです。
正社員の場合、毎月決まった給料が振り込まれる上に、いきなりクビになることもないので安定して給与を受け取ることができます。
しかし、フリーランスの場合はいきなり契約を切られたり、報酬を下げられてしまったりするのが日常茶飯事です。
もちろん、努力次第では収入が右肩上がりになっていく人もいますが、先月と比べて報酬が半分以下になってしまう人も少なくありません。
また、コロナ禍のときのように、不況の煽りを受けて収入がゼロになってしまうこともよくあります。
そのため、多くのフリーランスが複数のクライアントと契約を交わし、収入が途絶えないよう全力で仕事をしています。
収入が不安定というデメリットをきちんと踏まえた上で、フリーランスを目指すか検討していきましょう。
孤独を感じることが多い
フリーランスライターは孤独を感じる場面が多いです。
なぜなら、在宅で仕事をするのが一般的だからです。
電車に乗って会社にいかなくて済むというメリットは、裏を返せば家で孤独に作業しなくてはいけないというデメリットにもなります。
クライアントとZoomやSkypeで会議をすることもありますが、ライターの場合は多くても月に2〜3回のため、人と話す機会はほとんどありません。
そのため、在宅ワークになって自由を得たものの、逆に孤独を強く感じるようになって会社員に戻る人も多いです。
このように、フリーランスライターは人と話すのが好きな方からすると、精神的にキツイ働き方になる可能性があります。
自分の性格を踏まえた上で、フリーランスライターになるかを検討してみてください。
フリーランスライターに関するよくある質問
ここでは、フリーランスライターに関するよくある質問と回答を紹介していきます。
- フリーランスライターは副業から始めてもいいの?
- フリーランスライターはスマホからでも始められますか?
1つずつ解説していくので、参考にしてみてください。
フリーランスライターは副業から始めてもいいの?
フリーランスライターは副業から始めても問題ありません。
むしろ、副業から始めた方が向き不向きが分かるため、未経験からの場合は副業ライターから始めるのがおすすめです。
空き時間を使って副業でも稼げるようになれば、フリーランスライターとして食べていける素質があります。
フリーランスライターはスマホからでも始められますか?
スマホからでもフリーランスライターは始められます。
しかし、パソコンで作業した方が効率よく仕事を進められるので、スマホのみで始めるのはおすすめできません。
またパソコンに関しては、MacBookなどのハイスペックパソコンを買う必要はありません。
WordやExcelなどを使えるパソコンさえあれば、仕事が成り立つからです。
ライターを始めるにあたってパソコンの購入を検討している方は、参考にしてみてください。
フリーランスライターになる方法!まとめ
今回はフリーランスライターになる方法を中心に、フリーランスライターについて解説していきました。
最後におさらいとして、フリーランスライターになる方法を再度紹介しておきます。
- 独学or有料コンテンツを活用してスキルを身に着ける
- ポートフォリオ用のブログを立ち上げる
- 副業ライターとして案件を受注していく
- ライターの仕事に慣れてきたら高単価の案件を受注する
- 本業の収入以上に稼げるようになったら独立する
上記の項目を1つずつ理解し実践していけば、未経験からでもフリーランスライターを目指すことは可能です。
フリーランスライターを目指している方は参考にしてみてください。