- 転職したいけど何から始めるの?
- 履歴書や面接に自信がない
- もっと自分に合った職場があるはず
介護士として、もっと評価される職場で働きたいと思っていませんか?
この記事は、無資格・未経験から介護士を始めた現役の介護福祉士が、介護士のおすすめ転職エージェントについて解説します。
記事の中では、介護士転職エージェントの活用法、求人選びのポイント、キャリアアップのコツを紹介。
最後まで読めば、あなたの転職活動を、一歩前に進めることができます。転職を成功させ、充実した介護キャリアを共に踏み出しましょう。
介護士が転職するなら、介護士転職エージェントの利用を強くおすすめします。
- 1 介護士転職エージェントとは「介護士と企業をつなげるプロ」
- 2 介護士転職におすすめのサイト・エージェント10選
- 3 介護士転職エージェントのメリット8選
- 4 介護士転職エージェントのデメリット4選
- 5 転職エージェントと転職サイトの違い
- 6 転職エージェントが収益を上げる仕組みを知り正しく転職する
- 7 介護士転職エージェントを利用する流れ
- 8 初めて利用する人向け|介護士転職エージェントのチェックするポイント4選
- 9 介護士転職エージェントのアドバイザーに確認すること6選
- 10 介護士が転職で後悔しないための介護施設・事業所選びのポイント6選
- 11 介護士転職エージェントを利用しなかったことによる転職失敗談
- 12 転職が有利になるおすすめの介護系資格6選
- 13 未経験介護士のキャリアアップ方法と戦略
- 14 ワークライフバランスを重視した介護士の転職エージェント活用法と転職先の選び方
- 15 子育て中の介護士が転職を考える際のポイント5選
- 16 介護士の転職は売り手市場
- 17 介護士転職エージェントに関するよくある質問と回答
- 18 まとめ
介護士転職エージェントとは「介護士と企業をつなげるプロ」
介護士転職エージェントとは、介護業界の転職事情に精通したアドバイザーが、転職先を紹介してくれるサービスです。
一般的な転職エージェントと違い、介護の仕事に特化しています。そのため、介護の仕事に関する具体的な情報やアドバイスが提供できるのです。
たとえば、
・どんな介護施設があるか
・どの施設が合っているか
・どんな資格が必要か
など、専門的で具体的なノウハウがあります。また、履歴書の書き方や面接の準備など、転職活動のサポートもしてくれるのです。
さらに、一般には公開されていない、特別な求人情報(非公開求人)を紹介してくれることもあります。介護士転職エージェントは「介護士と企業をつなげるプロ」と言えるでしょう。
介護士転職におすすめのサイト・エージェント10選
介護士転職におすすめのサイトと介護士からの転職におすすめなサイトをそれぞれ5つ紹介します。
介護士を目指したい方や介護業界の中で転職したい方は、介護専門の転職エージェントがおすすめです。
業界に特化した情報が網羅されていますし、施設や業界の裏事情を把握しているエージェントも多くあります。
介護士からの転職を目指す場合は総合転職エージェントが基本線です。それぞれの転職サイトや転職エージェントについてここからは紹介します。
介護士転職におすすめのサイト5選
介護士転職にオススメのサイトは上記5つのサイトです。
求人数が多いサイトから、検索機能が充実しているサイトまで様々で、転職サイトを上手に使い分けることが転職を成功させる秘訣です。
サポートや対象としている転職希望者が様々なので、ここから先の内容を参考に、転職サイトを見極めてみてください。
介護ワーカー
- 介護転職求人数が9万件超えと多い
- 介護職の中で職種検索できる
- 簡単登録で非公開求人を紹介してくれる
求人数 ※2022年7月時点 | 9万171件 |
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非公開求人数 ※2022年7月時点 | 非公開 |
対応エリア | 全国 |
介護ワーカーが介護転職において1番おすすめの理由は、求人数が9万件越えと多い点です。幅広い選択肢の中から求人を探せますし、介護職の中で職種検索できます。
「介護職・ヘルパー」「ケアマネージャー」「相談員」「サービス提供責任者」「管理職」といった職種を選んでの検索機能があり、詳細な条件での検索が可能です。
対応エリアも全国で、勤務地を自由に選べる点もメリットです。介護ワーカーは簡単登録、非公開求人を紹介してくれます。
最新の求人がメールで届くので、非公開求人を探す時にも便利です。また、夜勤求人特集や介護職コラムなど介護転職に役立つ情報がたくさんあります。
介護転職特化サイトなので、業界に特化した情報が多いです。 介護業界の深い情報を手に入れたい場合は、介護ワーカーを利用しましょう。
\介護求人数9万件超えの特化型転職サイト/
マイナビ介護職
- 介護転職求人数約7万件
- 介護専任のキャリアアドバイザーに相談できる
求人数 ※2022年7月時点 | 6万9,280件 |
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非公開求人数 ※2022年7月時点 | 非公開 |
対応エリア | 全国 |
マイナビ介護職が介護転職において2番目におすすめの理由は、求人数の多さと認知度の高さです。介護ワーカーより求人数が少ないですが、マイナビグループが運営しているので認知度は高いです。
大手エージェントなので、信頼感もあります。介護転職の求人数を考えれば、介護ワーカーが選択肢になりますが、グループ企業の大きさなどを考えると、選択肢に入る転職エージェントだと言えます。
対応エリアは全国で、勤務地を比較的自由に選べます。また、「他社サイトにある求人を相談しても良い」という記載もあります。
法人担当者が直接求人先に向かって情報をお伝えすることも可能だと書かれており、比較的安心です。
幅広い求人先と大手グループ企業が運営している安心感を優先したい方は、マイナビ介護職に登録するのがおすすめです。
\マイナビグループが運営する転職サイト/
看護roo!
- 介護職求人が2万5,000件以上
- 施設名検索や労働条件検索機能が使いやすい
- 転職のプロが面接などの対策をしてくれる
求人数 ※2022年7月時点 | 2万5,265件 |
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非公開求人数 ※2022年7月時点 | 非公開 |
対応エリア | 全国 |
看護roo!が介護転職において3番目におすすめの理由は、介護職求人数が3番目に多い点です。
介護ワーカーやマイナビ介護職と比べると、求人数は下がってしまいますが全体的に見れば比較的多い求人があります。対応エリアも全国なので、勤務地を自由に選べる点もメリットです。
施設検索や労働条件検索機能が充実していて、施設名を直接検索できるほか、「4週8休の求人」「2交代の求人」など条件も細かく設定できます。
労働条件を詳細に検索できるので、ミスマッチが少なくなりやすいです。転職のプロが多数在籍し、面接対策や日程の調整など詳細にサポートしてくれます。
病院見学や内定辞退代行などのサービスを行なっている点も魅力的です。
\労働環境を詳細に検索できる看護転職サイト/
レバウェル介護
- 介護転職求人数6,000件超え
- 年間利用者80万人超
- 離職率や人間関係など求人に関わるネガティブ情報もわかる
求人数 ※2022年7月時点 | 6,240件 |
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非公開求人数 ※2022年7月時点 | 非公開 |
対応エリア | 全国 |
レバウェル介護が介護転職において4番目におすすめの理由は、離職率や人間関係などのネガティブな情報もわかる点です。
公式サイトに離職率やネガティブ情報に関する記載があり、1番転職の時に気になるネガティブ情報が分かります。
求人数は6,000件を超える程度で、他のサイトに比べて比較的少ないですが、年間利用者は80万人を超えています。
対応エリアも全国で、幅広い転職に対応しています。条件交渉や面接の日程調整、転職のお悩み相談など人生全体をサポートしてくれる点も特徴です。
未経験や無資格な人でも対応可能で、幅広いネットワークから条件に合った求人を紹介してくれます。
\離職率を教えてくれる介護転職サイト/
カイゴジョブエージェント
- 介護転職の求人数が公開されていない
- 専任のエージェントがサポート
- 介護福祉士、初任者研修、実務者研修(ホームヘルパー1級・2級)専門の転職サポートサービス
求人数 ※2022年7月時点 | 非公開 |
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非公開求人数 ※2022年7月時点 | 非公開 |
対応エリア | 非公開 |
カイゴジョブエージェントが介護転職において5番目におすすめの理由は、介護福祉士、初任者研修、実務者研修(ホームヘルパー1級・2級)専門の転職サポートサービスである点です。
求人数が非公開求人数は公開されていませんが、介護に特化した求人をマッチングしてくれます。
無料転職サポートに登録することで、求人を紹介してくれる転職エージェントです。
介護転職は施設の方針や雰囲気など公開されていない情報が重要になることもありますが、カイゴジョブエージェントは介護職員専門でマッチングを行うサービスなので、個人の働き方に合わせて求人を紹介してくれます。
登録から入職まで全て無料でサポートを受けられるので、介護福祉士、初任者研修、実務者研修(ホームヘルパー1級・2級)に該当する方は登録する価値があるエージェントだと言えます。
\介護福祉士・初任者研修・実務者研修専門の転職エージェント/
介護士からの転職におすすめのサイト5選
介護士からの転職におすすめのサイトは上記5つのサイトです。
総合転職エージェントが基本で、求人数が多く転職先を探しやすくなっています。サポートも充実していて、他のサイトも使いやすいです。
ただ、求人数やサイトの方針が異なるので、詳細に比較しないといけません。介護士からの転職におすすめのサイトをそれぞれチェックしていきましょう。
doda
- 介護転職求人数が5万件以上
- 幅広い業界を扱っているので、広い知見が得られる
- スカウトサービスやパートナーエージェントサービスが充実
求人数 ※2022年7月時点 | 5万8,779件 |
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非公開求人数 ※2022年7月時点 | 非公開 |
対応エリア | 全国 |
dodaが介護士からの転職において1番おすすめの理由は求人数の多さです。求人数は6万件に迫っており、非公開求人も多数取り扱っています。
また、介護業界だけでなく幅広い業界を取り扱っているので、視野を広げたい場合に有効です。介護業界中心で転職を考えている方でも、他の業界に興味を持つ可能性はあります。
dodaはいろんな業界の転職実績があるので、幅広く対応してくれる点が魅力です。対応エリアは全国で、勤務地も比較的自由に選べます。
スカウトサービスやパートナーエージェントサービスが充実していて、登録するだけでスカウトが受けられる可能性もあります。
業界に特化したエージェントも多数いるので、求人数の多さを重視する方やエージェントの質を重視する方におすすめです。
\求人数豊富な転職エージェント/
リクルートエージェント
- 介護転職求人数2万7,000件超え
- リクルートが運営している
- 全国の勤務地から選べる
求人数 ※2022年7月時点 | 2万7,355件 |
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非公開求人数 ※2022年7月時点 | 非公開 |
対応エリア | 全国 |
リクルートエージェントが介護転職において2番目におすすめの理由は求人数の多さと大手グループである点です。
求人数は2万7,000件超えで、就職・転職業界の大手リクルートが運営しているサービスで、信頼性があります。対応エリアは全国で、幅広い勤務地から選べる点も特徴です。
担当エージェントがサポートしてくれるので、面接対策や退職時のサポート、交渉等も安心です。
非公開求人もあるので、幅広く転職先を探したい方はリクルート・エージェントに登録するのがおすすめです。
\リクルートが運営する大手転職エージェント/
RECRUIT DIRECT SCOUT
- 介護転職求人数7,000件弱
- 介護業界の中でも、ハイクラス転職の特化している
- 登録後はスカウトを待つだけのシステム
求人数 ※2022年7月時点 | 6,972件 |
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非公開求人数 ※2022年7月時点 | 非公開 |
対応エリア | 全国 |
RECRUIT DIRECT SCOUTが介護転職において3番目におすすめの理由は、ハイクラス転職に特化している点です。
介護転職求人数は7,000件に満たないですが、ハイクラス転職を専門的に探している方にはおすすめのサービスとなっています。登録後はスカウトを待つだけなのが長所です。
RECRUIT DIRECT SCOUTには年収800万円〜2,000万円の案件が多数掲載されています。
介護業界の中でも、高年収の仕事が掲載されているので、ハイクラス転職を希望する方はRECRUIT DIRECT SCOUTに登録するのがおすすめです。
\スカウトを待つだけの転職エージェント/
パソナキャリア
- 介護求人数300件超え
- 年収800万円以上のハイクラス転職に特化
- ハイクラス転職に特化したコンサルタントが提案してくれる
求人数 ※2022年7月時点 | 386件 |
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非公開求人数 ※2022年7月時点 | 非公開 |
対応エリア | 全国 |
パソナキャリアが介護転職において4番目におすすめの理由は、年収800万円以上のハイクラス転職に特化している点です。
パソナキャリアは介護求人数が他のサイトよりも比較的少ないですが、年収800万円以上の案件に特化しているので、高年収の転職先が見つかりやすいです。
対応エリアは全国で、勤務地も比較的自由に選べます。セミナーや相談会も実施しており、ハイクラスに特化した転職ノウハウを聞けるので、年収にこだわりたい方はパソナキャリアに登録するのがおすすめです。
\ハイクラス転職に特化した転職エージェント/
ビズリーチ
- 介護転職求人数54件
- ビズリーチ経由で転職が決まった場合は謝礼がある
- ヘッドハンター検索が可能
求人数 ※2022年7月時点 | 54件 |
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非公開求人数 ※2022年7月時点 | 非公開 |
対応エリア | 全国 |
ビズリーチが介護転職において5番目におすすめの理由は、ビズリーチ経由で転職が決まった際に謝礼がある点です。
介護求人数は少なめですが、ヘッドハンター検索ができたり、謝礼がもらえる点にメリットがあります。
特に、ビズリーチ経由で仕事が決まった際の謝礼は大きく、アンケート回答をすることで獲得できます。
また、スカウト機能があるので、登録するだけで転職先が決まる可能性もあります。
スカウトは企業から直接届く場合とヘッドハンターから直接届く場合があり、市場価値を判断するのに役立ちます。
無料プランと有料プランがあり、有料プランにすると全てのスカウトの閲覧や返信が可能となります。
\ヘッドハンター検索ができる求人サイト/
介護士転職エージェントのメリット8選
介護士転職エージェントには、8つのメリットがあります。転職に慣れていない介護士には、役立つことばかりです。
① 履歴書・職務経歴書の書き方アドバイスをしてくれる
介護士転職エージェントを利用すれば、履歴書・職務経歴書の書き方をアドバイザーが教えてくれます。
履歴書・職務経歴書は、あなたをアピールする大切な書類で、面接官の印象を左右します。
しかし、
・転職回数が多くて書きづらい
・どこまで細かく書くべき?
・アルバイトについて書くべき?
など、書き方の悩みはつきません。
しかし、介護士転職エージェントなら、どのように自分の経験やスキルをアピールすればよいのか、具体的なアドバイスをしてくれます。
魅力的な履歴書・職務経歴書ができるため、転職のチャンスが広がります。
② 面接対策をしてくれる
アドバイザーが、面接での話し方や態度、質問への答え方などを教えてくれます。
面接は、採用・不採用が決まる重要な試験です。社会人になると、礼儀やマナーを教わる機会は少なくなるため、自己流で面接にのぞむ人も多いのが現実。
そのため、きちんとアドバイスを受けて面接にのぞめば、それだけで差別化できます。
面接対策をしてくれるのは、介護士転職エージェントのメリットと言えるでしょう。
③ 非公開求人の紹介をしてくれる
介護士転職エージェントは、非公開求人をあつかっていることが多いです。非公開求人とは、一般には公開されていない、特別な求人情報です。
資格や経歴、熱意など、一般の求職者と比較して優れた人材と判断されたときに、非公開求人を紹介してくれます。
求められるものは高くなりますが、給与や福利厚生などが充実していることがあります。
介護士転職エージェントを利用しなければ、非公開求人は紹介してもらえません。
④ 年収アップの交渉をしてくれる
介護士転職エージェントは、あなたに代わって年収などの条件交渉をしてくれます。
「面接のときにお金の話をするのは気が引ける」という人も多いのではないでしょうか。しかし、本音では「今よりもっと給料を上げてほしい」と思っているはず。
第三者であるアドバイザーがあいだに入り、あなたの強みをアピールしてくれます。自分で交渉するよりも、よい条件で働ける可能性があるのです。
⑤ スケジュール管理をしてくれる
転職活動は時間がかかるものです。しかし、介護士転職エージェントを利用すれば、面接の日程調整や書類の準備など、転職活動に必要なスケジュール管理をしてくれます。
1人での転職活動が不安な人には、メリットがあると言えるでしょう。
⑥ アドバイザーの業界知識が豊富
アドバイザーは、介護業界についての深い転職知識を持っています。そのため、業界の動向や求められるスキルなど、重要な情報が提供できるのです。
転職するときは「一生懸命がんばります」だけではなく、施設・事業所にどう貢献できるのかが重要です。
また、求職者の人柄や価値観から、適切な転職先を紹介してくれるのもメリットです。
アドバイザーは、介護業界における転職知識があるため、求職者の強い味方になります。
⑦ 個別サポートがあるので安心
介護士転職エージェントは、一人ひとりに合わせたサポートを提供します。転職するときに気になることは、人それぞれ違うからです。
・収入
・休日
・通勤時間
・残業の有無
など、転職先に求めることはバラバラ。1人ひとりの悩みをアドバイザーが個別に聞いてくれるのは、求職者にとって大きな安心となります。
⑧ 長期的なサポートで早期離職を防げる
転職が決まってからも、仕事を継続できるようアドバイザーがサポートしてくれます。
転職者がすぐに辞めた場合、施設や事業所から受け取った報酬を、返金する契約をしていることがあるからです。
確実に転職エージェントが報酬を受け取るには、一定期間、転職者は働かねばなりません。
転職後のサポートは、転職エージェント、求職者どちらにとってもメリットがあるのです。
介護士転職エージェントのデメリット4選
介護士転職エージェントには、デメリットも存在します。4つのデメリットを解説します。
① アドバイザーとの相性が悪い
アドバイザーは、プロの仲介人として紹介してくれます。しかし、人間であるため、アドバイザーと求職者の相性は存在します。
「自分に合わない」と感じたら、担当を変えてもらうのがよいでしょう。言い出しにくいなら、他の介護士転職エージェントの利用をおすすめします。
相性が悪いまま転職活動をすすめても、上手くコミュニケーションがとれません。結果、転職失敗の可能性が高くなってしまうでしょう。
② 紹介までに時間がかかることがある
介護士転職エージェントを使うと、ときには時間がかかります。あなたの希望とマッチする施設・事業所が、すぐに見つかるとは限らないからです。
すぐに転職したいなら、もどかしく感じるかもしれません。しかし、あせって転職すると後悔することがあります。
気持ちにゆとりを持つことが大切です。
③ 連絡が多いことがある
介護士転職エージェントからの連絡が多いと、人によっては負担に感じることがあります。
それだけ紹介できる企業が多くあるということです。しかし、自分のペースを守りたいと感じるなら、きちんとアドバイザーに伝えましょう。
連絡してよい曜日や時間を指定すれば問題ありません。もしくは、連絡をメールでお願いするのもおすすめです。
④ 地方に対応していないことがある
施設・事業所自体が少ない地域の求人は少なくなります。都道府県単位で、対応していない介護士転職エージェントもあるため、事前にネットで確認しておきましょう。
介護士転職エージェントを利用するときは、メリットとデメリットをよく理解して、うまく活用することが大切です。
自分に合う方法で転職を進めれば、よい仕事に出会うチャンスが広がります。
転職エージェントと転職サイトの違い
転職を考えるときに、転職エージェントと転職サイトはとても役立つツールです。
ただし、違いは呼び名だけではありません。
転職エージェントはアドバイザーと仕事を探す
転職エージェントは、転職を考えている人のために、個別にサポートする会社です。あなたが面接の準備をするときや履歴書を書くとき、一緒に手伝ってくれます。
また、あなたに合った仕事を提案してくれるため、自分で探すより、よい仕事に出会える可能性が高くなります。
転職エージェントは、コミュニケーションをとりながら、転職活動をサポートしてくれるのです。
転職サイトは自分で仕事を探す
転職サイトは、インターネット上で仕事を探せるサービスです。たくさんの求人情報があり、自分で条件を入力して、気になる仕事を探せます。
よって、自分でいろいろな仕事を見たいときに便利です。ただし、転職サイトは応募~入社まで自分で対応しなければなりません。
違いは個別サポートの有無
転職エージェントと転職サイトの一番の違いは、個別サポートの有無です。転職エージェントは、あなたのために1人のアドバイザーがついて、転職活動を手伝ってくれます。
一方、転職サイトは、自分で求人を探し、自分で応募するシステムです。
個人的なアドバイスやサポートがほしい人は転職エージェントを、自分でいろいろ探してみたい人は転職サイトを使うと良いでしょう。
転職エージェントが収益を上げる仕組みを知り正しく転職する
転職エージェントが、お金を稼ぐ仕組みを知りましょう。決してボランティアではありません。
人材を紹介した企業から、手数料をもらうことで利益を得ています。
転職エージェントは「人と仕事をつなげるプロ」であり、アドバイザーは、転職を仲介することで評価される営業マンです。
中には、強引に転職をすすめてくるアドバイザーもいるようです。
すぐに転職をすすめてくる場合は、あなたのことを考えてのことか、成果(お金)をあげたいのか、冷静に判断しましょう。
介護士転職エージェントを利用する流れ
初めて介護士転職エージェントを利用するときは、不安を感じるものです。利用するときの一連の流れを具体的に解説します。
申し込み
まずは、介護士転職エージェントのサイトや電話・メールなどから登録を行います。
自分の名前や年齢、転職希望の業種などの情報を登録し、アドバイザーからの連絡を待ちます。
カウンセリング
登録後、アドバイザーから連絡がきたら要望を伝えてください。
カウンセリングでは、自分がどんな仕事を探しているのか、どんな条件で働きたいのかなどを伝えます。
来社の必要はなく、オンラインや電話で対応する介護士転職エージェントが多いです。
求人紹介
アドバイザーが、カウンセリングの結果をもとに、あなたの希望に合う求人を選んで紹介してくれます。
求人内容が希望条件と一致しているかを確認し、応募先を決めます。
応募・面接
応募の電話や面接の日程調整はアドバイザーがしてくれます。求職者は何もする必要がないため、気楽に応募できます。
内定・入職
内定が出たら、入社するかどうかを決めましょう。内定を受け入れる場合は、その旨をアドバイザーに伝え、入社の手続きを進めます。
介護士転職エージェントを利用すると、1人よりもスムーズに、そして効率的に転職活動を進められます。
どこの介護士転職エージェントでも、大きな流れは変わりません。1度利用すればすぐに慣れるため、安心してください。
初めて利用する人向け|介護士転職エージェントのチェックするポイント4選
転職エージェントによって特徴は違いますが、必ずチェックしておきたいポイントがあります。
気をつけるべきことを4つ解説します。
① 求人数を比較する
エージェントが持っている求人の数を比較します。多ければ多いほど、自分に合った仕事を見つけやすいと言えます。
ただし、数だけでなく、求人の質や自分が求める条件に合っているかどうかも重要です。
② 対応資格・経験を比較する
介護の仕事にはさまざまな資格があります。あなたが持つ資格や経験に対応した求人をあつかっているか、確認しましょう。
また、未経験の人でも利用可能かチェックしてください。
③ サポート内容を確認する
介護士転職エージェントによって、サービス内容が違う場合があります。
例えば、
・履歴書の書き方
・面接の練習
・キャリアアドバイス
など、あなたに必要なサポートがあるか確認しましょう。事前に調べておけば、アドバイザーとのトラブルを防げます。
④ 評判や口コミを調べる
介護士転職エージェントの評判や口コミを調べてみましょう。インターネットやSNSなどで、他の人がどのように感じているか知ることができます。
よい評判が多い転職エージェントは、信頼できる可能性が高いです。以上の点に注意して、介護士転職エージェントを選ぶと良いでしょう。
いずれもネットで確認できることばかりです。あなたに最適な介護士転職エージェントを見つけてください。
介護士転職エージェントのアドバイザーに確認すること6選
利用する介護士転職エージェントが決まったら、アドバイザーとコミュニケーションをとることになります。
トラブルを防ぐためにも、以下の6つを伝えてください。
① 自分の希望を伝える
自分がどんな仕事を探しているのか、どんな条件で働きたいのかを具体的に伝えましょう。
はっきり希望を伝えなければ、アドバイザーもどんな企業を紹介すべきか分かりません。アドバイザー任せにせず、細かなことまで伝えるのがポイント。
もし、紹介先が見つからなければ、あとからこだわりを減らせばよいだけです。まずは、自分の希望をしっかりと伝えましょう。
② サポート内容を確認する
アドバイザーがどんなサポートをしてくれるか聞いてみましょう。具体的なサービスを相手に直接聞くのです。
「サイトにはサポートしてくれると書いてあったのに、実際は存在しないサービスだった」というトラブルを防げます。
③ アドバイザーの経験を聞く
アドバイザーに、介護の仕事についてどれくらい知っているか、どのような経験があるかを確認しましょう。
例えば、アドバイザーとして経験年数が長ければ、安心できる目安になります。
経験豊富なアドバイザーだと、よりよいアドバイスをもらえる可能性が高くなると言えるでしょう。
④ 非公開求人を紹介可能か聞く
あらためて非公開求人を紹介してもらえるか確認しておきましょう。
すべての人が紹介されるものではありませんが、自分から聞けば熱意を伝えられます。必ず聞くようにしましょう。
⑤ 転職の成功事例を確認する
過去に転職が成功した人の例を聞いてみましょう。実際にどんな人がどのようにして良い仕事を見つけたのかを知れば、自分の転職に役立ちます。
具体的な成功事例を言えないのであれば、アドバイザーとしての経験は少ないと思った方がよいでしょう。
⑥ 料金や契約について聞く
介護士転職エージェントを利用する際の料金や契約の条件を確認しましょう。すべて無料で利用できる会社がほとんどですが、あとからお金を請求されると大変です。
隠れた費用がないか、どのような契約になるのかを事前に確認しましょう。アドバイザーに確認しておけば、安心して転職活動を進められます。
質問や疑問は迷わず聞いてみましょう。
介護士が転職で後悔しないための介護施設・事業所選びのポイント6選
介護士として転職を考えるとき、後悔しないためのポイントがあります。よい転職先を選べるようになりましょう。
① 仕事内容が自分に合っているか
まず、施設や事業所でどんな仕事をするのか確認しましょう。介護士の仕事は幅広く、職場によって仕事内容が大きく違います。
同じ高齢者介護だとしても、
・身体介護
・認知症介護
・生活支援
などがあります。自分がやりたい仕事ができる職場を選ぶことが大切です。
② 勤務条件が自分に合っているか
勤務時間や休日、給与などの条件も重要です。
特に、
・夜勤があるか
・残業はどれくらいか
・休日はしっかりあるか
など、自分のライフスタイルに合った条件を確認しましょう。転職してからの、勤務条件の変更はむずかしいです。
③ 職場の雰囲気がよいか
職場の雰囲気は大事なポイントです。可能であれば、実際に職場を訪れて、スタッフや利用者の様子を見るとよいでしょう。
介護士転職エージェントによっては、職場見学に同行してくれます。また、インターネットの口コミやアドバイザーの情報も参考になります。
④ 介護職員処遇改善加算を取っているか
介護職員処遇改善加算とは、介護職員の賃金改善を目的とした制度です。
事業者が都道府県に届け出して要件を満たせば、利用者に請求する介護報酬に上乗せして支払われる加算です。
加算にはI~Vの5つの区分があり、事業者は区分に応じた加算を取得できます。例えば加算Iは、1人当たり月額3万7,000円相当の加算です。
事業者は、加算相当額を介護職員の賃金改善にあてる必要があるため、介護職員の収入アップにつながるのです。
転職先を選ぶときは、加算を取得している事業所かどうかを確認しましょう。年収が変わります。
⑤ 研修やキャリアアップの機会があるか
研修や教育プログラムがあるか、将来的にキャリアアップのチャンスがあるかも重要なポイントです。
転職がゴールではありません。将来の目標と照らし合わせ、実現しやすい職場で働くことをおすすめします。
⑥ あなたとの価値観が一致するか
あなたの価値観や目指す介護の理念が、施設や事業所の方針と合っているか考えましょう。
あなたを理解してくれる職場を選べば、仕事に満足感を感じられます。おすすめは、施設や事業所のホームページを見ることです。
利用者と同じくらい職員を大切にしていることが伝わってくるなら、転職先の候補にしてよいでしょう。
ここまでのポイントを取り入れることで、介護士転職での後悔を防げます。
あなたにとって最適な職場を見つけるために、じっくり情報を集めて検討しましょう。
介護士転職エージェントを利用しなかったことによる転職失敗談
実際の転職失敗談を紹介します。介護士が転職するなら、転職エージェントの利用が必要だと分かるでしょう。
給与にひかれたが仕事内容の適性に対する考えが浅くてすぐに退職した
女性・介護職5年目・介護福祉士です。私は、グループホームに勤めていましたが、給料に不満があり、転職を決意しました。
また、介護施設の中で一番お金がたくさんもらえるのは、特別養護老人ホームということを知りました。
ハローワークで探して、迷わず転職。しかし、入職すると、グループホームとは比較にならないほどの介助量にがくぜんとしてしまったのです。
さらに、入職して2週間ほどで腰を痛めてしまい、働くのが難しくなりました。結局、休職してそのまま辞めることに…。
お金だけ考えて転職したのが間違いでした。最近、友人から「介護士転職エージェントで相談しながら決めた方が良いよ」とアドバイスをもらったので、今度は転職で失敗しないようにしたいと思います。
求人広告の情報だけを信じて転職したため雰囲気が悪くてすぐに退職した
男性・介護職4年目・介護福祉士です。介護福祉士資格を取得したため、心機一転、転職することにしました。
ネットで探すと、近所によさそうな施設があることが分かりました。とにかく収入を上げたかったので、給料が良くて残業代も出て、福利厚生もしっかりしている介護施設へ転職しました。
ところが、働き始めてすぐに感じたことは、職場の雰囲気が悪いということです。利用者に対する言葉づかいが悪く、虐待と疑われかねない行動も多く見られました。
また、上司と部下の関係性も悪く、まったくコミュニケーションがとれていません。現場で起きたことはすべて現場の責任という風習があり、どんどん人がやめていくようでした。
そのため残業も多く、疲れ切って仕事をするため、さらに職場の人間関係が悪くなるという負の連鎖です。やはり私もすぐに退職という選択をすることになりました。
あとから分かったことですが、介護士転職エージェントを使えば、口コミや職員の離職状況が分かり、職場見学などもできるため、利用すべきだったと後悔しています。
自己流で転職すると、後悔することは現実によくあることです。
プロのアドバイザーに相談できる介護士転職エージェントを利用して、失敗しないようにしましょう。
転職が有利になるおすすめの介護系資格6選
現場ではたらく介護職にはさまざまな資格があります。転職先から評価される介護系の資格を紹介します。
① 介護職員初任者研修
介護職員初任者研修は、介護業界で働くための基本的な知識と技術を学ぶ研修です。
介護技術、高齢者の理解、コミュニケーションスキルなどを網羅しており、初心者でも介護の基礎をしっかりと学べます。
修了すると、介護の現場で即戦力となる資格です。
② 介護福祉士実務者研修
介護福祉士実務者研修は、介護現場を経験した人向けの研修です。修了することが、介護福祉士を受験するための要件となっています。(他の方法もある)
高度な介護技術や専門知識を学び、より質の高いサービス提供が可能になります。実践的な研修がメインです。
③ 介護福祉士
介護福祉士は、日本で認定されている介護に関する国家資格です。
資格を取得することで、高齢者や障害者の日常生活の支援から心理的なケアまで、幅広い介護サービスを提供できるようになります。
受験資格を得るために、学校を卒業するか、実務経験を積んで受験要件を満たすパターンが多いです。
いずれにしても、試験の合格は必ず必要になります。介護のプロを公的に証明できる資格です。
④ ケアマネージャー(介護支援専門員)
ケアマネージャー(介護支援専門員)は、介護が必要な人々に対し、適切なサービスプランを作成し、支援を提供する専門職です。
利用者のニーズを評価し、介護サービスの調整や計画立案を行います。介護の専門知識に加え、コミュニケーション能力や調整能力が求められます。
資格取得には、介護福祉士を取得後、5年間の実務経験が必須です。資格取得後は、5年に1度の更新が必要となります。
⑤ 認知症介護実践者研修
認知症介護実践者研修は、認知症の方を支援するために受講する研修で、公的資格です。
認知症の方に対する、適切なコミュニケーション、日常生活の支援方法、安全な介助方法などを学びます。
また、認知症の方が安心して暮らせる社会を作るために、地域との連携や、認知症の啓発活動についても学びます。
認知症に対するケア能力を証明できる資格となります。
⑥認知症ケア専門士
認知症ケア専門士は、一般社団法人日本認知症ケア学会が認定する民間資格です。
認知症ケアに対する優れた学識と高度な技術、倫理観を備えた専門技術士を養成することを目的としています。
周りの介護職員に対して認知症ケアをアドバイスする立場にあります。資格取得後も、5年に1度の更新が必要なため、専門性の高い資格です。
未経験介護士のキャリアアップ方法と戦略
介護士の中には「キャリアを積んで高みを目指したい」と感じる人もいます。
例として、介護付き有料老人ホームで、未経験から施設長になるまでのロードマップを紹介します。
ステップ1:介護業界へ就職する
介護の仕事を始める場合、介護の入門資格である、介護職員初任者研修を受けましょう。
この研修を受けることで、基本的な介護技術や知識を身につけられます。資格を取得したら、介護施設へ就職します。
ステップ2:介護職としての経験を積む
介護付き有料老人ホームで実際に働きながら、高齢者の日常生活支援やレクリエーションの企画など、実務経験を積んでいきます。
ステップ3:資格を取得する
実務経験を積みながら、介護福祉士などの上位資格を目指しましょう。資格を取得することで、専門性が高まりキャリアアップの道が開けます。
ステップ4:リーダーや主任へ昇格する
数年、介護職として働いたら、リーダーや主任を目標にがんばりましょう。
ただし、昇格すると現場から離れることも多くなります。チーム管理やシフト作成など、マネジメント業務が多くなるでしょう。
ステップ5:さらなる資格の取得にはげむ
ケアマネージャーなどの資格を取得しても良いでしょう。
介護保険制度に詳しくなることで、広い視点から高齢者ケアやチーム運営を考えられるようになります。
ステップ6:管理者や施設長へ昇格する
長年にわたる経験と資格、リーダーシップ能力を持つことで、管理者・施設長への昇格が実現します。
施設のトップであるため責任は重くなりますが、その分、給料とやりがいも大きくなるでしょう。
コツコツと積み上げることで、未経験からでも施設長になれます。また、施設形態が違っても、キャリアアップ方法に大きな違いはありません。
転職を機会に、より高みを目指してみるのもよいでしょう。
ワークライフバランスを重視した介護士の転職エージェント活用法と転職先の選び方
ワークライフバランスとは、仕事とプライベート時間のバランスをうまく取ることを意味します。
介護士の転職を考えるとき、このバランスが重要です。
介護士転職エージェントを上手に活用して、自分の希望に合った仕事を見つけましょう。
家族を最優先にしたい人向け
家族との時間を大切にしたい場合は、残業が少なく休日をしっかりとれる職場を選ぶことが大切です。
介護士転職エージェントには、条件をはっきりと伝えて、ホワイトな職場を探してもらいましょう。
また、子育て中の方は、託児所があったり柔軟な勤務時間が選べたりする職場も、よい選択肢となるでしょう。
仕事と家庭のバランスをとりたい人向け
仕事も家庭も大切にしたい場合は、自分のライフスタイルに合った勤務形態を選ぶことが重要です。
たとえば、パートタイムや時短勤務など、あなたの生活に合った働き方ができる職場を選びましょう。
介護士転職エージェントには、あなたのライフスタイルに合わせた求人を紹介してもらうことをおすすめします。
とにかく稼ぎたい人向け
給与を重視して仕事を探したい場合は、高給与の求人や、賞与・手当が充実している職場を選びましょう。
また、夜勤が多い職場は給与が高いことが多いですが、仕事とプライベートのバランスに影響することも考える必要があります。
介護士転職エージェントには、給与面での希望を明確に伝えておきましょう。
転職エージェントを利用するときは、あなたが大切にしている価値観をしっかりと伝えることで、希望に合った求人を紹介してもらえやすくなります。
子育て中の介護士が転職を考える際のポイント5選
子育てをしながら介護士として働くのは大変です。子育て中の介護士が、転職を考えるときに重要なポイントを解説します。
① 勤務時間とシフトの柔軟性
子育てをしながらはたらく場合、勤務時間が柔軟な職場を選ぶことが大事です。例えば、パートや時短勤務ができて、柔軟なシフト制ではたらける職場が理想的です。
入社してから、勤務形態の相談・変更ができるかを、事前に確認しておきましょう。
② 託児所の有無
職場内や近くに、託児所があるかどうかを確認しましょう。子育てと仕事の両立がしやすくなります。
急に子供が発熱したときでも安心です。最近では、企業内保育を取り入れている事業所も増えてきています。
③ 通勤時間
子育てをしていると、長い通勤時間は負担になりがちです。できるだけ自宅から近い職場を選ぶことで、通勤にかかる時間と労力を減らすことができます。
ただし、あまりに近すぎると、オンとオフの切り替えができない人もいるようです。心身の負担にならない距離感の施設を選びましょう。
④ 職場のサポート体制
子育てへの理解とサポートのある職場かどうかは大切です。あまりに忙しい職場だと、子育てをしている職員に対しての風当たりが強くなりがちです。
また、企業の風習も大きく関係します。面接のときに、子供の急な病気への対応なども確認しておくとよいでしょう。
⑤ 福利厚生と休暇制度
有給休暇や産前産後休暇、育児休暇など、子育てに必要な休暇が取りやすい職場を選ぶと良いです。
福利厚生が充実していれば、子育て中の生活も安心です。ポイントをふまえて転職先を選べば、子育て中の介護士でも仕事と家庭を両立しながら働けます。
自分のライフスタイルに合った職場を見つけることが、転職成功のかぎです。
介護士の転職は売り手市場
現在とこれからの介護士転職について分かりやすく解説します。
介護士は増え続けているが「まだまだ足りない」
出典:厚生労働省 介護職員数の推移
日本では、高齢者の数が増えているため、介護士の需要も増えています。高齢者が増えると、それにともなってサポートする介護士が必要だからです。
上記のデータからわかるように、平成12年度には、要介護(要支援)認定者が244万人だったのが、令和3年度には688万人になると予測されています。
介護士の需要は右肩上がりなのです。
出典:厚生労働省 介護人材の確保、介護現場の生産性向上の推進について
ちなみに、令和22年には約280万人の介護士が必要との試算が出ています。令和元年度から、プラス69万人ほど介護士を増やさなければならないのです。
ただし、少子高齢化はますます深刻になり、人口も減少すると言われている中で、介護職員を増やすのは極めて困難です。
そのため、これからも求職者に対して、求人が多い状況が続くと考えられます。転職市場では売り手市場と言えるでしょう。
介護士の転職時の年齢は気にしなくてよい
介護士は、若い人から高齢の人まで幅広い年代がはたらいています。さきほどのデータから分かるように、慢性的な人手不足が深刻化しているからです。
そのため、どんな年代の人にもチャンスがある、数少ない仕事と言えるでしょう。転職時の年齢をそれほど気にする必要はありません。
地域による求人状況に差がある
出典:厚生労働省 福祉・介護人材確保対策について
介護士の求人は、地域によって異なります。都市部では求人数が多く、給与水準も高いです。
一方、地方では求人数が少ない場合があります。しかし、地域によっては高齢者の割合が高いため、介護士が必要とされています。
あなたが住んでいる地域の、求人状況を確認しておきましょう。
介護士転職エージェントに関するよくある質問と回答
介護士転職エージェントを利用する際に、よくある質問とその回答をまとめました。
Q1: 転職エージェントのサービスは無料ですか?
回答: はい、ほとんどの転職エージェントのサービスは無料です。転職エージェントは、仕事を探している人ではなく、職員を募集している介護施設から料金をもらう仕組みになっています。
Q2: 転職エージェントはどのようにして良い求人を見つけてくれるのですか?
回答: 転職エージェントは、あなたの経験、資格、希望する条件などをもとに、適切な求人を探してくれます。また、非公開求人という、一般には公開されていない求人情報も紹介してくれることがあります。
Q3: 転職エージェントを使うとき、何か準備することはありますか?
回答: 履歴書や職務経歴書を準備しておくと良いでしょう。また、どんな仕事を探しているのか、どんな条件を希望しているのかを明確にしておくと、転職エージェントがあなたに合った求人を見つけやすくなります。
Q4: 転職エージェントを複数同時に利用しても大丈夫ですか?
回答: はい、大丈夫です。複数のエージェントを利用することで、さまざまな求人を比較検討できます。ただし、同じ求人に複数のエージェント経由で応募しないように注意しましょう。
Q5: 転職エージェントを通さずに直接応募するのとどちらが良いですか?
回答: どちらも一長一短があります。転職エージェントを利用すると、履歴書の添削や面接対策などのサポートを受けられます。
一方で、直接応募する場合は、自分で情報を集めて応募する必要があります。自分のスタイルに合わせて選ぶと良いでしょう。
介護士転職エージェントは、介護の仕事を探している人の強い味方です。疑問や不安があれば、気軽に相談してみましょう。
まとめ
介護士転職エージェントは、介護士と企業をつなげるプロです。転職を考える介護士が失敗しないよう、親身に相談に乗ってくれます。
そして、一人ひとりに適した転職先を紹介してくれます。非公開求人の紹介や条件交渉なども無料です。
転職サイトとは違ってアドバイザーがいるため、転職に失敗しにくいでしょう。介護士は、これからますます人手不足が予想される業界です。
売り手市場の傾向は、さらに高まると予測できます。また、いくつからでも、介護士業界は転職しやすいです。
介護士転職エージェントを使えば、年収アップやキャリアアップにつながる可能性が高くなります。
ぜひ、介護士転職エージェントを無料で利用して、あなたに最適な職場を見つけてください。