「フリーランスになって後悔することってなに?」
「フリーランスと会社員の違いを知りたい」
フリーランスになりたくても、失敗や後悔というワードがチラついて、行動できずにいる人は多いです。
しかしフリーランスにしろ会社員にしろ、生きている限り後悔はつきもの。
そのため、フリーランスと会社員のメリット・デメリットを理解した上で、独立を検討していくのがおすすめです。
本記事では、フリーランスになって後悔した事4選を紹介していきます。
合わせてフリーランスと会社員の違いについても解説していくので、フリーランスに興味がある方は参考にしてみてください。
フリーランスになって後悔する事4選
まずは、フリーランスになって後悔すること4選を解説していきます。
- 給料が不安定
- クレジットカードが作りにくい
- 社会的信用が低い
- パートナーとのすれ違い
1つずつ解説していくので、フリーランスに興味がある方は参考にしてみてください。
給料が不安定
フリーランスライターは会社員と比べると収入が不安定です。
会社員と違って雇用が安定しておらず、いきなり契約を切られる可能性があるからです。
会社員の場合は毎月決まった給料が振り込まれる上に、いきなりクビや契約終了を宣告されることも少ないので、安定して給与を受け取ることができます。
しかし、フリーランスの場合はいきなり契約を切られたり、報酬を下げられてしまったりするのは日常茶飯事です。
実際「中小企業庁」のアンケートを見てみると、多くのフリーランスが収入の不安定さに悩んでおり、中小企業庁も以下のように言及しています。
「収入の不安定さ」とする回答は、近年における収入の低さを直ちに意味するものではないが、フリーランスは、事業を営む上で、収入が保障されず、自身の健康や加齢による活力の減退にも左右されるとの実像が見えてくる。
引用:中小企業庁
もちろん、努力次第では収入が右肩上がりになっていく人もいますが、先月と比べて報酬が半分以下になってしまう人も少なくありません。
フリーランスは会社員と違って収入が安定していないため、フリーランスを目指している人は貯金額を考慮した上でじっくり検討していきましょう。
クレジットカードが作りにくい
フリーランス=収入が安定していないという認識があるため、フリーランスはクレジットカードが作りにくいです。
実際、多くのフリーランスや経営者がクレジットカードの作成に悩まされており、大学生向けのクレジットカードでも審査が通らない場合があります。
また、独立したばかりだと信用度はゼロに近いため、さらにクレジットカードを作るのが難しくなります。
そのため、クレジットカードを作りたいなら、フリーランスになる前の会社員時代に作っておくのがおすすめです。
賃貸契約にも言えますが、審査が必要なものは会社員のときに作成&手続きしておきましょう。
社会的信用が低い
フリーランスは会社員と比べると社会的信用が低いため、ローンや賃貸の審査が通り辛いことで有名です。
日本の平均年収よりも収入が高く貯金がたくさんあっても、派遣社員やフリーターなどの非正規雇用の人達と同じように審査されます。
特にローンや賃貸の担当者や大家さんがご年配の方だと、審査が通りにくいです。
そのため、フリーランスの人がローンや審査を受けるときは、以下のように収入や実績を証明する明確な根拠が必要になります。
- フリーランス歴が5年以上など長い
- 家賃の3〜4倍以上の収入がある
- 家賃2年分の貯金がある
- 確定申告書類を提出できる
- 名刺や出版した書籍などを用意できる
上記のようにきちんとした収入や貯金があったり、何かしらの実績があったりすると、ローンや賃貸の審査に通りやすくなります。
フリーランスは会社員と比べると社会的信用が低いため、ローンや賃貸の審査を受けるときはしっかり準備をしてから申込ましょう。
パートナーとのすれ違い
フリーランスになると、パートナーとすれ違うことも増えてきます。
パートナーが一般的な会社員の場合だと、中々理解してもらえないことが多いからです。
具体的には、以下のようなすれ違いが起きてしまいがちです。
- お互いの休日が合わない
- 出かけてる最中でも仕事の連絡がくる
- 金銭感覚が合わなくなってくる
- 忙しくなると家事や子育てが手伝えなくなる
- 将来設計で揉めるようになる
このように、フリーランスの特殊な働き方にパートナーが付いていけなくなり、結果的にすれ違ってしまうことはよくあります。
もちろん、すべての夫婦やカップルが上記の内容で揉める訳ではありませんが、家族の理解を得られないとフリーランスを続けるのは難しいでしょう。
実際、フリーランスの働き方が原因で離婚や破局した夫婦・カップルは少なくありません。
フリーランスを目指している人は、私生活との両立を考慮した上で、独立していきましょう。
フリーランスと会社員との違い
ここでは、フリーランスと会社員の違いについて解説していきます。
- 報酬形態
- 社会保険の充実度
- 将来設計のしやすさ
- 働き方の自由度
1つずつ解説していくので、フリーランスを目指している人は参考にしてみてください。
報酬形態
フリーランスと会社員は、以下のように報酬形態に違いがあります。
- フリーランス:収入に上限がない
- 会社員:毎月決まった金額が振り込まれる
フリーランスの場合だと、頑張りや努力次第で報酬が上がっていくため、収入に上限がありません。
そのため、短期間で年収や月収を2倍〜3倍に増やすことも可能です。
一方、会社員の場合は最初から給与が決まっており、フリーランスのように一気に増えることはありません。
いくら会社に貢献しても、給与やボーナスが数千円〜数万円上がる程度のため、ガッツリ稼ぎたい人にはおすすめできません。
そのため、会社員よりも稼ぎたい人はフリーランスを目指していきましょう。
社会保険や福利厚生の充実度
フリーランスは会社員と違って社会保険が充実していません。
フリーランスは、厚生年金と国民年金に加入できないからです。
その代わり、フリーランスは国民年金保険料と国民健康保険料に加入して、年金や保険料を支払っていきます。
会社員の場合だと保険料や年金は会社が半分支払ってくれますが、フリーランスの場合はすべて自分で支払わなければいけません。
さらに国民年金保険だと、将来的にもらえる年金の金額が少なくなるといったデメリットもあります。
また、フリーランスの場合は福利厚生がないので、家賃補助や住宅手当をもらうことができません。
そのため、生活に関する費用もすべて自分で支払わなければいけないのです。
このように、フリーランスは社会保険や福利厚生が充実していないため、将来に備えたお金の面で不安を感じている人も多いです。
フリーランスを志すなら、社会保険や福利厚生を踏まえた上で独立を検討していきましょう。
将来設計のしやすさ
フリーランスと会社員では、将来設計のしやすさも変わってきます。
例えば、会社員であれば毎月決まった給料をもらうことができ、年齢を重ねるごとに給料も上がっていくのが一般的です。
また、社会保険や福利厚生も充実しているため、フリーランスよりも収入が安定しています。
そのため、以下のような将来設計もスムーズに考えられるでしょう。
- 妊娠&出産
- マイホーム購入
- マイカーの購入
- 保険の加入
- 老後に向けた蓄え
しかし、フリーランスの場合だと収入が安定していない上、収入がゼロになることも少なくありません。
そのため具体的に将来設計を考えるのが難しく、計画通りにならないケースも多いです。
このようにフリーランスと会社員では、将来設計のしやすさが段違いです。
フリーランスとして独立したいなら、将来設計についてきちんと考えておきましょう。
働き方の自由度
フリーランスは会社員と違って出社義務がないので、場所や時間に囚われず自由に働くことができます。
実際、以下のような働き方をしているフリーランスは多いです。
- 周りの目を気にせず自宅でマイペースに働く
- 気分転換にお気に入りのカフェで仕事する
- コワーキングスペースで集中して働く
上記のように働く時間を自由に決めたり、その日の気分で働く場所を変えられたりできるのがフリーランスの最大のメリットです。
また、会社と違って休む旨の連絡をする必要がないので、体調が優れない日は自由に休むこともできます。
一方、会社員の場合は出社義務があり、平日に休む場合も上司の許可が必要になっていきます。
そのため、場所や時間に囚われず自由に働きたいならフリーランスの方がおすすめです。
フリーランスが失敗しやすい事例
ここでは、フリーランスが失敗しやすい事例を5つ紹介していきます。
- 慢心して努力しなくなる
- 散財するようになる
- 自己投資しなくなる
- 横柄な態度を取るようになる
- いろんな仕事に手を出すようになる
一つずつ解説していくので、参考にしてみてください。
慢心して努力しなくなる
フリーランスの失敗事例で多いのが、慢心して努力しなくなることです。
フリーランス初期の頃は、ハングリー精神や緊張感もあるので努力できます。
しかし、仕事が増えて稼げるようになった途端、努力をしなくなる人は多いです。
フリーランスは常に競争社会の中で働いていかなければならないため、慢心して努力しなくなると、すぐに稼げなくなります。
最悪、廃業に追い込まれることもあるので、フリーランスとして活躍していきたいなら、常に努力する心構えが必要になってきます。
散財するようになる
慢心して努力しなくなると同じくらい、フリーランスの失敗事例で多いのが散財です。
フリーランスである程度成功すると、普通の会社員よりも稼げるようになるため、財布の紐が緩くなります。
その結果、金遣いが荒くなり娯楽品や趣味にお金を使い出す人は多いです。
もちろん、経費対策のためにお金を使うのは悪くないですが、自分の欲望のままに散財しだしたら危険です。
実際、金遣いが荒くなってしまって借金する人や、金銭感覚が狂って貯金がゼロになってしまうフリーランスは少なくありません。
フリーランスは社会保険や福利厚生が充実していないため、ある程度の貯金が必要です。
フリーランスとして失敗したくないなら、お金の使い方についても考えていきましょう。
自己投資しなくなる
フリーランスなのに自己投資を怠る人は、失敗しやすいです。
フリーランスの世界では自己投資をしてスキルや知識を増やし、自分の単価を上げていくことが一般的だからです。
逆に稼いでいるフリーランスはオンラインスクールや書籍、有料教材などにお金を使います。
そして学んだことを生かして、新しい仕事の獲得や新規事業の立ち上げを行い、収入を増やしていきます。
このようにフリーランスで稼いでいくなら、自己投資は必要不可欠です。
フリーランスを目指すなら、自己投資は怠らないようにしましょう。
横柄な態度を取るようになる
稼げるようになった途端、態度が大きくなる人もいます。
具体的には以下のような事例があります。
- クライアントに横柄な態度を取るようになる
- SNSで過激な発言をするようになる
- 年収やフォロワーで人を判断するようになる
嘘のように思えますが、上記のように態度が大きくなるフリーランスは少なくありません。
しかし、フリーランスの世界は狭いため悪い噂はすぐに広まります。
一時的には稼げても悪評が続くようであれば、契約を切られたりフリーランス仲間から敬遠されるようになったりするでしょう。
フリーランスで失敗したくなければ、ある程度稼げるようになっても謙虚な気持ちは忘れないようにしましょう。
いろんな仕事に手を出すようになる
いろんな仕事に手を出して、すべてのプロジェクトや案件を成功させることができれば良いのですが、フリーランス1人だと中々厳しいです。
なぜなら人の体力は有限であり、無限に働くことはできないからです。
そのため最初は良くても後々キツくなって、すべてが中途半端な状態になってしまう人もいます。
いろんな仕事に手を出して成果を上げたいなら、人を雇ったりツールを活用したりして、うまく仕組み化していくのがおすすめです。
フリーランスで失敗したくない方は、参考にしてみてください。
フリーランスの後悔まとめ
今回はフリーランスが後悔することについて、解説していきました。
最後におさらいとして、フリーランスが後悔しがちなことを4つ紹介していきます。
- 給料が不安定
- クレジットカードが作りにくい
- 社会的信用が低い
- パートナーとのすれ違い
フリーランス=最高と思い込むのは危険です。
フリーランスにもデメリットはあります。
フリーランスを志している方は、本記事の内容を参考にしてみてください。