世界一売れたゲームとして幅広い層から人気ゲームのマインクラフトですが、「今から始めよう」と思った時に迷うのが、どのゲーム機で遊ぶかという点ですよね。
マインクラフトはPC、CS機など様々なプラットフォームで販売されています。
どれも基本的な内容は同じですが、微妙に出来ることが違っていたりするのが悩ませるポイント。
ということで本記事では、ハードごとにマインクラフトを比較し、それぞれの特徴をまとめました。
「PS4もSwitchも持ってるけど、どれでマインクラフト遊べばいい?」
「PC版にしかない特徴とかあるの?」
厳密に言えば「マイクラを遊ぶ理由」によっておすすめの種類も変わってきます。
しかし、どうせ遊ぶからにはソフトの魅力を隅々まで味わってほしいという思いから、本記事ではJava版をおすすめしました。
初めてのPCゲームだと「ちょっと怖い」と思いがちですが、一度プレイしてしまえば想像以上の快適さに驚くでしょう。
マインクラフトとは
マインクラフト(通称:マイクラ)は「サンドボックス(砂場)」と呼ばれるジャンルのゲームです。
明確な目的はなく、プレイヤーは広大なフィールドで自由に遊び方を決めることができます。
ざっくり内容をまとめると「スケールの大きいブロック遊び」のようなものです。
素材を使ってブロックを集め、建築したり武器を作ったりしてプレイを進めていきます。
フィールドに出た瞬間に、プレイヤーが自由を手にするのも特徴の一つです。
ゲームでよくあるチュートリアルや「ここに行ってください」といった強制イベントもありません。
ユーザーによって目的が違うので
- ひたすら建築をして、自分だけの楽園を作る人
- モンスターを倒すために強い武器を求める人
- フレンドと一緒に隠しボスを倒す人
など、様々なプレイヤーが存在しています。
実況プレイのタイトルとしても有名で、多くのYouTuberやゲーム配信者が動画を出しているのも人気が衰えない理由でしょう。
自由度も高く、スキンのカスタマイズ・ゲーム内設定の改変など色々なことができます。
まさに「何をしても許されるゲーム」がマインクラフトなのです。
マインクラフトの種類は大きく分けて3つ
マインクラフトの種類は大きく分けて以下の3つです。
・Java版
Windows、macOS、Linux
・総合版(BE)
Windows、Nintendo Switch、プレイステーション 4、Xbox One、iOS、Android、Amazon Fire Device、Oculus
・その他
ニンテンドー3DS、プレイステーション 3、Xbox 360など
ざっくり言うと、Java版がPCオンリー、統合版が最新のゲーム機種やスマートフォン、その他が旧世代のゲーム機向けとなります。
ここでは、3つそれぞれの特徴を解説するので参考にしてください。
Java版(PC/Mac)
いわゆる「本家」と呼ばれるPC版マインクラフトがJava版です。
Java版の特徴は「とにかく自由度が高いこと」に他なりません。
MODというプレイ環境を快適にカスタマイズできるものを導入したり、サーバーを用意して理想のマルチプレイをすることができます。
本家と呼ばれるだけあって、本来のマインクラフトを100%遊び尽くすには打ってつけと言えるでしょう。
しかし、MODの導入には知識が必要ですし、要求されるPCスペックもそれなりになってきます。
また、マルチプレイをするためにサーバーを自分で用意しなくてはならないのも面倒なポイントです。
他の人が作ったサーバーに入ってプレイすることもできますが、知らない人と一緒にやるのが嫌だという人にはハードルが高いかもしれません。
最近ではマイクラ向けレンタルサーバーが用意されており、サーバー追加と同時にマルチサーバーに構築が自動で完了するので初めての方でも安心してサーバーを用意することができます。
一番自由度が高いけど、一番遊ぶまで大変なのがJava版と言えます。
サーバーの立て方に関しては【完全版】ConoHa VPSでマイクラサーバーの立て方ガイドご覧ください。
統合版(BE)
統合版マインクラフトは、一番マルチプレイがしやすくハードルが低いのが強みです。
統合版がプレイできるプラットフォームは以下の通り
・XBOX one
・PS4
・PS5
・Switch
・iOS
・Android
・Windows10
上記全ての統合版マインクラフトとマルチプレイが可能です。
「友達がPS4でマイクラをやっている」
「Switchでマイクラやってる友達と一緒にプレイしたい」
こんな理由がきっかけでマインクラフトを始めたいなら、統合版を選ぶようにしましょう。
統合版は、どのプラットフォームで遊んでも内容は一緒ですので、機種によって差が出たりしないのも嬉しいポイント。
Java版のようなカスタマイズ性はありませんが、プレイまでのハードルが低いので誰でも手を出しやすいでしょう。
ちなみに各機種によって価格が違うので要注意です。
統合版マインクラフト料金・価格
- Windows : 2,862円(オンラインコード版)
- Nintendo Switch : 3,273円(パッケージ版)
- プレイステーション 4 : 3,055円(パッケージ版)
- Xbox One : 2,090円(オンラインコード版)
- iOS : 860円
- Android : 780円
その他(PS3やWii Uなどの旧世代機)
PS3やWii Uで発売されたマインクラフトです。
注意点は、同じプラットフォームでしかマルチプレイができないという点。
例えばPS3のマインクラフトを買ったら、同じくPS3でマインクラフトをプレイしている人としか一緒に遊べません。
しかし、いま旧世代機でマインクラフトをプレイしている人はほぼいないのが現実です。
よっぽど特殊な理由がない限り、旧世代機バージョンのマインクラフトを購入する必要はないでしょう。
マインクラフト統合版とJava版の違い
マインクラフトを買うならJava版か統合版のどちらかにするべきです。
2種類の特徴を表にまとめたので、違いを比較してみてください。
種類 | 対応機種 | マルチプレイ | マップの広さ | 特徴 |
Java版 | Windows Mac Linux | ・人数制限無し ・Java版同士でマルチプレイ可能 | 6000万×6000万 高さ256 | ・MODで改造可能 ・コマンド入力で設定変更 ・無限の自由度 |
統合版 | Switch PS4/5 Android iOS Xbox one Windows10 など | ・最大30人 ・統合版同士でマルチプレイ可能(機種が違ってもOK) | 3355万×3355万 高さ256 | ・MODの導入不可 ・簡単なコマンドのみ可能 |
Java版は、ほぼ制限なしでオンラインマルチプレイができたり、自由度が極めて高くなっています。
マップも広いので、飽きることなく長い間楽しめるでしょう。
対して統合版は、遊びやすさと引き換えに自由度や拡張性が低いのが特徴です。
マインクラフトはどれを買えばいい?の結論は「Java版」
結論を言うと、Java版がおすすめです。
前述したように、遊びやすさ・ハードルの低さという点から見ると統合版に軍配が上がりますが、やはりマインクラフトの魅力は”何でもできる自由度”です。
その魅力を最大限に引き出せるのはJava版しかありません。
ここでは、Java版をおすすめする理由を深掘りしていきますので参考にしてください。
機能面を考えるとJava版(PC)の購入がオススメ
Java版マインクラフトはPCでしか遊べません。
ですのでゲーム機しか持っていない方にとっては、準備するまでが面倒かもしれませんが、その労力をかけるだけの価値があります。
Java版にしかないメリットをまとめたのでご覧ください。
・マップの広さがほぼ無限
統合版だとマップの広さに制限があるが、Java版は広いマップでプレイ可能。
高さに制限はあるものの、横の広さはほぼ無限に近い
・キーボード&マウスで直感的な操作がしやすい
コントローラーよりも視点移動やボタン操作が楽にできるので、プレイでストレスを感じにくい
・MODが導入可能
1万以上のMODから好きなものを導入可能。
導入までに知識は必要になるが、より快適で自由なマイクラができる。
「現実世界に登場する電車を走らせるMOD」
「光と陰をリアルにするMOD」
など種類は様々ある
・アイテム、敵キャラの数が最多
統合版では出てこないアイテムや敵キャラが出てくる。
難しさも細かく変更できるので、自分に合った環境を作ることが出来る
・天気や地形など細かい設定ができる
細かい部分まで設定して遊べるので飽きが来ない。
「荒れ模様の天候で生き延びる」なんてプレイも可
・拡張性の高いマルチプレイができる
サーバーの設定を編集することで、ミニゲームを追加したり経済の概念を追加することが出来る。
まるで別ゲームをしているかのような感覚でプレイ可能に。
このように、機能面で考えるならJava版こそが至高のマインクラフトといえます。
「PCの知識あまりないし、いきなりJava版は怖い…」
「友達がSwitch版をプレイしているからなあ…」
という場合は、まず統合版を遊んでからJava版への移行を考えるのもおすすめです。
フレンドと一緒にJava版を購入して、一緒に知識を深めていくのも楽しいでしょう。
そもそもマインクラフトはJava版が元祖であり本家です。
真のマインクラフトを楽しんでほしいという意味からも一番おすすめしたいのはJava版となります。
マインクラフトのハードごとのソフト種類一覧
ここでは各ハードごとのマインクラフトを種類別に解説します。
今現在遊べるマインクラフトをほぼ網羅しているので、参考にしてください。
Minecraft Java Edition(マイクラ Java版、PC版)
「本家マイクラ」と呼ばれるバージョンです。
無限の自由度、幅広い拡張性など魅力をあげたらキリがありません。
昔からマインクラフトをやっているプレイヤーのほとんどはJava版でプレイしています。
遊び尽くすためには、マルチサーバーの立て方などPCやサーバーの知識が必要になりますが、「何でも出来る世界を堪能したい!」と思っているならJava版を選ぶのがおすすめです。
PCゲームとしては簡単なほうなので、初めてのPCゲームとしてもおすすめできます。
料金は3,960円で、他ハードより高くついてしまいますが買い切り型なので別途料金が発生することがありません。
ちなみに現在発売されている「Minecraft: Java & Bedrock Edition for PC」はJava版・統合版を一本のソフトとしてまとめたものです。
好きな方を選んで遊べるので、とりあえず購入しても損はないですよ。
Windows 10 版 Minecraft(統合版、BE版)
パソコンで遊べる統合版マイクラです。
Java版ほどの自由度はないですが、PCスペックを生かした綺麗なグラフィックや快適な動作が魅力となっています。
「自分はPC持ってるけど、フレンドがPS4しか持っていない」なんて場合には、こちらのバージョンを購入するのがおすすめです。
前述しましたが、現在発売されている「Minecraft: Java & Bedrock Edition for PC」を買えばJava版・統合版どちらもプレイできます。
今からPCでマインクラフトを始めるなら、迷わず購入しましょう。
スマホ・タブレット版(iOS・Android)
スマホ・タブレットでも統合版がプレイできます。
ちなみに値段はAndroid版が900円、iOS版が860円となっており、他ハードより安いのが魅力の一つです。
また、外で気軽にプレイできるので、空いた時間の暇つぶしになりますし、友達と気軽にマルチプレイするのにも向いているのが特徴です。
タッチパネルでの操作は癖があるので慣れるまで大変かもしれません。
どうしても慣れない場合は、コントローラーを接続することも可能です。
家の外でも中でもマインクラフトをやりたい方は、家でPC版、外ではスマホ版といった遊び方をするのも良いかもしれませんね。
Nintendo Switch版
Switchで遊べるのは統合版マインクラフトです。
最大のメリットは、いつでもどこでも持ち運んでプレイができる点でしょう。
また、一台のSwitchで2人まで同時プレイが可能なので、家に来た友達や家族などと一緒にプレイすることが出来るのも魅力です。
注意点は「Nintendo Switch online(月額200~375円)」に加入しないと、オンラインマルチプレイができないこと。
ソフトとハードを持っているだけでは、マルチプレイが出来ないのをお忘れなく。
また、Switchはハードのスペック的に動作が重くなることが多いです。
他ハードと比べると、読み込みが遅いのもデメリットの一つでしょう。
持ち運べる手軽さ、一緒にプレイできる楽しさを求めるならSwitch版がおすすめです。
PlayStation4版
PS4版で遊べるのは統合版マインクラフトです。
PS4は家庭用ゲーム機としてスペックが高いので、読み込みも速く快適なプレイができます。
Switchと違って持ち運びが出来ませんが、サクサク快適なマインクラフトを楽しみたいならPS4版がおすすめです。
注意点は「Play Station Plus(月額429~850円)」に加入しないとオンラインマルチプレイができないこと。
PlayStation5版はいつ?
PS5版マインクラフトはまだ発売されていません。
しかし、PS4版のマインクラフトはPS5でもプレイは可能です。
PS5だと、より速い読み込みが出来ますし動作もサクサクになります。
Xbox One版
Xbox Oneで遊べるのは統合版マインクラフトです。
ほぼPS4と変わらないスペックでプレイできるので、動作に関してストレスを感じにくいでしょう。
Switch、PS4と同じでオンラインマルチプレイをするには別途月額料金(448~842円)がかかります。
Amazon Fire HDタブレット版
FireタブレットとはAmazonが開発しているAndroidタブレットです。
こちらでも統合版マインクラフトがプレイできます。
Microsoftアカウントを作ればマルチプレイも出来るようになりますが、スペックの面から快適なプレイは期待しない方が良いでしょう。
Amazonアプリストアから購入可能となっており、値段は900円と安めです。
Fireタブレット自体も安めなので、コストを抑えてマインクラフトをプレイしたい方にはおすすめのバージョンと言えます。
Amazon Fire TV版
Fire TVとは、テレビに接続することで様々なネットサービスを楽しめる機器です。
こちらでもマインクラフトの統合版がプレイできます。
プレイするにはゲームコントローラーが必須となるので忘れないようにしてください。
スペック的には家庭用ゲーム機に劣ります。
しかし
・子どもにタブレットでマイクラをやらせてたけど、視力低下の心配からテレビでやらせたい
・大きいテレビでマイクラを安く楽しみたい
こんな需要がある方には、ピッタリな遊び方と言えるでしょう。
Wii U版
2016年に発売されたWii U版マインクラフトです。
旧世代機なので、Wii Uユーザー同士でないとオンラインマルチプレイが出来ません。
「最新のマイクラを楽しみたい!」という方にはおすすめできませんが、小さい子ども用や家族だけで楽しむ用であれば、充分に需要を満たすでしょう。
現在は中古で値段も安くなっているので、手に入れやすいのも嬉しいポイント。
あくまでオフラインでのんびり楽しみたい方向けのソフトであることを忘れないようにしてください。
New Nintendo 3DS 版
「Minecraft: New Nintendo 3DS Edition」として2017年に発売されたものです。
Wii Uと同じく、現在はアップデートが終了しているので、最新のマイクラはプレイできません。
オンラインマルチプレイもできないので、完全にオフライン専用のソフトとなっています。
3DSを持ったユーザー同士なら、ローカル通信で一緒にプレイできますが最大2人までとなっているので要注意です。
任天堂ユーザーでマインクラフトをプレイしたいなら、Switchを選ぶようにしましょう。
PS Vita版
統合版とほぼ同じ内容でプレイできるのがPS Vita版マイクラの特徴です。
PS Vitaを持っているユーザーが集まってマルチプレイすることも可能ですが、現在はアップデート配信が終了してしまいました。
正直今からVita版を購入するのはおすすめできません。
マインクラフトをプレイしたいなら統合版かJava版を選ぶのが良いでしょう。
VR版
VRでマインクラフトをする方法は以下の通りです。
- VRギアを付けてPS4版マインクラフトをプレイする
- VR用Minecraftを購入する。(Oculus Riftのみ)
- Java版マインクラフトでVRのMODを導入する
この中で一番手軽なのはPS4でVRプレイする方法でしょう。
危機を準備するのにコストがかかりますが、より高い没入感でマインクラフトを楽しむことができます。
またJava版を持っている且つVR環境が整っている方は「Vivecraft」というMODを導入することで、PCでもVRでプレイ可能です。
「マインクラフトの世界を実際に歩きたい」と思っている方は、一度試してみてはいかがでしょうか。
想像以上の没入感に驚くこと間違いなしです。
マインクラフトどれを買うのがおすすめ?まとめ
各ハードのマインクラフトを解説してきました。
一番おすすめなのではJava版です。
と言っても、フレンドが持っているハードの関係などで統合版が欲しい人も多いでしょう。
結局は「マイクラを遊ぶ理由」によっておすすめの種類も変わってきます。
しかし、どうせ遊ぶからにはソフトの魅力を隅々まで味わってほしいという思いから、本記事ではJava版をおすすめしました。
初めてのPCゲームだと「ちょっと怖い」と思いがちですが、一度プレイしてしまえば想像以上の快適さに驚くでしょう。
自分にマッチしたマイクラを購入して、最高のマイクラ生活を送ってくださいね。