国内で利用できるバーチャルオフィスを探している方の中には「ワンストップビジネスセンターの評判はどうなんだろう?」「もし注意しておきたいデメリットがあったら知りたい」といった疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
今回は、ワンストップビジネスセンターの評判についてまとめます。
料金プランや他社バーチャルオフィスとの比較、利用するまでの流れなども解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。
ワンストップビジネスセンターとは
ワンストップビジネスセンターは、日本最大規模のバーチャルオフィスで、月4,800円から利用可能です。2009年から提供されているこのサービスは、レンタル会議室や連絡代行などを含む、幅広いサポートを起業家に提供しています。
都内一等地の住所が利用でき、返金制度も充実しているなど、本格的なビジネスシーンでの利用に向いています。利用できるオフィスは全国44箇所以上に展開し、管理の行き届いた会議室では打合せ・商談・セミナーなどに活用可能です。
ワンストップビジネスセンターは電話秘書代行サービスも提供しており、03番または050番の番号が使えます。(03番は03区域内に登録の方のみが対象)
対応時間は平日の9:00から17:30までで、営業電話は1コールにカウントされないことが特徴です。電話内容は即時メールで報告され、1コールの利用料金は220円です。
また、FAX転送サービスも充実しており、専用のFAX番号が03番または050番で付与されます。平日の9:00から18:00まで利用でき、転送から3時間以内にメールへ転送されるといった特徴があります。
ワンストップビジネスセンターの住所まとめ
ワンストップビジネスセンターでは、東京23区を含め、全国44店舗の住所を利用可能です。
利用できる地域 | 店舗名 |
東京都内 | ・青山本店 ・田町店 ・表参道店 ・六本木店 ・虎ノ門店 ・麻布十番店 ・品川店 ・渋谷店 ・恵比寿店 ・二子玉川店 ・新宿店 ・西新宿店 ・高田馬場店 ・麹町店 ・銀座店 ・日本橋店 ・秋葉原店 ・飯田橋店 ・池袋店 ・上野店 ・五反田店 ・吉祥寺店 ・中野店 |
大阪府 | ・大阪心斎橋店 ・大阪梅田店 ・大阪本町店 |
北海道・東北 | ・札幌大通西店 ・札幌店 ・仙台店 |
関東 | ・横浜店 ・横浜桜木町店 ・川崎店 |
中部 | ・名古屋駅前店 ・名古屋栄店 ・岐阜店 ・金沢店 |
関西 | ・京都店 ・神戸店 |
中国・四国 | ・岡山店 ・広島店 ・高松店 |
九州 | ・福岡天神店 ・福岡博多店 ・熊本店 |
店舗は今後も全国の主要都市に拡大されていくとのことで、幅広いシーンでの住所利用が可能となるでしょう。
ワンストップビジネスセンターの評判・口コミ
ワンストップビジネスセンターの評判や口コミには、どのような声があるのでしょうか。
ここでは、悪い評判・良い評判のそれぞれに分けて紹介します。
ワンストップビジネスセンターの悪い評判・口コミ
ワンストップビジネスセンターに対する悪い評判や口コミの中で、一部のユーザーからは以下の声が広がっているようです。
- 郵便物の連絡が遅い
- 郵便転送のスピードが遅い
- 郵便物が青山本店に転送されるため不便
郵便物に関するサービスに対する不安が多く見られ、一部ユーザーは郵便物に関するサービスに不安を感じているようでした。ただし、これらの不満点は数年前に投稿されたものであるため、最近の口コミで同じような意見は投稿されていないようです。
また、解約に関する手続きについての不満も見受けられます。解約資料が郵便で発送され、住所移転後の登記資料が必要とされるため、実質的には全く使えない期間が1カ月発生するとの指摘がありました。解約の受付日は月に一日のみで、指定の日にちを経過すると翌月の受付となる仕組みにも不満が寄せられています。
さらに、ホームページには「ワンストップビジネスセンターのサービスをご解約される場合は書面やメールでその意志をお伝えください。ひと月前のお申し出を頂戴してのご解約となります。」との案内があり、解約日がわかりにくく不親切であるとの指摘もあります。解約契約時は電子サービスを使った手続きが可能であるのに対し、解約時は書類を郵送で提出しなければならないため、このやりとりについて不信感を抱いているユーザーもいるようです。
これらの口コミから、ワンストップビジネスセンターは一部のユーザーから不満の声があり、特に郵便物の取り扱いや解約手続きに関して不便や不親切さを感じていることが分かります。
ワンストップビジネスセンターの良い評判・口コミ
ワンストップビジネスセンターの良い評判や口コミについては、多くの利用者から感謝と高評価の声が寄せられています。
- 申し込み手続きの対応が丁寧だった
- 会議室がおしゃれで使いやすい
- 設備が充実している(ウォーターサーバー設置済み)
- 会議室があるため周囲を気にせず会議できる
- 全国のオフィスを利用できるため便利である
申し込みから移転の流れまで、オペレーターが丁寧にサポートしてくれたことに対し、満足しているユーザーが多く見られました。手続きが簡単に進んだのは、オペレーターの効果的なサポートがあったからだという意見もあり、細かな部分までしっかりと対応してもらえる、銀行口座に関する手続きも教えてもらえる、といった口コミが寄せられています。これにより、サービス利用開始時に簡単に申し込むことができたユーザーは多いようです。
また、東京や横浜を含む各地にある部屋が利用者の都合に合わせて使えるため、さまざまなビジネスシーンで有効活用されている様子が伺えます。良心的な価格で綺麗な会議室を使えるため、会議の頻度が高い方におすすめです。
その他の口コミでも、ワンストップビジネスセンターが丁寧な対応を提供していることが強調されています。初めてバーチャルオフィスを利用する方でも安心して利用していけるとされ、各店舗におけるスタッフの丁寧な対応は、バーチャルオフィスとしての信頼性を高めているようです。
ワンストップビジネスセンターの料金プラン
ワンストップビジネスセンターでは、4種類のプランを利用可能です。
エコノミープラン | ビジネスプラン | プレミアムプラン | エグゼクティブプラン | |
月額料金 | 5,290円(税込) | 9,790円(税込) | 16,280円(税込) | 54,780円(税込) |
初期費用 | 10,780円(税込) | 10,780円(税込) | 10,780円(税込) | 10,780円(税込) |
法人登記 | 可 | 可 | 可 | 可 |
郵便転送 | 送料0円(週1回) | 送料0円(週1回) | 送料0円(週1回) | 無料(回数は不明) |
会議室利用 | 可 | 可 | 可 | 可(毎月12時間無料) |
電話転送 | 不可 | 可 | 可 | 可 |
FAX転送 | 不可 | 可 | 可 | 可 |
電話秘書代行 | 不可 | 不可 | 可 | 可 |
参照:料金・プラン
全プランで初期費用10,780円(税込)が発生しますが、以下の条件に当てはまる方は無料になる場合があります。
- 20代以下の若者
- 女性
- シニア
- 障がい者
ワンストップビジネスセンターは、20代以下の若者・女性・シニア・障がい者などの起業家応援パックがあります。これにより、上記の条件に該当する方には初期費用(入会金)と1ヶ月間の月額利用料が無料となります。
この特典を利用できる条件として、最低利用期間が1年以上、かつ支払方法が「1年分の銀行振込」の場合に限られるため注意が必要です。条件に該当する方は、ワンストップビジネスセンターのサービスをお得に利用開始できるでしょう。
ワンストップビジネスセンターのメリット・デメリット
ここからは、ワンストップビジネスセンターのメリット・デメリットを解説します。
メリット・デメリットをそれぞれ確認し、利用すべきかどうかを検討しましょう。
ワンストップビジネスセンターを利用するメリット
ワンストップビジネスセンターを利用する主なメリットは、以下の5つです。
- 都内一等地を含む住所を利用可能
- 契約までの流れがスムーズ
- 銀行振込での支払いが可能
- 管理が行き届いた会議室を利用可能
- 返金保証制度が完備
全国38箇所に拡がるバーチャルオフィスは、都内一等地を含む幅広いエリアで展開され、駅近のレンタル会議室を気軽に利用可能です。高級物件に特化した建物や完全個室の会議室、バーチャルオフィスサービスなど、高品質な設備と管理の行き届いたサービスが提供されています。
利用の手続きはスムーズで、専用フォームでのお申込みから本人確認書類の提出、審査、決済処理、契約までを最短即日で完了できます。さらに、クレジットカードのみならず銀行振込での支払いが可能で、柔軟な選択肢が利用者に提供されています。
そのほか、30日間の返金保証制度があることも特徴です。サービスに問題があれば初期費用や月額利用料金が全額返金されるため、利用者は安心してサービスを試すことができます。ただし、お客様都合によるキャンセルは制度の対象外となるため、注意が必要です。
ワンストップビジネスセンターは、バーチャルオフィスを利用する上での便利で柔軟な選択肢を提供し、多くの起業家にとって理想的なサポート環境を築いています。
ワンストップビジネスセンターを利用するデメリット
ワンストップビジネスセンターを利用する際、気をつけるべきデメリットとして以下が挙げられます。
- 住所貸し専用のサービスはない
- 審査がやや厳しい
- 店舗によってサービスの質が変わる
- ランニングコストが高い
まず、住所貸しに特化したサービスがない点が挙げられます。他社では提供されているライトプランが、ワンストップビジネスセンターでは非対応となり、エコノミープランにおいても郵便転送のサービスを含んだプラン内容です。
また、審査がやや厳しいという一面もあります。10年以上の業歴を持つ老舗企業であるため、法令遵守と業務の安定化のために厳しい審査が行われています。一方で、これによって開業のハードルが高くなることはないとされています。
サービスの質に関しては、店舗ごとに差があることが見受けられます。一部の店舗では高水準のサービスが提供されている一方で、他の店舗では質に不安を感じる場合があるようです。店舗間で対応レベルに一定の差があることは避けられませんが、利用者にとっては注意したいポイントといえます。
最後に、ワンストップビジネスセンターのバーチャルオフィスは他社に比べてランニングコストが高い傾向があります。初期費用込みで初月は16,000円以上の利用料金がかかるため、予算に制約のある利用者にとってはネックとなる可能性があります。価格の高さは、利用者にとって大きなデメリットといえます。
ワンストップビジネスセンターと他社バーチャルオフィスを比較
ワンストップビジネスセンターのサービス内容や料金について、他社バーチャルオフィスとの比較を紹介します。
ワンストップビジネスセンター | GMOオフィスサポート | DMMバーチャルオフィス | |
月額料金 | 5,280円〜 | 2,750円〜 | 2,530円〜 |
入会金 | 10,780円 | 無料 | 5,500円 |
店舗数 | 44店舗 | 10店舗 | 5店舗 |
転送料金 | 100g以内は無料 | 150g以内は無料 | 別料金が発生 |
写真付き荷物通知 | 不可 | 1,100円/月 | 無料 |
ワンストップビジネスセンターは、他店舗と比較して月額料金・入会金が高い傾向にあるものの、圧倒的な店舗数が特徴です。
また、写真付きの荷物転送通知には対応していないため、もし利用シーンが多い場合はDMMバーチャルオフィスであれば無料で利用できます。
ワンストップビジネスセンターが一番オススメである理由
ワンストップビジネスセンターが一番オススメな理由は、圧倒的な店舗数の多さと会議室の利便性の高さです。
上述のように、ワンストップビジネスセンターは店舗数が多く、さらにどの拠点の住所を利用していたとしても、全国各地のレンタル会議室を利用できます。レンタル会議室の利用料金は全店舗で統一されており、出張や商談の機会が多い方にとって、便利なサービスといえるでしょう。
また、郵便物の転送については、100g以内の荷物であれば無料で転送してもらえます。このサービスは、書類などを郵送する機会が多い起業家にとって有益です。
そのほか、ワンストップビジネスセンターは入会金10,780円が必要ですが、20代までの若者・女性・シニア・障がい者であれば入会金が無料となります。お得にサービスを利用し始められるため、条件に該当する方にとっておすすめのバーチャルオフィスです。
ワンストップビジネスセンターの申込方法・利用するまでの流れ
ワンストップビジネスセンターへの申し込み方法・利用するまでの流れは以下の通りです。
- 申し込み
- 必要書類の提出
- 審査
- 料金の支払い
- 契約の締結
- サービス利用開始
それぞれの手順でやるべきことを解説します。
申し込み
ワンストップビジネスセンターへの申し込みは、スムーズかつ簡単に行えます。
まずはワンストップビジネスセンターの公式サイトへアクセスし、画面左上の「お申し込み」から申し込みフォームを開いて必要事項を入力してください。必要事項には、企業や個人の基本情報、利用を希望するサービスなどが含まれます。
申し込みが完了すると、通常24時間以内(土日祝日を除く)に担当者からの連絡が行われます。営業日を除いて24時間以内に返答がない場合、電話でワンストップビジネスセンターに直接連絡をとることができます。
必要書類の提出
ワンストップビジネスセンターでは、申し込み者に対するスムーズなサービス提供のために、オンライン上での本人確認を含む必要書類の提出が必要です。
本人確認書類はeKYCサービスを使用して提出します。eKYC(Electronic Know Your Customer)サービスは、オンライン上での本人確認プロセスを指し、簡易書留による住所確認を省略してスムーズにサービスを利用可能です。スマートフォンで運転免許証やパスポートなどの本人確認書類を撮影・アップロードし、オンラインで手続きが完結します。
必要な書類は、個人で契約する場合、法人で契約する場合によって異なります。詳しくはこちらの公式ページをご覧ください。
この手続きにより、本人確認がオンライン上で完結し、申し込みからサービス利用開始までの日数を短縮できます。
審査
ワンストップビジネスセンターでは、入会申込者に対する審査を実施しています。
審査は即日から4営業日以内に完了し、主に事業内容に焦点を当て、入会希望者の事業が法令遵守に基づいているかの確認、反社会的勢力との関わりがないかの確認が行われます。
審査では、事業の売上額など金銭的な要因は関係しないため、起業したばかりの会社でも申し込みが可能です。
料金の支払い
審査が完了したら、利用料金を支払う必要があります。ワンストップビジネスセンターの料金支払いには、銀行振込もしくはクレジットカードのオプションが用意されており、利用者が選択できるようになっています。
ただし、銀行振込の場合は一括の年払いのみが対象であり、月払いは利用できないため注意が必要です。
また、クレジットカード決済の場合、契約時に初期費用および月額料金の3か月分をPayPalもしくは銀行振込で支払い、クレジットカード決済は4か月目からスタートします。これにより、クレジットカードを使用した支払いが可能となります。
契約の締結
ワンストップビジネスセンターでの契約の締結は、オンライン上で簡単に行えます。
契約が締結されると、契約書はオンライン上からPDFダウンロードやプリントが可能です。
サービス利用開始
契約の締結まで終えると契約手続きが完了し、オンライン上での契約書に署名が行われた後にサービス利用が開始されます。
契約が正式に完了すると、利用者に都内一等地を含む住所およびプランにより固定電話番号が発行され、これによりバーチャルオフィスの利用が可能です。
上記の手順を通してワンストップビジネスセンターの利用を開始し、さまざまなビジネスシーンで住所や会議室を利用できます。
ワンストップビジネスセンターでよくある質問
ここでは、ワンストップビジネスセンターに関するよくある質問をまとめました。
審査にかかる時間はどのくらい?
ワンストップビジネスセンターの審査にかかる時間は、通常即日から4営業日以内です。
主に事業内容の法令遵守や反社会的勢力との関わりの確認が行われ、金銭的な要因は考慮されません。
どの支払い方法が使えるの?
ワンストップビジネスセンターでは、料金支払いに銀行振込とクレジットカードが利用可能です。
銀行振込は一括の年払いが対象で、月払いは利用できません。クレジットカード決済の場合、初期費用と初回3か月分の料金をPayPalまたは銀行振込で支払い、クレジットカード決済は4か月目からスタートします。
解約するためにはどうしたら良い?
解約の際は、書面やメールで1か月前に解約の申し込みをする必要があります。
解約時の書類提出は郵送のみとなっており、指定の日にちを過ぎると実質的に1か月分の支払いが増えてしまうため、注意が必要です。
まとめ:ワンストップビジネスセンターはこんな人におすすめ
今回は、ワンストップビジネスセンターの評判や特徴について解説しました。ワンストップビジネスセンターは、全国各地への出張が多く会議室の利用を検討している方や、20代以下・女性・シニア・障がい者などの起業家におすすめです。
記事の内容を参考に、ワンストップビジネスセンターの利用を検討してはいかがでしょうか。